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日本女子大学創立記念式にて隈研吾先生の講演拝聴

日本女子大学創立記念式にて隈研吾先生の講演拝聴

1901年の4月20日は日本女子大学校(当時)が創立した日ということで、今年、123周年の創立記念式典が開催され、豊明幼稚園からトコロテンで大学、そして助手から教授で定年を迎えるまで、67年間、日本女子大に関係していた母の付き添いとして参加してきました。

会場は成瀬記念講堂という、1906年に建てられた建物。奥に見える「信念徹底」、「自発創生」、「共同奉仕」は建学の精神で、小さい時に母から伝えら

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角野隼斗リサイタルツアー2024 KEYS サントリーホールにも行ってきた

角野隼斗リサイタルツアー2024 KEYS サントリーホールにも行ってきた

今年の角野隼斗リサイタルツアーは、1月31日の仙台で始まり、各地を廻ってもはや終盤、昨日3月2日から東京はサントリーホールで4日連続の講演です。初日の仙台に続き、東京の初日にお友だちをお誘いして行ってきました。サムネイルはアンコールのきらきら星変奏曲を弾いているときのもの。

曲目はツアー全体で同じで、アンコールの最初の「ノクターン(夜明け)」も同じですが、きらきら星変奏曲が今回は変ロ短調でした。

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角野隼斗ピアノリサイタルツアー2024KEYS@仙台に行ってきた

角野隼斗ピアノリサイタルツアー2024KEYS@仙台に行ってきた

私の唯一の"推し活"である角野隼斗さんのコンサート、2024年もツアー最初が仙台の東京エレクトロンホール宮城で行われました。このツアーのテーマは"KEYS"で、鍵盤や調を意味すると同時に、聴きに来た方にとっての何かの"鍵"となれば、というメッセージ。以下、備忘録なので若干ネタバレとなりますので、これからのコンサーをと聴きに行かれる方は、聴いてから読まれることをお勧めします。(サムネイルはアンコール

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お墓参り2023

お墓参り2023

父の命日が11月2日なのに合わせて、3日の文化の日にお墓参りをしてきました。母が8月末の背骨の圧迫骨折の後の歩行のリハビリが十分でなかったので、父の縁の数名の方にご一緒いただきました。父も喜んでくれたと思います。

11月3日は年間通してもっとも晴れの確率が高い日だと聞いています。昨日もそんな好天に恵まれ、お参りの間、外で太陽を浴びていると軽く汗ばむくらいの陽気でした。

過日の佳子内親王殿下お成

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モントリオールに学会出張行ってきました

モントリオールに学会出張行ってきました

国際神経精神薬理学会CINP2023がモントリオールで開催され、初めて同地を訪れました。カナダのケベック州はフランス語圏で、デフォルトが「ボンジュール」のエリア。もちろんすぐに英語に切り替えて下さるのですが。サムネイル画像は会場となったフェアモントホテルからの眺め。

学会のこと来年のCINP2024が東京開催ということもあって、次期CINP会長の池田和隆先生が日本の先生方にお声がけして、今回の参

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週刊ダイヤモンド連載コラム:坂本龍一の追悼として

週刊ダイヤモンド連載コラム:坂本龍一の追悼として

ただいま大型連休合併号として発売されている週刊ダイヤモンドの連載コラム「大人のための最先端理科」に記事が掲載されていますので、ぜひ手にとってご覧ください。Kindle版等でも読めます。
今回は3月末にがんで亡くなられた坂本龍一を悼んで、がんの転移についてフォーカスしました。

土井善晴さんの本を読んだ

土井善晴さんの本を読んだ

コロナ禍の間に家庭で料理をするようになった方も多いと聞くが、自分の場合はむしろ減ったかもしれない。以前は自宅マンションのゲストルームに学生たちを呼んで手料理を振る舞うことが、実験の替わりかつ一種のリフレッシュだったのだけど。ゲストルームでの飲食が禁止されて現在に至る。

土井勝の息子の土井善晴さん(会ったことは無いのだが、なぜか「さん」を付けて呼びたい)はSNS上で発信力の高い料理家であることを知

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小手毬の咲く頃に

小手毬の咲く頃に

神経科学では「条件反射」のように、複数の異なる刺激を関連させる学習記憶のことを「連合記憶」と呼びますが、この季節に花を付けるバラ科の低木「小手毬(コデマリ)」は、私にとっては作家の「庄司薫」と結びついていました。中学生になって読んだ「薫くんシリーズ」の『白鳥の歌なんか聞こえない』の中に、薫くんのガールフレンド由美の女子大の先輩である小沢圭子のおじいさんの家に「小手毬の垣根」があると描かれていたので

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「病院ラジオ」東北大学病院編を視て泣いた

「病院ラジオ」東北大学病院編を視て泣いた

3月29日の放映が東北大学病院ロケということでNHKの番組「病院ラジオ」を初めて視聴しました。東北地方を代表するサンドウィッチマンさんが全国の病院を巡り、そこにラジオ局を開設し、さまざまな患者さんやご家族の方々が出演されて、生の声を伝えるという内容です。(サムネイル画像はNHKの見逃し配信サイトから拝借しました)

冒頭、小雨の降る中、仙台駅東口に降り立ったサンドウィッチマンさんがバスに乗り込んで

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機上で観た映画〜ワシントンDC(2023年3月)〜

機上で観た映画〜ワシントンDC(2023年3月)〜

機上で観た映画の備忘録として。東海岸直行便のフライトは長い……。WiFiが繋がらず、普通の仕事がしにくかった。まずは往路にて。

She Said(シー・セッド その名を暴け)
New York Timesの女性記者たちがハリウッドのプロデューサー、ハーベイ・ワインスタインの性暴力を告発するという内容。数名は実際の方が出演していた。#MeToo運動の話の書籍は読んだことがあった。

Sam & K

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春は山菜

春は山菜

清少納言は「春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」と記したけれど、韻だけ拝借するとすれば「春は山菜 やうやう地中よりいでし蕗の薹 少しエグみて パスタなどイタリアンにするもよし」。

山菜は蕗の薹の他にもたらの芽、こごみなどありますが、個人的に必ず春に食べたいレシピは「独活(うど)のバター炒め」。外で食べられるメニューではないので、自分で作ります。

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角野隼斗コンサート"Reimagine"@サントリーホール

角野隼斗コンサート"Reimagine"@サントリーホール

昨年は東京エレクトロンホール宮城(いわゆる宮城県民開館)と有楽町国際フォーラムに出向きましたが、今年も角野隼人さんのコンサートシリーズの1つを聴きに行きました。名目としては、施設に入居している母を連れ出すお楽しみのため。本当はシリーズ最初が仙台で、なんとしても行きたかったのですが、あいにく日程が合わず、今回は東京のサントリーホールのみ。(サムネイル画像は下記サイトより拝借しました)

今回のシリー

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教科書は脳の中にフォルダを作る           ── 大隅典子

教科書は脳の中にフォルダを作る           ── 大隅典子

大隅典子 東北大学大学院医学系研究科 教授

『カンデル神経科学 第2版』(原書第 6 版)の日本語版を制作するにあたり,今回も「神経発生」を扱うPart Ⅶ の監訳を担当させていただき,ありがたいと思っています。改めてこの Part を一通り読み直して,この研究分野の 8 年間における進展を振り返ることができ,楽しく監訳させていただきました。

 初版発行から現在に至るこの 8 年間に自分自身の

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