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「引きこもってくれてありがとう」元引きこもり店主より ~安心できる居場所 手作りおやつ工房とさか~

先週NHKスペシャルのドラマ「こもりびと」が放映され、昨夜も「引きこもり死」の特集がありました。

今日はこたつで読書(お母ちゃんのひざは大人気で、重たいです…(^_^;))。



数年前の自分の気持ちや、疎遠になったままの両親を思いながらページを繰ります。(「ひきこもり大学」ひきこもり大学出版チーム・編 潮出版社)

「クリスチャンの教え」にそった厳しい母の躾、精神的虐待や体罰、普段はやさしいけれど機嫌でいきなり怒る父、そして母の連日の体調不良や、妹と年の離れた弟がいることでいつも良い子でいるプレッシャーで甘えられなかった幼少期。
大学卒業後、両親の反対を押し切って入ったレストランでの修業はパワハラが日常。職を転々とし恋愛も色々、性暴力、中絶も経験しました。実家は頼れないと、すぐまた仕事を探し、日雇いもしながら休みなく働く。安心できる居場所なんて私にはどこにもなかった。

33年間休めず、必死に生きてきた

今の夫と出会い自分の苦しみや弱さをさらけ出せ、疲れ果てた心身を休めて、「引きこもる」ことでやっと振り返れた約30年のこれまでの人生。

引きこもりや不登校に関して、最近本当たくさん情報が発信されている。コロナ禍で仕事が減ったり人と会うのが難しくなり、自分が苦しい立場に遭って初めて「引きこもりの人の苦しみが少し分かるかも」という声も聞こえる。

引きこもりは決して、甘えや怠けじゃない。自己責任なんかじゃない。

人格否定、仲間はずれ、いっぱい傷ついて自分を守るために引きこもったんだと思います。引きこもるというアクションを起こして、今生きてくれている。

生きててくれてありがとう。本当にありがとう。

もし今とても苦しい気持ちでいるなら、どうやったらちょっと楽になれるかな、どうしたら心地良く一日過ごせるかな、ゆっくり、一緒に考えよう。大丈夫(^-^)ずっとこのままの状態が続くわけじゃない。

手作りおやつ工房とさか
横浜市港南区日野8-31-15
08052439954
oyatsukobo.tosaka@gmail.com

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