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やわらかな日本酒リテラシーを求めて…

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やわらか、というのは可変的というぐらいの意味でありまして。ハイ。あんまり説明せずに酒についてのよもやま話をトントンと。 思いついたら書くが吉、の精神でやってます。さあ今日も一杯飲… もっと読む
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「好き」の飽和点にいる君は不安でしょう。

「好き」の飽和点にいる君は不安でしょう。

(ふと以前自分が書いていたブログの内容を思い出し、なんか気になったので今日はそれを若干修正しつつ転載します。)

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「好き」の飽和点にいる君は不安でしょう。

この言葉は、大学の時に親しくなった教授の言葉です。この言葉には続きがあります。

「不安でいいんです。純度の高い『好き』はそれが好きだから好き、という以上の理屈に支えられてはいません。根

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またこの季節が巡りくる度に…あたごのまつ純米吟醸ささら・おりがらみ生酒

またこの季節が巡りくる度に…あたごのまつ純米吟醸ささら・おりがらみ生酒

どんな酒が飲みたい?

日本酒がはじまるシーズンは冬、その季節の到来とともにどんな酒を飲みたくなるだろうか?

もし人にそれを問われれば、僕はこんな酒を飲みたいと答える。
あたごのまつ、純米吟醸ささら・おりがらみ生酒。

なぜ、これを飲みたくなるのだろう。
その理由は単純だ。
この酒は思い出させてくれる。

酒は料理とともにあるべきものだということを。

このお酒のコンセプトは裏ラベルに書いてあり

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あまりもの、の、ぜいたく

あまりもの、の、ぜいたく

どうもこんばんは、りょーさけです。
今日は健康診断でした。血圧がギリギリ正常ライン。オンライン。大坂なおみ選手のバックハンドストロークな堂々たるキワキワショットでした。

その他特に一発アウトな結果が出なくてよかったなあと思っています。

あとはラーメン食って寝てました。ははは。
そして今は茶碗蒸しとポムパイヤソンもどきを目の前に発泡酒と日本酒を飲んでいます。

妻が寛容なことをいいことにいい気に

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「やっぱりこの味だねぇ!」と思ってもらうためにできること

「やっぱりこの味だねぇ!」と思ってもらうためにできること

どうもこんばんは、りょーさけです。

疲労がピークに達したため日本酒を飲むのも忘れて豚肉を食べてました。夕飯時です。いつもは酒の味を確かめるため若干ご飯のペースは遅めなのですが、今日は気がついたらテーブルの上のお料理がだいたいなくなってました。急なリクエストにもかかわらず肉を焼いてくれた妻に感謝です。今は若干食べすぎて苦しい…笑

いやあ、日本シリーズが熱い…。

日々お酒と接しているのですが、触

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てのひらに酒以上の酒をください。

てのひらに酒以上の酒をください。

どうもこんばんは、りょーさけです。

最近日本酒のよさをどうやったら多くの人に届けられるかを考えています。
その一つの答えが単純ではありますが昨日の投稿でした。

ああいう投稿がもっとできたらいいのですが、なにぶんオフィシャルではないので伝えられることに限度があります。
それでもこれからは少しずつ伝えていければと思っていますが。

今は本当にいろんな蔵元・蔵人さんたちがいます。
例えばですが、自分

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酒造りの不思議な感覚

酒造りの不思議な感覚

どうもこんばんは、胃が不調のりょーさけです。
本日休肝日です。

自分ルールで酒を飲んでない日は酒の感想を交えた記事は書かないことにしています。些細なところでもライブ感は大切だと思っています。幼稚なこだわりがどこかで思いがけないものを運んできてくれないかなあと願う、私のあまり多くないゲン担ぎのうちの一つです。

(ということは酒の味について多少なりとも触れている日は多少なりとも飲んでいるわけです。

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酒に望むもの、スポーツに望むもの。~寳劔秋あがりを飲みながら(後編)~

酒に望むもの、スポーツに望むもの。~寳劔秋あがりを飲みながら(後編)~

どうもこんばんは、りょーさけです。
眠りの重さが尋常じゃなくなってきました。休みの日になると食べてる時以外眠気がとんでもない激烈な形で襲ってきます。

質もまた深し。一回の眠りで3つくらいの短編夢を見るようになってきた…。

夢があまりに多いと一部が現実と混じって何が本当の情報なのかが分かりづらくなってきます。
何年もあってない知人に夢で会うと、それでちょっと満足する自分がいます。
こうやって寂し

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その表現はなんのために、誰のために?~最近の振り返り回~

