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いよいよ「空中タッチディスプレイ」が空想から現実に移行する

空中をタップして情報入力する時代がすぐそこに!

ニュースピックスの記事の感想です。

記事をぎゅっとまとめると

三菱電機が空中タップディスプレイの開発を猛スピードで進めている。
触らずにデータ入力できるテクノロジーの開発を加速させた。
原因はコロナ禍。
タッチディスプレイはいくら拭いても誰が触ったか分からないのでこの技術の価値が跳ね上がると想定。
たとえコロナが下火になっても技術自体が便利だから今後も幅広く使われる可能性が非常に高い。

前置きが長くなってしまいました。
では肝心のテクノロジーとは↓

三菱電機グループの中で主に設計・開発を担う三菱電機エンジニアリングでは、触れずに触(さわ)れる「空中タッチディスプレイ」を開発。

多岐にわたる製品・ソリューションを提供する三菱電機では、「空中タッチディスプレイ」技術に対し、工場内のFA機器を汚れた指でも操作可能としたり、エレベーターのボタンを空中で操作するなど、各種製品の操作インターフェース技術としてさまざまなソリューションへの連携と活用を期待しているという。

いつか映画で見た未来の世界観は、私たちの身の回りで現実になりつつある。

空中に映像を透過するのは難しい技術だとしても大分実用化に向けて動いているのは知っていました。

以前ディズニーでお馴染みオリエンタルランドが意欲的だというnoteを書いたこともあります。

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この記事で自分たち一般人が気になるのは実用的な使い方ですよね。

この技術でできることは大きく分けて2つ。

1.空中ディスプレイを認識できて情報取得できる
2.そのディスプレイに手を近づけてタップして操作できる

この2つです。
百歩譲って1つ目は分かります。
色々な以前から企業が参戦していて3D技術の代表的でかつ利用を広めたいアニメ漫画ドラマ映画的でよく見る近未来的なテクノロジーですよね。

記事では虚像を排除してはっきりとした映像を空中投影する技術の内訳を説明していますが、正直概要以上の技術の核心部分はあまり頭に入ってきませんw

分からないながらも分かる部分だけ抽出してみると、空中投影とは光を空中の固有の場所に当てるということ。
ですが光とは当然あちこち乱反射しているものです。その周りの余計な情報が虚像となって映像の濃さの邪魔になってしまう。
なのでその余計な光の影響(虚像)を薄くする必要があるけれども、大きなレンズであればあるほど空中映像の濃さを強くしやすいという物理的な問題がある。

…つまりこの理論だとより鮮明で明確な映像を投射するには装置が大きくなってしまうのは避けられないそうです。

でもすごい技術の進歩です。

誰でも見れば分かる変化

当然のことながら難儀しますね。

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2つ目のタッチできるとはどういうことなのか。

これがこの記事の面白いと思った部分です。
空中タッチディスプレイと呼称されています。

どうやら触覚の再現として超音波を利用するとの事。
簡単に言うと装置から普通の人には聞こえない超音波を発してそれを抵抗として機能させてあたかも触っているように感じさせて操作感を出すというものみたいです。
本当かいな?

イベント会場や銀行、デパートや図書館など公共施設で置いて試してみる算段みたいですね。


こうして見るとイベント会場や公共施設での利用のイメージが湧きますね。

空中でも触っている感覚があればその感覚で直感的に操作できそうです!

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中々完全に理解するのが難しい技術ではありますが、とても夢があり何より分かりやすい使い方の説明だったのでイメージしやすかったですね。

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ちょっと自分の感想も言ってみますか。

まずは…安全性ですかね。
たとえばいずれスマホやスマホ進化版の携帯端末などで空中投影できるようになるとします。

すると交通事故が起きるのではないでしょうか。
それはどういうことなのか。

今でも歩きスマホは危ないと言われていますが、地図アプリの利用などどうしても画面を見ながら歩く習慣が一定量あることは避けられません。
それが空中投影していたら車や障害物の接近に気づきづらくなる気がします。

そして事故が発生します。
新技術につきもののメリットに対するデメリットやリスクです。

もちろん自動車のAIなどのように障害物の危険を知らせるアラームなどは実装されるでしょう。
ですが人間が使う以上どうしてもケアレスミスやイージーミス、画面に夢中になった子供の不注意などによる事故は起きてしまうと思います。


日本人は外国と比べてメリットよりもリスクのデメリットを大きく取り上げがちです。
それが日本の技術を遅らせていて日本の発展の妨げになっているのは明らかなのですが、「じゃあ事故が起きたらアナタ責任取れるんですか!?」と言われたら相手を納得させるだけの言葉を紡ぎ出すのは難しいです。
相手は悲劇を持ち出して否定しかしないので頭ごなしですしね。

ミクロも大事です。大事な人がそのせいで死んだらやりきれないでしょう。
でもマクロも大事です。日本の多くの人がそれで救われているんですから。

例を挙げると原発は危ない。そのせいで福島の一部は今でも住めないし放射能は本当に危険。日本はなんて危ない国なんだ!という方がいます。

この原発のおかげで何十年も日本の電力が安定していてそのおかげで日本の発展に大きく寄与して一般人もそれを享受してきた事実に蓋をして原発の危険性のみを持ち上げる人がいるのも事実ですよね。

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話が少し逸れてしまいましたが、とにかく空中投影が一般人に浸透するとなんらかの問題や責任の所在など説明責任がのしかかってきます。
なので公共施設で一般人に浸透させてから「自分も個人で使ってみたい!」というSNSからの小さな波から大きな波への発展を目論んでいるのでしょう。

NFT?メタバース?よく分からない…から、だんだん浸透してきて使ってみると「こんなに便利なんだ!」「やってみると簡単なんだね!」と思わせるフェーズに移行させたいということですね。

PCやスマホが便利なことが分かると、分からない人にそれを説明する人やそういう職業も増えていきました。
そんなことがこの空中投影技術でも必ず起きるはずです。

だって絶対に便利ですから。

そしてこの技術で必ずゲームの発展イノベーションも加速します。
超音波による圧迫技術によりよりリアルなゲームを楽しめるようになるでしょう。
大きな筐体に入って格闘ゲームをして実際に攻撃が当たったら攻守共にその部分に衝撃が来るといったことも簡単に視野に入ります。
漫画やアニメでよくあるシーンですよね。

もちろん安全に配慮する必要があります。
ですが、どうしても事故やトラウマなどの原因になる可能性もあるので技術自体はあっても中々話が進みづらいのも事実です。

空中投影に夢中になりながら歩いていたら電柱にぶつかって指が折れたみたいな話もいっぱい出てきそうです。

ですがそういう色々なしがらみがあってもいずれ実現するでしょう。
世界がそういう流れになっています。
日本だけ乗り遅れて取り残されるわけにはいきません。

日本は大分消極的ですし、世論の反発もあるので難しいのですが、世代交代により受け入れ態勢が進んでいくのは確実でしょう。

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ネガティブな話をつらつら挙げつらってしまいましたが、何だかんだこういった新たなテクノロジーへの切り替わりのタイミングはワクワクしてしまいますね。
映像系は写真、テレビ、PC、スマホと大きくなったり小さくなって持ち運べたりしてきましたが、とうとう空中に投影するところまで見えてきました。

何十年も前にいつか出来ると想像してこの技術を見たかったけれど亡くなってしまった空想者も数多くいたんでしょうね。

まずは公共施設にこういった筐体が置かれるのか…今後が注目ですね。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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