西村 明展

写真家/1989/2015 キャノン写真新世紀佳作 東京で写真をやっています。 写真の…

西村 明展

写真家/1989/2015 キャノン写真新世紀佳作 東京で写真をやっています。 写真のことや考えたこと。日の目を見ることがなかったかもしれない写真達をここにあげながら、ほぼ毎日3年間やってみます。 nill2568chiba555@gmail.com ←お仕事のご依頼はこちらまで

記事一覧

こんな時代の世の中で

最近、インスタグラムをまた久々に始めた。 なぜこんなにも久々になってしまったかというと、 インスタグラムに対して、とういうか"インスタグラム的な世界"への世間の付…

西村 明展
4年前
9

一人の人生

今日家に帰ってから、昼間に行われた日大アメフト部の選手の記者会見を見て、 とても胸が痛い。そしてとんでもなく胸糞が悪い。 彼がやってしまったことは決して無くなる…

西村 明展
6年前
19

主従関係を超えて

毎日、放っておいても常に新しい情報と刺激に晒されている現代において、一つの出来事が世間を賑わせても次の日には次の話題がやってきて、一週間もすれば世間の関心は別の…

西村 明展
6年前
14

センスのあるひと

世の中にはセンスのある人と無い人がいる。 だいたいセンスってなんだよ、ってところがすごく曖昧だけど、そういう曖昧で定義づけできないけどあきらかに上手くやったり感…

西村 明展
6年前
16

無意味でいこう

いつも時間があれば街に出て写真を撮りに行く。 別に都市だけを撮っているわけではないけど、都内にいるあいだはやっぱり街中で写真を撮りにいく。 街を歩いていれば景色も…

西村 明展
6年前
8

感情のパターン化

スベリ込みで谷川俊太郎展にいってきた。 「谷川俊太郎」というと、大変失礼を承知の上で正直なことをいうと、今まだご存命でいらっしゃることに少なからず驚いてしまう。 …

西村 明展
6年前
18

毎日ちょこちょこ、35mmでいこう

最近は新潟に雪の写真を撮りに行ったり(ほんの一瞬しか降らなかったけど)、写真のプリントをしたり、キャンプ行ったりしていてずっと更新を怠っていた。 なんとなく書く…

西村 明展
6年前
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ご冥福をお祈りします

あれから7年の時もの時が経ったのかぁと思う。 反対にもう7年も経ったのかとも思う。 僕はあれから毎年3月11日には津波が来た瞬間の映像を見ることにしている。 いった…

西村 明展
6年前
3

生に形を与える技術

普段フツーに生きていて、生(せい)の根本に触れる機会はそうそうない。 あまりそれを意識しなくても生きていけるし、それは普段は隠されているものだから、目に入る機会…

西村 明展
6年前
8

生の芸術

大学の先輩である弓指寛治さんが「Oの慰霊」という作品で準グランプリを受賞したからということで、岡本太郎美術館でやっている岡本太郎現代芸術賞展を観に行っていってき…

西村 明展
6年前
12

ドキドキしていたいだけ

今日の16:30すぎ、息抜きの一服の為に四ツ谷のビルから外へ出た。 暖房が効き過ぎた室内にいたせいか、頭がボーっとしてて、その乾燥で喉も痛かった。 少しでも涼みたくて…

西村 明展
6年前
9

損得感情

損得勘定で動きたくない。 実際には損得勘定で動く場面というのは、普通に生活していれば日常的にあるもので、それはこの社会で生きている限りは仕方のないことかもしれな…

西村 明展
6年前
9

変わり続ける現実、変わらない写真

毎日更新とかいいながら、また3日もサボってしまった。 お酒のせいもあるかもしれないけど、ほとんど自分の性質の為の結果だと思います。 まあ、人間思ってることや言って…

西村 明展
6年前
6

型を続ける

最近はマルチになんでも活躍する人が珍しくない時代になってきた。 流行りの言葉で言えば「多動力」を如何なく発揮して、一つのことだけでなく各方面で自分の能力を発揮し…

西村 明展
6年前
13

ゆっくり休んで

平昌オリンピックが盛り上がって、連日日本のメダル獲得の歓喜がテレビで流れてきてけっこう興奮しています。 フィギュアスケートも金メダル銀メダルを日本が獲得して、ほ…

