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京大教授が『たったの年収940万』は適正か? 〜今ある制度を『ぶっ壊して』、大学教授の新しい価値を創造する〜


(7/22)
参考資料(調査する動機となった記事)


(7/23)
調査前の推量
きっと今ある枠組みの中では妥当なんだろうと思う


まず
Hの
『京大教授の年収940万』事件の率直な感想として
政府が作る枠組み(国の予算から練り出した給与)の中では
そんなモノではないかな?
というぐらいでした

そこで
最初の問題提起をした記事
「2014年7月1日 高山佳奈子京大法学部教授、給与明細を公開
を読んで感想を言おうとしましたが
元記事が見つからない・・・

なんと
元記事のブログサイトのサービスが終了していた・・・

そこで
その記事に関連した事を書いている記事を探す

これらによると
額面は940万円程
手取りは670万程
らしい・・・

そして
これらの記事によると
この教授が伝えたかった事は

現在の国立大学教授の給与が高いか低いかは、国内・国際の競争の中で、人材を確保できる水準に照らして評価されなければならないと考える・・・

・・・現在のように教員の流出が続くと、東大・京大では60代前半の有力教授がいなくなってしまい、研究者として円熟期にある人々が後進を育成できなくなる。トップレベルの教授が私大に分散してしまった後は、最高水準の学生は国外に流出するのではないだろうか・・・

らしい

下の記事で
既にHが言いたかった事はホリエモンに言われてしまったが
多少意見が食い違う所があるので
続きます


(7/24)
関連記事を読んで率直に感じた事:
(有名)大学教授に1000万級の年収は必要なのか?


そもそも論として
大学研究は「お金」にならない事をしている

いや、語弊を招きそうな言い方をしたので言い換えると
大学研究員は「お金儲け」をゴール・目標に設定していない

大学研究員は、全く別のベクトルを達成する為に
仕事・成果を出している

その「仕事」・「成果」とは
今この世に存在している
「論理?理論?」と「研究の課題」を
紐解く事だ
「紐解く」とはどうゆう事?
紐解くという事は、ある研究課題が
AとBが関係するという場合
例えば
AとBが関係していない理由が4つあるとして
その4つ全部の証拠がAとBが関係していないという事を
実験・研究をする事によって証明する事
(なんか分かりづらいので後で編集します)
それらは「お金」には直接結びついておらず

研究者は、その「紐解き」が楽しいからやっている
とHは思っています(Hの場合はですよ?)

それ以外にも
高尚な考えを持っている研究者は
現在、研究している内容が「紐解かれる」と社会貢献に繋がるから
研究をしている人もいると思いますが

一番の理由は
研究が「好き」だからやっている研究者が
多くを占めていると
思っています

ただ
それだからといって
研究者の給与を減らしてもいい、低くてもいい
という訳では全くないです

研究が好きでは無いが
研究者の高い給与が好き
お金儲けに振り回されるのが嫌い
人(上司、部下)とのビジネスの関係が嫌い
みたいな超優秀な人が研究者になる場合もあるので
給与が高いに越した事は無いのです

(なんかまだ調子が乗らなくて、文章が上手く書けない・・・)

とにかく
教授=1000万級の年収にしないといけない
という問題ではない
とHは思っています

給与だけに拘るなら、ビジネスに行けば一発で解決じゃないかな?
と思います


(7/25)
実際の大学教授の平均給与はどのくらい?年齢で変わる?性別で変わる?国公私立で変わる?(1)


元の資料は
厚生労働省の
「賃金構造基本統計調査」
に詳しく情報がのっていますが

それを見える化してくれたサイトを見つけました

上の記事をまとめると

<大学教授>
平均年齢:57.4歳
労働時間:160時間/月、7.4時間/日(土日休)
超過労働:1時間/月
月額給与:661,100円
年間賞与:2,881,700円
平均年収:10,814,900円
労働者数:5,829人

大概の職種での報告では
労働時間、超過労働は当てにならないと思いますが

まあ、ここでの報告では
一般社会人と同じぐらいの労働時間(7−8時間)で
平均60歳ぐらいの6000程の人が大学教授をやっていて
給与は平均1000万程

大学の規模が大きくなればなる程に給与が増え
年齢が上がれば上がる程に給与が増え
(男性のデータのみ)

上で訴えている
年収940万円程と合致しました

上の京大教授は
平均で年収1000万(男性データ)は全体的に少ない!
と言っていたんでしょうか?
それとも
京大は特別だから
年収1000万(男性データ)は少ない!もっと増やすべき!
と訴えていたんでしょうか?
それとも
自分は女性で
年収1000万達してないから男性と平等ではない!増やすべき!
という事でしょうか?

