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君が手にするはずだった黄金について
忙しい、いや、忙しくもないんだけど、久しぶりになかなか前に進めずにもがいている。
こんな時に限って予約本の順番が回ってくる。
あれ?この本あと50人くらい待ってたはずなんだけど、蔵書増やしたのかな。ここで借りないと順番飛ばされる。
焦っても仕方ないし、ちょっと停止して読み始めた。短編集で、隙間に読むのにはちょうどよかった。
著者自身が主人公のフィクションともノンフィクションとも取れる話なんだけど
言葉のズレと共感幻想
レビューを読んで興味を持ち、図書館で予約していたのがようやく回ってきた。
始まりから具体と抽象の話が出てきて、「あれ?この話どこかで…」と思ったら、佐渡島さんの対談相手は、夫が買って本棚に置いてあった本"具体と抽象"の著者だった。
私は心理士として相手の心の奥深くに耳を傾ける仕事をしているので、とにかく具体だ。
具体の話をしないと、素の感情的な部分に迫れない。
以前読んだ信田さよ子さんの"言葉を
ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
からの流れでハマータウンの野郎どもを読んだのが1年前くらい、そして先日いつもチェックする本屋のちくま文庫のコーナーでこの本を見つけた。
ハマータウンの野郎どもで描かれた若者世代が、紛れもない"おじさん"世代となり、英国のEU離脱に揺れる様子を、彼らの魅力を引き出しながら描くノンフィクションエッセイ。
時にハハッと笑っちゃいながらも、現在の英国の社会保障シ
言葉はいのちを救えるか
サンドイッチマンの番組「病院ラジオ」で、次女を出産した近所の病院の回が放映された。夫が録画してくれたので視聴した。職場の機械で手を切断した方、余命宣告を受けているがん患者さん、交通事故の後脳梗塞を発症された方など、比較的若い方々とその家族の語りは、サンドイッチマンの柔らかく温かい笑いとともに、心に残った。
その数日後に、毎年恒例夏の終わりの日テレ長時間番組の番宣で登場するジャニーズを横目で見なが