西村 明展
6年前
8

ニルちゃんの玄関

今日はめまいが止まらないのでうちの猫の写真でも。 黒猫のニルちゃんとキジトラのチバちゃん。 ニルヴァーナの「ニル」ちゃんと、ミッシェルガンエレファントの千葉さ…

西村 明展
6年前
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こんな時代の世の中で

こんな時代の世の中で

最近、インスタグラムをまた久々に始めた。

なぜこんなにも久々になってしまったかというと、
インスタグラムに対して、とういうか"インスタグラム的な世界"への世間の付き合い方にどうしても折り合いがつかなかったからだ。
でも今はもううまく付き合える気がする。

もはや、インスタグラムはビジネスや、自分をプロデュースしたり、見せたい「仮想自分」を見せるためのツールの一つとして社会の中に居場所を落ち着けた

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一人の人生

一人の人生

今日家に帰ってから、昼間に行われた日大アメフト部の選手の記者会見を見て、
とても胸が痛い。そしてとんでもなく胸糞が悪い。

彼がやってしまったことは決して無くなる訳じゃないし、事実やってしまったことは彼個人の責任になるのだけど、今回の一件がとても個人の責任だとは思えない。
後悔や自責の念を持ち続けてきたこの10日強の辛い心情の中、自分がしてしまったことのケジメをつけようと公の場に立った20歳の彼の

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主従関係を超えて

主従関係を超えて

毎日、放っておいても常に新しい情報と刺激に晒されている現代において、一つの出来事が世間を賑わせても次の日には次の話題がやってきて、一週間もすれば世間の関心は別の方向に動き出しているこの状況で、皆の関心に残り続ける出来事というのはかなり少ない。
次から次へと祭り事みたいにテレビの中やSNSのタイムラインを賑わしては、それこそ祭りの後みたいにいつの間にかキレイに沈静化されている。

あのKaoRiさん

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センスのあるひと

センスのあるひと

世の中にはセンスのある人と無い人がいる。
だいたいセンスってなんだよ、ってところがすごく曖昧だけど、そういう曖昧で定義づけできないけどあきらかに上手くやったり感度が高い類の人が存在する。

スポーツなどのフィジカルと身体感覚が重要な「センス」っていうのは、要するにボディバランスと、自分の身体を思い描いた通りに動かせる身体感覚とそれを再現する技術が優れているということだろう。
僕は野球をやっていたか

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無意味でいこう

無意味でいこう

いつも時間があれば街に出て写真を撮りに行く。
別に都市だけを撮っているわけではないけど、都内にいるあいだはやっぱり街中で写真を撮りにいく。
街を歩いていれば景色も向こうから勝手に現れてくるし、人もほっといても勝手にやってくるから必ず何か引っかかるものがある。

今日も新宿で昼過ぎからひたすら歩いて写真を撮っていた。
いつも気になる人がいれば声をかけて写真を撮らせてもらうが、今日気になっていながら声

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感情のパターン化

感情のパターン化

スベリ込みで谷川俊太郎展にいってきた。
「谷川俊太郎」というと、大変失礼を承知の上で正直なことをいうと、今まだご存命でいらっしゃることに少なからず驚いてしまう。
というのも小学校の頃から谷川さんの詩を国語の授業や道徳の時間など色んな場面で接してきたし、「『タニカワシュンタロウ』って妙に語呂がいいな。」と音楽の時間にポケーっと思ったこともよく覚えているし、合唱の時期になればあの「この気持ちはなんだろ

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毎日ちょこちょこ、35mmでいこう

毎日ちょこちょこ、35mmでいこう

最近は新潟に雪の写真を撮りに行ったり(ほんの一瞬しか降らなかったけど)、写真のプリントをしたり、キャンプ行ったりしていてずっと更新を怠っていた。
なんとなく書く気がしなかった、といえばそれまでで、一切キーボードを打つ気がしなかったし、それ以前に「何かを書く」をいう思考に全くならなかった。思考停止ともいっていいような状態で、ただ写真を撮っていただけで帰ってそれを見返すこともせずに毎日で過ぎていく。

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ご冥福をお祈りします

ご冥福をお祈りします

あれから7年の時もの時が経ったのかぁと思う。
反対にもう7年も経ったのかとも思う。

僕はあれから毎年3月11日には津波が来た瞬間の映像を見ることにしている。
いったいどれほどのことが起きたのか、毎年この日だけはその当時撮られた映像で改めて意識に確認させる為に。