このデータを見るに
Hは妥当なように見えます
(平均1000万という事は
950万も920万も1050万も1020万も平均辺りという事なので)

実際の元記事が読めないので
京大教授の主張が
全く見当が付きませんが

(今日は比較的マシな事がかけた、風邪が治ってきてるっぽい)

(7/26)
実際の大学教授の平均給与はどのくらい?年齢で変わる?性別で変わる?国公私立で変わる?(2)


上にあるデータでは
男女別、国公私立に分ける割合が
定かではないので
新たなデータを使います

この
2013年のデータによると
国公私立合計、学長〜助手合計の
12ヶ月分の基本給与が下になります
(賞与は除く)

計: 559 万/年
男: 580 万/年 (データの75%のサンプル数)
女: 500 万/年 (データの25%のサンプル数)

上の給与の男女比を
教授の給与に当てはめると

教授 計: 664 万/年
教授 男: 688 万/年
教授 女: 593 万/年

このデータから見るに
性別によって
男性の教授の方が女性の教授より
90万以上、給与が多い事になります

そして
このデータからは
男性のサンプル数は75%
女性のサンプル数は25%
を占めている事が分かります
この事から
大学の教員数は
まだまだ男性が多いと
いう事になります

そして
国公私立別に調べてみると

教授 計: 664 万/年
教授 国: 568 万/年
教授 公: 629 万/年
教授 私: 685 万/年

これをまた
上で調べた男女比で当てはめてみると

教授 国 男: 588 万/年
教授 国 女: 507 万/年
教授 私 男: 710 万/年
教授 私 女: 612 万/年

確かに
男〜女別、国立〜私立で
給与が100〜200万ぐらい違ってきますね

京大教授の場合は
(上記の記事によると)
基本給が670万らしいので
あれ?私立の女性より貰えてる?
私立の男性ぐらい給与貰ってる?
という事になるので
日本の大学だけで言えば
給与面だけを考えると
本当に私立に流出するんだろうか?
と疑問に思ってしまいます

確かに
有名大学の教授じゃなければ
貰える研究費が同じぐらい
研究環境が同じぐらい
周りの共同研究具合
などなど

研究者として
働きやすさ
キャリアアップ度が似ているのだとしたら
私立に移った方がいいかな
と思います

次は
政府がどのように
大学の教員の給与を
決めているのか調べてみたいと思います

(7/27)
大学研究員の給与の決め方

資料集め


(7/28)
大学研究員の給与の決め方:給与表の読み方


上のサイト1サイト2が言うように

一般の企業とは異なり,大学教員の給料はガラス張りだ
誰でも,おおよその金額を簡単に知ることができる

つまり
大学研究員の
等級によって
研究員の給与が
自動的に決まってしまう
という事です

例えば
1級 教務職員
2級 助教又は助手
3級 講師
4級 准教授
5級 教授
6級 総長

それ以外にも給与は考慮されますが、
例えば1級xxx号の、「号」は
毎年少しずつ増えていくらしいです

そして
このガラス張りの給与表は
年々と変わっているのですが
どう変わっているのでしょうか?

それは上のサイトの労基法に沿って
変化している様です

そして、労基法を改定している所が
参議院で法案が出来(サイト

それが
人事院によって新しい法案を勧告している事を
突き止めました(サイト

なので
上の参議院で
どのような会議によって法案が出来
どのような会議によって法案の是非
が決まるかを調べれば
将来の研究員の給与が増えたり減ったりする事が
予測出来るようになります

でも参議院の会議の内容って
一般に公開しているんでしょうかね?

ちょっと調べて見ます

(よく見ると、情報の合ってないサイト等があり)
(後で修正しないと駄目ですね)
(取り敢えず、どんどん書きたい内容を書き続る事に)
(集中します)

(7/29)
親玉は参議院だった!?:給与表の法案の行方


法律が出来るまで

これによると
議員が発議して
会議をするらしいんですが
結局、議員の力が必要らしいです

もう少しで「毎日投稿」を忘れる所だった!
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言われそうな、大学研究員H

ここまで来ると
参議院では議員の人達が
どの様に労基法の法案を改定しているのか
何をしているのか全く分からないのですが

議員の人達は
「議会」・「審議」・「発議」
一体どうやって行っているんでしょうか???

