記事一覧
HIT! モアイ像と死体写真の芸術性
No.024
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
モアイ像とはチリ領イースター島にある、人面を模した石像彫刻です。島にはこのような像が887体あります。モアイの目的、用途に関しては「祭祀目的」という見解や、台座から人骨が多数発見されたことで「墓碑であった」という説などがあります。しかし未だに、誰が何の目的で作ったのか、定説はありません。
2012年、カルフォルニア大学の調査チーム
HIT! 杉田陽平(じゃぽにか)が語る、現代ミニ四駆の凄さとは?
No.023
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
杉田陽平くんは、主に東京で活動してる、関西出身の画家です。彼と僕は過去には喧嘩もしたけれど(※一方的に僕から挑発しただけですが)今では親しい間柄で、大阪で展覧会を開催した時などは何度も足を運んでくれました。それで、杉田くんは決まって、大きくて重たそうなボックスを持っていて、なにそれ?と聞くとミニ四駆が入っているわけです。関西でレース
HIT! アーティストとして生き残るには?(超能力篇)
No.020
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
スプーン曲げてなんぼのもんじゃい!
先日その筋に詳しい方に聞いた話では、基本的に「超能力」というのはすてべの人間が使うことができるらしい。勿論、空を自由に飛び回ったり、海を真っ二つに割って対岸まで歩いて渡るようなことはできないのだが、ここ一番!という重要な場面でちゃんと成功できる人と、みすみすチャンスを逃してしまう人の大きな差とい
HIT! 霊界からのお中元
No.019
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
ツイッターを初めて、かれこれ5年目になる。気軽に色んな人間と繋がることができるし、写真や動画機能も搭載しているので、あらゆる状況下においてリアルタイムに情報を発信することができる。しかし時にはその利便性が仇となり、冗談半分に投稿した内容がネット上に拡散されて炎上を起こすなど、昨今は大きな社会問題にまで発展している。
私は自他ともに
HIT! もはや社会現象?マッドマックス 怒りのデスロードについて
No.018
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
映画「マッドマックス」シリーズの4作目となる「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が全国で絶賛公開中だ。私はレンタルビデオで鑑賞した世代だけど、漫画「北斗の拳」の元にもなっており、腐敗と自由と暴力のまっただ中の世界観に魅了されたひとりである。
既に伝説的な名作ではあるが、本作は過去3作を凌駕するほどのレベルであり、一度ハマると何度
HIT! OSAKAとARTと激安スーパーの謎
No.017
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
現代美術のアートフェア『ART OSAKA 2015』が大阪で開催される。
本日7月3日(金)は招待者・プレス関係者のみの内覧会で、4日(土)5日(日)が一般公開。
公式HP→ http://www.artosaka.jp/
今回が13回目の開催となるそうだ。
13という数字は西洋的には忌み嫌われるが、本来は非常にパワーを秘めて
HIT! 映画『ロボコップ』とキリスト教
No.016
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
『ロボコップ特別編』をDVDでレンタルして観ました。
近未来のアメリカを舞台に、欲望と権力にまみれた、救いようのない人間の愚かさが描かれています。堪え難い暴力、暴力、暴力の連鎖...
僕が過去に観た「残酷な映画」の中でも、ワースト1に上げて良いかもしれない。とにかく全編に渡って強烈なバイオレンスシーンがある、そりゃもう見事なもの
HIT! 身体を売ってアートを続けるか?
No.015
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
かれこれ15年くらい、アルバイトをしながら絵を描いている。
バブって景気が良かった頃は何百万という作品をアラブや台湾のコレクターに売っていたが、そういう時期は長く続かない。最近は1万円で買えるアートを作ってネットで販売して食いつないでいた。こっそりやっていたが、所属先の画廊にバレて契約破棄された。今は警備員として週五くらいで働いて
HIT! ちょっとスリリングな大阪とアート
No.014
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
僕の生まれは大阪です。
4歳で滋賀に引っ越しましたが、心斎橋に母親の実家があり、休日は家族でよく泊まりにいった思い出があります。
さて大阪のディープスポットといえば、「新世界」「飛田新地」そして「あいりん地区(西成)」です。SHINGO☆西成というラッパーの出身地として、若い世代からも注目を集めています。
僕が17歳の
HIT! <芸術とはなにか?>NYが舞台の2つの映画
No.013
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
昔の「映画」には、芸術と娯楽が同居していました。
それがいつしか、娯楽映画、芸術映画、と分離するようになります。
夏はヒット狙いの娯楽映画、秋は賞狙いの芸術映画、というのがハリウッドのスタイルであると聞いたことがあります。そうやって時期に合わせて作り分けているのですね。
さて本項では、
『セックス・アンド・ザ・シティ』と『フロー
HIT! あの夏、いちばんヤバいアート
No.012
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
2012年、季節は夏。
僕は5年ほど住んだ東京を離れ、故郷滋賀に戻っていた。
最高気温が35℃以上の猛暑日が続き、大阪での個展の制作がまったく捗らないで苦しんでいた時期。アトリエの近所に大きなスーパーマーケットができた。
この地域の商店街も現在はシャッター通りと化し、馴染みのあった書店や食堂も立ち退きを強いられて次々に店を閉めて
HIT! コップのフチ子さん
No.011
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
<画像提供・アーティスト奥田真希>
大学で哲学を学んでいる知人がツイッターで異様に面白がっていたので、それなに?と尋ねると「コップのフチ子さんという、ガチャガチャで買えるフィギュアですよ」と教えてもらった。フチ子さんというOL風の女性キャラクターを、コップの縁などに添えて鑑賞を楽しむことのできるフィギュアだ。
試しに僕も購入し
HIT! ジェットコースターは究極の体験型アート!
No.010
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
日本初のコースター「ウェーブコースター」(宝塚新温泉・昭和27年)
なぜ人はジェットコースターに乗りたがるのか?精神分析学者ジークムント・フロイトは1920年、『快楽原則の彼岸』で「死の欲動」という語を用いました。それは人間の「死にたい」という気持ちに駆られる衝動を説明するための論文でした。「快楽が生」という考え方から「死の欲動
HIT! 谷原菜摘子と『残酷な神が支配する』
No.009
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
先日、京都のギャラリー16で、谷原菜摘子さんの個展を拝見しました。
谷原さんは『第7回 絹谷幸二賞』を受賞されて、現在注目を集めているアーティストです。画廊では直接ご本人から、色々と作品の話を伺うことができました。
「I hate everyone」
ベルベットに油彩 金属粉 スパンコール ライストーン スパンコール