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音楽だったり、映画だったり。なんか思い付きで脳内から垂れ流しで書いていく。これはレビュ…

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音楽だったり、映画だったり。なんか思い付きで脳内から垂れ流しで書いていく。これはレビューや批評、考察ではない。感想文ってやつだ。深さなんてどこにもない。意味なんてどこにもない。いまはそんな感じ。

記事一覧

オアシス+ローゼズ、それって最高???それとも???

 さて、今回ここに記すものはリアム・ギャラガーとジョン・スクワイアが一緒に制作したアルバム。そう、オアシスとストーン・ローゼズの元メンバー2人によるアルバム。こ…

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13日前

君はロマネスク実験を知っているか?

 ある時期において、相対性理論というバンドの影響力はすさまじいもので、フォロワーバンドはもちろん、明らかに参考にしているバンドが至る場所に存在していた。直接的な…

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1か月前
9

THE SMILE『WALL OF EYES』で思ったあれこれ

 正直に言おう。このアルバムの良さが僕にはわからない。  というと、 “良くない”という否定的な意味合いにとられるかもしれない。厳密に言うなれば、良いのはわかる…

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1か月前
3

『関心領域』を観たわけです

 ネタバレなしで書こうにも、ほんと、フライヤーだの公式サイトだのに書かれている言葉がそのままなんで、そういう映画ですとしか言えず。正直、何を書いたらいいのかまっ…

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2か月前
9

記憶の着陸 ~SPIRAL LIFEと彼の30年~

 彼は30年前のことをどうにかして思い出そうとしていた。記憶というものは薄れていくもの。それは彼も十分にわかっている。しかし、ここまで薄れるとは想像もしていなかっ…

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2か月前
7

“何も知らないこと”の喜びを感じさせてくれた柴田聡子

柴田聡子『Your Favorite Things』  アルバムを聴き始めて、1曲目が進んでいる中で “これはとんでもないものを聴いている” という気持ちが湧き上がってきた。その気持…

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2か月前
8

謎多きGlass Beamsのグレートサイケデリア

 なんだ、このクセになる感じ。エキゾチックで、サイケデリックで脳内がゆっくりと溶けていくような感覚を覚えさせる。これはもう聴くドラッグなんじゃないか??(となる…

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2か月前
7

『ストップ・メイキング・センス』を観て、考えたり、思ったり。

 トーキング・ヘッズが1983年12月に行なったライヴを収めたライヴ映画。監督は後に『羊たちの沈黙』でアカデミー賞を受賞することになるジョナサン・デミ。映画の公開は19…

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2か月前
3

はじめてみます、noteってやつを

 この先、ここに綴られていくだろう言葉の束の数々は、日本という国にて生活を営むとある成人の戯言であるということ。私的感情という非常に客観性から遠い位置にあるもの…

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2か月前
8
オアシス+ローゼズ、それって最高???それとも???

オアシス+ローゼズ、それって最高???それとも???

 さて、今回ここに記すものはリアム・ギャラガーとジョン・スクワイアが一緒に制作したアルバム。そう、オアシスとストーン・ローゼズの元メンバー2人によるアルバム。これに興奮する者は確実に90年代の英国が生みだしたロックに魂を奪われているんじゃないか? で、 “レジェンド2人が一緒に!” なんて思う人はきっと今の時代に生きる若者のはず。

 えっ、誰が見てもレジェンドじゃん!

 いやいや。40代以上

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君はロマネスク実験を知っているか?

君はロマネスク実験を知っているか?

