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歴史、雑学、エロティシズム。

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民俗学、伝承、神話等を中心にエロい雑学やコネタを更新していきます。
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記事一覧

オジサマと骨董品

時を重ねて美しくなるものが好きだ。
私がおじさんとおじいさんを好きな気持ちと、骨董品が好きな気持ちは、同じ場所から来ている。

若い、新しいときはキレイで当たり前。
時の化粧を施したときに朽ちるか美しくなるかは作品次第、人格次第。

そういったところに強く惹かれる。

江戸と東京と普通の東京と普通以外の東京と

あたしは東京都中央区が好きなんじゃない、旧東京市日本橋区が好きなんだ。

何が好きかって?

普段は『いなたい』『昭和レトロ』を何よりも愛してるのに、旧日本橋区エリアではそれらが目に入らない。

現東京都中央区の北側エリア、つまり旧日本橋区エリアでは、江戸時代、明治、大正レベルの古いものが現役でたくさんある。

それでいて『古都』とか『格式』みたいな気取ったとっつきにくさのない、親しみやすさと品の

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ふしぎな島のふしぎな台詞

ふしぎな島のふしぎな台詞

世界名作劇場作品『ふしぎなの島のフローネ』の中で、フローネの兄フランツが、医師の父親にオーストラリアへの移住を告げられたとき、

「オーストリアの音楽学校に留学したかったのにオーストラリアか。一文字違いで大違いだ」

って言う内容の台詞があったけど、オーストリアとオーストラリアって、ドイツ語表記だと

Österreich(オーストリア)
Australien(オーストラリア)

だから実はそこま

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恋愛アレルギー 後編

別にさあ、特撮に

「大人も楽しめる人間関係の壮大なドラマ」

って要素が欲しいなら

「悪の組織の裏ボスが生き別れた実の親だった」

とか

「実の弟が悪の組織のスパイだった」

とか、色々あるじゃない?

なんでよりによって『恋愛』なのさ?

別にあたし、普通の恋愛ドラマとか昼ドラとか観ますよ。不倫とか身分違いの恋とかそういうの大好きですよ。

ただね、昼ドラって主婦が家事しながらでも内容を把

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恋愛アレルギー 前編

夜のおかずは官能小説がデフォのくせに、どうしてこんなにも『恋愛』という要素に対して身構えてしまう理由は何か?

たしかに

「恋愛は性欲を詩的表現したものである」

っていう意味では、官能小説を書く上で切っても切り離せない要素だとは本気で思っている。

だけど、大好きな漫画が実写になったときとか、仮面ライダーシリーズの最新作、とくに映画が発表されるときに真っ先に願うのは

「余計な恋愛しませんよう

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静の性

声を出さずにセックスするのが好きだ。

悦楽の内側に深く陶酔しているときは、外側の情報をできるだけ少なくしたい。

「今日は猛獣のように原始的に咆哮して楽しみたい!」

という時でない限り、面倒だから、早く終わらせたいからエッチな声でも聴かせておこう、みたいな短絡的な発想で声を出すことが女にはあるもので、台詞のバリエーションなんてないほうが却って喜ばれたりもするので、あん、だのすごい、だのきもちい

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『月刊RepTeen7月号』擬態嫌いの女子にオススメの人間観光スポット特集より抜粋

レプタリアン(爬虫類人)に人気の女性ファッション誌『RepTeen』より抜粋

以下本文

夏だ!人間界もレジャーや観光で盛り上がる時期ですね。

擬態は嫌い!だけど、人間界に遊びに行きたい!

そんな贅沢なお悩みのレプガールにオススメの観光スポットを本誌がドーンと紹介します☆

まずオススメなのはコミケ!

元々オタク業界は人外の存在に友好的な割に、その存在を見かけたところで

「見間違い」

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fetishな快楽

fetishな快楽

ヤン・ファーブルは

「体の中で最高にセクシーな部分」

として脳のオブジェを発表したけど、これって真理だよね。

折角繁殖目的以外でのセックスと、体の割に大きな脳を手に入れた生物に生まれたわけだから

「ツッコんで出したら終わり」

では到底満足しきれなくて、精神的な快楽に特化したプレイを求めたくなる人は今後も増えていくと思う。

fetishって言葉も元々は多神教、多神崇拝的な意味だったけど、

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巨○族の神殿

ネフィリム(巨人族)の遺跡の写真を眺めながら、抱きまくらを抱いて眠るオカルトマニアの女がいる。

女が毎晩空想するのはただ一つ。

「巨人族の男のアレってこの抱きまくらくらい大きいのかな?」

である。

巨人族は勿論好きだけど巨根好きも決して否定はしない、それがオカルトマニア女子というものだ 笑

そもそもオカルトや民俗学に傾倒する女というのは、所謂『リア充』の男が苦手で、そのわりにロマンと性欲

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亡者と鶴

きくち正太の短編か何かだったと思うんだけど

「春画がご禁制だった時代、それをあらわす隠語として『亡者絵』という言葉を使っていた」

「なぜ『亡者絵』って? 下の毛はモジャモジャだろ?(ニヤリ)」

的なシーン(うろ覚え)があったんだけどさ、その話がガチだったとしたら、その時代の絵師さんがタイムスリップして、VIOラインつるっつるのイマドキな女性を描いたらきっと『鶴絵』って名付けるんじゃないかしら

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