あの出来事をきっかけに、色々なことが根底から覆された。
被害者ではない人々の意識や世界の見え方も変わったという人が少なくないと思う。

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生に形を与える技術

生に形を与える技術

普段フツーに生きていて、生(せい)の根本に触れる機会はそうそうない。
あまりそれを意識しなくても生きていけるし、それは普段は隠されているものだから、目に入る機会も少ない。
生の部分に直接触れるというのは、頭や言語では理解できないものが多すぎるし、あまりにも不条理なものだからそこに触れるのは、こちらもそれなりの覚悟を持っていないと中々辛い。
だから、日常の中にはそれはキレイに隠されて、整備されている

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生の芸術

生の芸術

大学の先輩である弓指寛治さんが「Oの慰霊」という作品で準グランプリを受賞したからということで、岡本太郎美術館でやっている岡本太郎現代芸術賞展を観に行っていってきた。

岡本太郎美術館があることは知っていたけど東京にきてからも一度も行ったことがなく、存在だけの場所だったけど、結論として今この時にほんとうに行ってよかった。

弓指寛治さんは、母親の自死をきっかけに、死者とその周りにいる残された人々

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ドキドキしていたいだけ

ドキドキしていたいだけ

今日の16:30すぎ、息抜きの一服の為に四ツ谷のビルから外へ出た。

暖房が効き過ぎた室内にいたせいか、頭がボーっとしてて、その乾燥で喉も痛かった。
少しでも涼みたくて、外の空気を吸おうとビルの出口を抜けたけど、外は想像以上にぬるかった。
暖房で火照った身体を冷ますにはもの足りない空気だったけど、
嫌な感じはしなかった。というより最高に気持ちのいい空気だった。
気持ちがいいというより懐かしい。

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損得感情

損得感情

損得勘定で動きたくない。
実際には損得勘定で動く場面というのは、普通に生活していれば日常的にあるもので、それはこの社会で生きている限りは仕方のないことかもしれない。

それでも、損得勘定では動きたくない。
周りを守る為の損得は大事なのかもしれないけど、自分の為の損得だったならばそれはできるだけ捨てたい。

実際には、僕もかなりの損得で動いている。
無意識的にも、意識的にもそういう選択をすることが日

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変わり続ける現実、変わらない写真

変わり続ける現実、変わらない写真

毎日更新とかいいながら、また3日もサボってしまった。
お酒のせいもあるかもしれないけど、ほとんど自分の性質の為の結果だと思います。
まあ、人間思ってることや言っていることなんてコロコロ変わってしまうものなので気にしないことにします。
「なるべく毎日」でただただ続けます。

今回は単純な写真の話。

写真はよく「時間を止める」と言われます。
その時そこに存在した時間や空間を、その瞬間のまま永遠にそこ

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型を続ける

型を続ける

最近はマルチになんでも活躍する人が珍しくない時代になってきた。
流行りの言葉で言えば「多動力」を如何なく発揮して、一つのことだけでなく各方面で自分の能力を発揮して、枝のように四方に才能を伸ばしていくような人がどんどん増えていっている。

今は「掛け算の時代」とはよく言われる。
一つのことをできる能力が100ある人より、50の能力を業界を超えて2つ持っていたほうが、その掛け合わせで他の人にはない

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ゆっくり休んで

ゆっくり休んで

平昌オリンピックが盛り上がって、連日日本のメダル獲得の歓喜がテレビで流れてきてけっこう興奮しています。

フィギュアスケートも金メダル銀メダルを日本が獲得して、ほんとうに嬉しくて誇らしい気持ちにさせてくれた。

今回のフィギュアスケート男子決勝のフリー演技は時間的にちょうどリアルタイムで見ることができたが、身体が震えた。
鳥肌が立ちすぎて寒いくらいだった。(実際に部屋もキンキンに冷えていた)

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ニルちゃんの玄関

ニルちゃんの玄関

今日はめまいが止まらないのでうちの猫の写真でも。

黒猫のニルちゃんとキジトラのチバちゃん。
ニルヴァーナの「ニル」ちゃんと、ミッシェルガンエレファントの千葉さんの「チバ」ちゃん。
ただ名前をつけるときに部屋で流れていた音楽でつけただけ。

ニルちゃんとは暮らし始めて10年になる。
うちの猫の中で一番先輩。一番頭が良くて、一番甘えん坊。

頭がよくてなんにでも関心を表すニルちゃんはよく

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