 ある時期において、相対性理論というバンドの影響力はすさまじいもので、フォロワーバンドはもちろん、明らかに参考にしているバンドが至る場所に存在していた。直接的な影響はないだろうものの、同じ枠組みで捉えられているようなバンドだっていた。それは相対性理論というバンドが演者、リスナーに与えた影響が途轍もないものだったということの証であろう。

 時は2024年。直接的にその影響を音にする、声にするバンド

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THE SMILE『WALL OF EYES』で思ったあれこれ

THE SMILE『WALL OF EYES』で思ったあれこれ

 正直に言おう。このアルバムの良さが僕にはわからない。

 というと、 “良くない”という否定的な意味合いにとられるかもしれない。厳密に言うなれば、良いのはわかる。確かに良い。本当に素晴らしい。ただ、何が良いのかがわからないのだ。そう、今の僕にはこの良さを言語化できないのだ。 “良い”という感覚でしかまだわからないのだ。
 
 このアルバムが発表されたその日。SNSなどでは絶賛の言葉で埋め尽くされ

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『関心領域』を観たわけです

『関心領域』を観たわけです

 ネタバレなしで書こうにも、ほんと、フライヤーだの公式サイトだのに書かれている言葉がそのままなんで、そういう映画ですとしか言えず。正直、何を書いたらいいのかまったくわからないし、何を話したらよいのかもわからない。じゃあ、どうレビューするのか?とりあえず、やってみますか。

 まずは監督のジョナサン・グレイザー。音楽ファンには

 なんかでお馴染みのはず。ほかにマッシブ・アタック、ブラー、リチャード

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記憶の着陸 ~SPIRAL LIFEと彼の30年~

記憶の着陸 ~SPIRAL LIFEと彼の30年~

 彼は30年前のことをどうにかして思い出そうとしていた。記憶というものは薄れていくもの。それは彼も十分にわかっている。しかし、ここまで薄れるとは想像もしていなかった。だからこそ、思い出そうとしていた。

 高校生であったことははっきりと覚えている。通っていたのが男子校であったことも覚えている。だが、どうだ。クラスメイトは誰だ? 担任は誰だ? 乗換駅はどこだ? まったくもって覚えちゃいない。それまで

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“何も知らないこと”の喜びを感じさせてくれた柴田聡子

“何も知らないこと”の喜びを感じさせてくれた柴田聡子

柴田聡子『Your Favorite Things』

 アルバムを聴き始めて、1曲目が進んでいる中で “これはとんでもないものを聴いている” という気持ちが湧き上がってきた。その気持ちは曲が進むたびに増幅されるのみで、アルバムを聴き終えた瞬間に ”とてつもない作品と僕はいま向き合っていたんだ” と思うばかりであった。聴いている環境が浴室にも関わらず。そう、音楽を聴く環境としては決して健全ではない

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謎多きGlass Beamsのグレートサイケデリア

謎多きGlass Beamsのグレートサイケデリア

 なんだ、このクセになる感じ。エキゾチックで、サイケデリックで脳内がゆっくりと溶けていくような感覚を覚えさせる。これはもう聴くドラッグなんじゃないか??(となると、やっぱりこれはサイケ?)。

 そんな音楽を奏でますのは、Glass Beamsなる3ピースバンド。ルックスも見ての通り、謎の多い感じ。マスクというか、顔を隠しているこの姿。より興味を惹かれますよね?

 2021年にEP『Mirage

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『ストップ・メイキング・センス』を観て、考えたり、思ったり。

『ストップ・メイキング・センス』を観て、考えたり、思ったり。

 トーキング・ヘッズが1983年12月に行なったライヴを収めたライヴ映画。監督は後に『羊たちの沈黙』でアカデミー賞を受賞することになるジョナサン・デミ。映画の公開は1984年。オリジナルネガの発見、4Kレストア。メンバーであるジェリー・ハリスンがサウンド面を監修。40年という時を経て、2024年にIMAXという巨大フォーマットでの上映。これだけで期待するしかない。期待以外の何物でもない作品。はたし

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はじめてみます、noteってやつを

はじめてみます、noteってやつを

 この先、ここに綴られていくだろう言葉の束の数々は、日本という国にて生活を営むとある成人の戯言であるということ。私的感情という非常に客観性から遠い位置にあるもので形成されるだろうということ。少ないボキャブラリーの中から無理矢理に組み立てられた、ちょっとしたことですぐに崩れてしまう基礎工事のなっていない建物のようなものになるということ。つまり、それは稚拙な文章で生み出されていくということ。それだけは

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