その表現はなんのために、誰のために?~最近の振り返り回~

どうもこんばんは、りょーさけです。

今日は若干短めになるかと思います。というのもどうにも眠気がひどい!投げっぱなしになっている(つまり前編だけ投稿している状態になっている)記事を回収しようとしていたのですが、それはまた明日かなあ。明日はお休みなのでいけそうな気がしています。

ということでここ最近の記事をさらっと振り返りつつ、最近の自分の興味関心などを述べてゆきます。

最近は話題が割と雑多です

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そこでは誰もが凡庸ではなかった。少なくとも誰もが、普通ではなかった。~モダン仙禽・亀の尾を飲みながら~(中編)

そこでは誰もが凡庸ではなかった。少なくとも誰もが、普通ではなかった。~モダン仙禽・亀の尾を飲みながら~(中編)

どうもこんばんは、りょーさけです。

ついに我が家にも厚い掛け布団が登場しました。押入れの中から。
とってもあたたかいです。これにニトリの「ずり落ちがしにくい布団カバー」をかけた布団を二段重ねにすれば…夢のあたたか寝床の完成であります!

今日仕事から帰ってきたら毛布も出ていた!ありがたきは家族の存在ですね。明日も仕事頑張れそうだなあ。

…ということで、大学時代の批評の講義とモダン仙禽・亀の尾の

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酒に望むもの、スポーツに望むもの。〜寶劍秋あがりを飲みながら〜(前編)

酒に望むもの、スポーツに望むもの。〜寶劍秋あがりを飲みながら〜(前編)

どうもこんばんは、りょーさけです。

職場でもプライベートでも不思議と多くの人からからかわれます。不思議です。どこへ行ってもなぜか立ち位置が変わりません。ここ10年位の謎です。いや、もっとか。

人は所属するコミュニティによって、対面する相手によって自分自身の質を変えると何かの本で読んだのですが、僕はあまり変わってないのかもしれません。

今日はこのお酒を飲みながら行きます。寳劔純米吟醸秋あがり。

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そこでは誰もが凡庸ではなかった。少なくとも誰もが、普通ではなかった。~モダン仙禽・亀の尾を飲みながら~(前編)

そこでは誰もが凡庸ではなかった。少なくとも誰もが、普通ではなかった。~モダン仙禽・亀の尾を飲みながら~(前編)

どうもこんばんは、りょーさけです。

日に日に眠りが深くなっております。深すぎて迷惑なくらいです。起きにくいデス。危うく遅刻しそうになりますです…。
あと、久しぶりの布団が重いですね。年々体が不自由になっていくのを感じます。元気なお年寄りって本当にすごいんだなあ。

とまあ老いと寒さを感じつつ、ちょっとあたたかくて若い(?)話をひとつ。
最近ちょいちょい昔の話をしています。あ、自分のです。で、よく

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君は何を買うのだろう 僕は何を選ぶのだろう 寺田本家五人娘&香取(後編ってことで)

君は何を買うのだろう 僕は何を選ぶのだろう 寺田本家五人娘&香取(後編ってことで)

楽しい時間は想像以上に早く過ぎます。

昨日は飲み友のお宅へ伺って、家族どうして飲んだり食べたりしてました。

楽しかった。後何回あんなことがあるだろうか。あんな時間を共有してくれる人と会えるだろうか。

出会ってからまだ飲んだ回数なんて多くなくて、家族同士も二回目だけれど毎回心地よい時間を過ごさせていただいてます。

僕はそういうところでかわされるお酒の話が大好きです。
正しいかどうかは二の次の

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日本酒日本酒日本酒、と熱

日本酒日本酒日本酒、と熱

どうもこんばんは、りょーさけです。

本日はとある日本酒に関する資格試験が行われたそうです。
で、私もそれを去年受けました。

結果を言えば受かってる気がしないけど、受かってた。とても嬉しかった。
今思えば資格ははじまりでしかないのだけれど、しかしなんとも嬉しいものです。

自分の中には「こんなので公的に認められても…」という思いと「誰かに認めてほしい!」という一見相反した思いが同居しているようで

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なぜだかワインを飲む理由。

なぜだかワインを飲む理由。

自分がなんの理由もなく衝動的に行ったと確信していた行動が、少しあとになって完璧にその時必要だったからそうなったのだと理解される事が増えた。

こどものころはそんな振り返りなんてする必要がなかったからなかったのか。それとも自分が鈍感だったのか。

どちらなのか、どちらでもないのかはわからない。

一つ確かなことがあって、僕は今日帰宅して夕飯を食べて後ワインが飲みたくなった。確かに、なった。
すでに惰

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