赤ちゃんの探索

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ノート

赤ちゃんの「からかい行動」とは?ー他者の予測を裏切る創造性

赤ちゃんが大人を「からかう」ことがあります。そしてそれは他者との相互作用を前提とした、創造的なパフォーマンスであると言えます。「からかい行動」とは何か。赤ちゃんの「からかい行動」はいったいどのように創造的なのかを書きます。

ある日ボールを渡そうとしたときのこと

最近、もうすぐ1歳になる娘が「どうぞ」とか「あった」とか簡単な言葉を話すようになりました。物を渡したり受け取ったりすることもできるよう

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赤ちゃんの活動をグルーヴさせる「片付け」の話

「いろいろと玩具をあたえても、集中して遊んでくれない」「ご飯を集中して食べてくれない」といった悩みを聞くことが多いです。

興味が拡散してしまうことはかならずしも悪いことではありません。ただ、赤ちゃんが何かに集中してくれると、大人は嬉しいものです。

赤ちゃんがうまく集中できない要因は、身の回りにいろんなおもちゃや気になるものが散らかっているからかもしれません。

片付けが活動をグルーヴさせる

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赤ちゃんにとって「造形」とは何か

0~2歳の子は「造形遊び」をあまりしません。粘土や絵の具を使うと部屋が汚れます。誤飲のリスクもあります。そのため、家で「造形遊び」をさせる人は少ないでしょう。では、赤ちゃんは造形ができないのか?というと、そうではないと思います。

赤ちゃんにとって造形とは「素材の変形プロセスを楽しむこと」です。たとえば、紙コップをかじること、雑誌のページをビリビリに破くこと、離乳食をテーブルに塗りたくることなどで

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ぼくたちが赤ちゃんに振り付けられるまで ー『子どもの身体を踊る』開催レポート

2019年3月24日(日)、『子どもの身体を踊る』と名付けたワークショップが開催されました。ひとまず体験したことをダーッと書いてみます。(公式レポートは主催のミミクリデザインさんが書いてくれるはず!)

このワークショップは、ミミクリデザインが主催する学習コミュニティ「Workshop Design Academia(以下:WDA)」の「研究会」として開催されました。WDAでは、対話、意味のイノベ

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この身体を真剣に生きている ー「子どもの身体を踊る」によせて

(Photo by 松見拓也)

2019年3月24日(日)、ぼくが心から楽しみにしていた企画『子どもの身体を踊る』が開催されます。0歳から大人まで50人近くの人たちと、ダンサーの砂連尾理(じゃれお・おさむ)さんをゲストに迎えたワークショップです。(*ありがたいことに満員御礼となりました!)

というわけで、この企画の参加者の方、あるいは参加できないけど興味を持っていただいている方に向けてnote

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cakesにて「意外と知らない赤ちゃんのきもち」連載しています!
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「子どもを映画の主人公に見立てる」ワークショップ原案

今日は、最近ぼくがやってみたいと考えているワークショップのアイデアを載せてみます。これは、赤ちゃん〜小学校低学年ぐらいのお子さんを育てる親御さんたちを対象にしたものです。

このワークショップのテーマは「子どもがもし映画の主人公だったら」というものです。

具体的なハンズオンとしては、「自分の子どもが映画の主人公なら、どんな職業で、どんな動機で行動するだろうか?どんな協力者がいて、どんなライバルが

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cakesにて「意外と知らない赤ちゃんのきもち」連載しています!
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子どもが苦手だった話

ぼくはかつて子どもが苦手でした。いまでは教育サービスを作ったり、赤ちゃんについて本を書いたりしていますが、高校生のころは「絶対に子ども子どもなんかと関わりたくない」と思っていました。今日はちょっと気分を変えて、自分の話を思い切り書いてみたいと思います。

もしかしたら、この文章を読む人のなかに、親や先生や保育士になった人でも「本音を言うと子どもが苦手だ」という人もいるかもしれません。

「親」「先

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赤ちゃんへの「注目」の使い方

赤ちゃんは大人が怒っているのに笑う。やってほしくないことをして叱っても、効いていない。でも、やめてほしい。どうすればよいのか。結論は「やってほしくないことに注目を与えない。そのかわり、当たり前にやっていることに注目する」ということです。

赤ちゃんの行動の目的

赤ちゃんのさまざまな行動の目的のひとつは、他人から注目をしてもらうことであると言えます。他者からの注目によって、自分の存在が受け入れられ

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不安をやわらげ力を与える「多感覚コミュニケーション」の話

心理的に不安を抱えている人に対して、目を見て、触れながら話をする「多感覚コミュニケーション」を積み重ねることで、相手に活力を与えることができる、という話を書きます。

たとえば「握手をしながら目を見て話す」といったように、複数の感覚を用いたコミュニケーションを「多感覚コミュニケーション」といいます。このような方法は、赤ちゃんや子どもと関わるときにとても役に立ちます。

ユマニチュードの思想と技法

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赤ちゃんが風船をもったら歩行が安定したという話

こんにちは、ワークショップデザイナーの臼井隆志です。今日は「風船を持つと赤ちゃんの歩きが安定する」という面白い研究をご紹介しながら、「ライトタッチコンタクト」という理学療法の考え方と、そこからに見える日常の運動サポートについて書いてみます。

1歳ごろにつかまり立ちをし、両手を離して歩きはじめる。赤ちゃんの成長を象徴するようなシーンです。しかし、なかなかつかまり立ちから二足歩行ができるようにならな

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