大学研究員Hが所属する
「科学」という分野では
どう議論をしていくかを
簡単に説明すると

「Introduction」
過去の「科学」での成り立ち、骨組みを紹介
そして、その紹介した成り立ちで問題視する点を上げる
そして、どのような作法で解決して行くのか?を提案

「Method」
実際にその作法を詳しく解説
そしてその作法でどんな結果(数値)が出るのかを解説

「Results/Conclusion」
実際の結果、それを元に上の問題点の解決
新たな「科学」の成り立ちを紹介
新たな疑問点の紹介などなど

この3つの過程を経て
「科学の知識」が
どんどんと進歩して行きます

ですが
参議院で議員の人達が「発議」する場合
この過去の「成り立ち」、発議する根拠
みたいな物は提出するんでしょうか?
ちょっと調べているんですが、見つかりません
法案の草書みたいな物は出てくるんですが
その根拠となる情報が出てきません・・・

国会中継を実際に見ないと出て来ないんでしょうか?

例えば
今話題になっている『老後2000万円問題』

国会の議事録には
実際に話した内容が
上のリンクのように記録として残っていきますが

・・・引き続き問題になっております年金について、老後二千万円必要だという金融庁ワーキング・グループのこの報告書について・・・まず、金融庁、お見えをいただいております。理事会協議案件で、今日、理事会に資料提出をいただきましたが、前回確認をさせていただいた、ワーキング・グループに、年金について、とりわけ高齢御世帯で五・五万円、月額不足すると・・・    上の検索システムより
○政府参考人(佐藤則夫君) お答え申し上げます。
 金融審議会市場ワーキング・グループにおきまして、高齢夫婦無職世帯の実収入と家計支出の差が月五万五千円程度となっているとの説明、データの提供等は、第二十一回の同ワーキング・グループでの厚生労働省のプレゼンテーション以外では行われておりません。  上の検索システムより

上の発言より
資料を見つけましたが(下のリンク)
こういった資料は別のサイトに飛び飛びになっていて
相互リンクとかも全くありませんでした

やはり
こういった情報が飛び飛びになっていると
どの審議に使った資料は〇〇
と言われても
過去の審議をされた時に使った資料は
実際にあったとしても分かり辛く
しかも
議会で発言した内容を手動で調べながら
それに関連した資料を探さないといけないのは
とても面倒臭いものだな
と思いました

「科学」の常識では
全ての資料・情報が
(一応は)
1つの論文に纏められて
そこで、問題提起、解決手法、結果、次へ
の様に
1つで完結する物語の様になっています
いや、取り敢えず、物語が完結しなければ駄目なルールになっています

ですが
やはり
国会は
与党がいて
野党がいて
与党の中にも派閥があり
議会の議数によって
法案が
決まったり、決まらなかったり
世論や次の選挙の雰囲気によって
提出する情報に関係なく決まったりする
(とHは思っている)
んでしょうか?

そうだとしたら
資料・・・
あまり考えないほうがいい様に思います
それよりも
まず
どの人・政党・政党関係無しのグループ
がその法案の決定権に権力・権威を持っているかを
調べる必要がありそうです
例えばその議会の議長とか
それ関連の法案の決定権に力を持っている人

・・・段々と不透明な感じになってきたので
そろそろこの話も完結しそうですが
いくらか方向転換をしつつ
物語の終わりに向かっていきそうです

(7/30)
最後は表決:過半数以上なら法案の改定が決まる

結局は
衆議院、参議院の
議員の表決で決まるらしいです
という事は

過半数の議員数が在籍する与党
自民党・公明党が法案の決定権を握っている
という事でしょう

うーん
与党さん
どう研究者の働く環境を変えていってくれるんでしょうか?
良い方向にいってくれる事を願います!

(今回はかなり酷い内容なので、もっと情報を明日付け足します)

(7/31)
最後の最後に・・・、研究員の給与の改定について


今現在の大学教授の給与平均
1000万程
それで十分だと思いましたが

もうちょっと他の働く環境を変えて欲しいな
と思いました

例えば
研究者の職と副職が
例えば自分の自由時間の間
2束のわらじが出来る様にする
とか

2つ以上の補助金を貰える様にするとか
補助金の用途をもっと自由に出来るとか

もっと自由に
働ける様にして欲しいし

教授の数を決まった数にしないで
研究の業績に応じて雇える様に
研究職の改定法案を議員の人たちに
どんどん提出して欲しいです

(追記)いつ追記にするかは未定です

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