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タタッタなんとかってやつ
私の夫は文字が苦手らしい。
苦手というか、興味がないらしい。
歴史上の人物、有名な本の名前、ことわざとか、ちょっと昔からある様式についてのことばとか。
英単語もちょっとあやしい。中学から英語はあまりやってこなかったという。
「この本おもしろかったよ、読んでみる?」といっても読まない。
じゃあ見て読むのが好きでないなら、私が短編でも読み聞かせてみようかといって声を出して読んでいると、三分と経たな
共有したい人がいる。
夕方。
強い雨がざーっと降った。在宅ワークでパソコンの前に張り付いていた私は椅子から立ち上がり、窓辺に立った。
「雨粒が大きい」と思わず一人呟いた。
あまりにも粒が大きいので確かめてみたくなった。窓を開け外に手を差し出す。
案の定、手がびしょびしょになった。
私は夫にメッセージを送った。
「雨すごいね」
再び机の前に戻り、行き詰まっていた仕事に手をつける。
「うーん」と唸って左手に額を乗せた。
気付いてほしいの。わかってほしいの。
二日前、プワン・・・と嫌な臭いが部屋の一部に漂った。
家の中を移動していると、どうも臭う箇所がある。鼻をスンスンさせ、うろうろ、ゆっくり歩く。「どこだ、においのもとはどこだ」
二日前は雨がしとしと降り続いていた。雨が降ると、いつもよりにおいがしやすいって夫が言っていたけど、どうやら本当らしい、と信じ始めていた。
「ねえ、これ何のにおい?なんかにおってる」と夫に聞くと、夫は
「え?わかんない。なに
夫と入浴することについて
私がお風呂に入っていると、頃合いを見計らって夫がお風呂に入ってきます。
お風呂の時間はわたしの大事な一人きりのプライベートな時間。
正直、来ないでほしい。
限られた空間と反響する音、こもる湯気と暖まる体、体の汚れやその日たまったモヤモヤも流して、開放的で、心地よくなっているときに、腹立たしいかな、夫が入り込んでくるのです。
「頃合いを見計らって」と書きましたが、それはつまり、わたしの機嫌が悪く
本当のことを教えてくれるお姉さん
私の学校には「真実のお姉さん」という人がいるという噂がある。その人は校舎三階の空き教室にいて、私たちがお父さんやお母さん、兄弟、先生達に聞けないことを答えてくれるという。しかも、親たちみたいにはぐらかしたりしないで、正直にありのままに答えてくれるらしい。
昨日、親友のマミが昼休みに「真実のお姉さん」の教室に行くと言った。私が「何を聞くの?」と尋ねたら「秘密。」と言われてしまった。私たちは親友
心が苦しいときには自分を程よく甘やかしたい
感じやすい人
世の中には、「これ。わたしのことだ」と思う人が沢山いるだろう。
わかりやすく言えば、目に見えないものが見えたり、感じたりできるひと。いわゆる霊感。
もしくは「明日晴れるな」とか「雨降るぞ」と気づく人。気圧とか、地球の動きを感じやすいのかもしれない。
あとは「この人なんか悲しんでいるな」とか、人の気持ちに敏感な人。共感する力が発達しているのかな。
ほかには「このタレント売れそう」とか