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名曲アルバム

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私の好きなアーティストの好きな歌の好きなところをだべる。隠れた名曲から言わずと知れた名曲まで。選曲もレビューも独断と偏見の個人的見解です。
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時間旅行のその先へ

時間旅行のその先へ

先日、親子イントロクイズ対決をしました。

親チームのお題は「DREAMS COME TRUE(ドリカム)」です。

様々なイントロが流れる中、答えながらジンときたのが、「時間旅行」でした。

アルバム「WONDER 3」の最後を飾る曲。

初期のドリカムには、激しさやスリルとは無縁の、すごく平和な、だからこその幸せを歌う隠れた名曲が多くあります。

「時間旅行」もそんな一曲です。

歌の中に描か

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旅立ちの日に

旅立ちの日に

先週の金曜日は、2番目長女の中学校卒業式でした。

コロナ休校で入学式中止から始まったこの学年。たくさんの行事で中止や縮小の憂き目に会ってきた。それゆえに、卒業式が以前の形にほぼ戻った形で行われてよかった。

答辞は、男子、女子、特別支援学級の3名の卒業生によるもので、内容が大変よかった。

全体的にとてもいい卒業式だった。

そんな式を締めくくる式歌合唱。

曲は今や卒業式の定番となった「旅立ち

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3月9日

3月9日

今日は3月9日。

レミオロメンの名曲・「3月9日」が心に沁みます。

3月は、春からの新しい生活を前に、別れがあったり、暮らしが変わる前の慌ただしさがあったり、春を迎えるソワソワした感じがあったり、だからこそ変わらずあるものに想いを馳せたりする時期。

そのなんとも言えない心の揺らぎを、そっと支えてくれるのが、「3月9日」なのではないでしょうか。

別れと出会い、環境の変化、新しい暮らし。

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涙なしには観られないMV

涙なしには観られないMV

昨日は「涙なしには聴けない曲」ということで、私個人的に該当する曲を2曲ご紹介しました。

今日は、それとは別に、曲だけでなくMVで泣かされる曲をご紹介しましょう。

FUNKY MONKEY BABYSの作品から。

ファンモンといえば、シングル盤のジャケット写真に著名人が正面アップで採用され、MVにも出演することで話題になるアーティスト。

「ちっぽけな勇気」では脇知弘さんが、夢と現実に揺れ動き

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涙なしには聴けない曲

歌は世に連れ、世は歌に連れ。

…なんて言いますが、歌の数だけ想いがあるとも言えますよね。

中には、人それぞれに“涙なしには聴けない曲”っていうのもあるんじゃないかと思うのです。

私にとっての“涙なしには聴けない曲”は2曲。

ひとつは、桑田佳祐の「白い恋人達」

この歌を聴くと、なぜか早逝した生徒のことを思い浮かべてしまって、聴いていてもカラオケで歌っていても最後のサビのところでウルウルして

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一番のラブソング

一番のラブソング

何書こうと思ってTwitterのトレンド見たら、「ラブソング」があった。

ラブソングって言ったら何が一番だろう?とボォーっと考えると、世代的にも「ラブストーリーは突然に」by小田和正かもしれない。キラキラしすぎず、語りすぎず、なんというか、聴く人の個人的な想いを差し挟む余白と、個人的な未来を繋げ得る余白があるように思うんだな。

最近の、ってわけでなく、ほとんどのラブソングって、歌い手の思い出に

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星になれたら

星になれたら

Mr.Childrenの初期の名曲に、「星になれたら」があります。

初めて聴いたのは高校生の頃で、その頃は漠然といい曲だと思い、この歌を歌って羽ばたく時が来ると夢想していました。

まだ、本当の意味で、この曲が似合う人生の転機は訪れていません。

夢の続きは捨てる気もないけど、そのために(比喩的な)この街=現状を出て行くことはできない。出て行く勇気がもてない。

このセリフ、一番言いたいセリフ。

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そう、僕は、羽根なき鳥

そう、僕は、羽根なき鳥

秋は天高しというけれど、地を這うような今の我が身にはなおさら高い。

そんな時は、この歌が沁みる。

歌い出しから殴られる。

これは、もう、そのまま僕だ。

追い越して行くたくさんの「あいつ」の目には、もう僕など映らない。

もう一度頑張る以前に、あまり頑張れていない。
自分の使命と自ら銘打つほどの夢に向かって、今まで何をどれほどできただろう。

それでも今を生きるしかない。

僕は羽根のない鳥

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僕が使える魔法

僕が使える魔法

軽妙なリズムに深い歌詞、それを紡ぐハイトーンな歌声。

これが、僕の「SEKAI NO OWARI」評だ

今回は、そんなSEKAI NO OWARIの作品の中から、アルバム「tree」に収録の「PLAY」を紹介しつつ、自らの苦悩をグチりたい。

始まったのはRPGのようである(ちなみに、シングルでもある「RPG」はこの曲の次に収録)。

ゲームを進めてたどり着いたイバラのダンジョンで、何か魔法が

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名もなき我が身も愛したい

名もなき我が身も愛したい

Mr.Children(ミスチル)の歌詞は、2番にこそ深みがある。

初期の名曲、「名もなき詩」もその一つ。

私は私自身を愛せていない。

言い換えれば、自己肯定感が低い。

それゆえか、「何者かになりたい」という欲も強い。

noteの連続投稿に挑むのも、

ハイパー児童館ぷれいすを夢想するのも、

自分自身の身チーム一つでは何者にもなれないという一種の焦りであることは否めない。

でも周りを

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青春とは、クルマとは

青春とは、クルマとは

「Runner」でスマッシュヒットを飛ばしたかと思えば、「リゾ・ラバ」でクズ男を軽快に歌い、「大きな玉ねぎの下で」で感涙を誘っておきながら、「45歳の地図」でバカ騒ぎ…

“ソニー三大イロモノバンド”の一角であることに恥じないフレ幅の大きい活躍を見せてきた爆風スランプ。

私が推す、爆風スランプの隠れた名曲は、「Runnner」のカップリング曲であるこちら。

「THE BLUE BUS BLUE

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本当の幸せは、静かに、等身大に

本当の幸せは、静かに、等身大に

数多くの名曲をリリースしているDREAMS COME TRUE、通称ドリカム。

私が、そのドリカムの楽曲の中で一番好きな曲は、実は無名のこちら。

「今度は虹を見に行こう」

1990年発売のアルバム「WONDER 3」に収録されています。

ドリカムのラブソングは、ドラマチックだったり、起承転結があったり、キュート全開だったりと様々なカラーがあるわけですが、この曲はストーリーのダイナミックな展

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