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何処へともなく旅にでる。美味しいものに感謝して。たくさんの子供の笑顔に癒される。のら猫…

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何処へともなく旅にでる。美味しいものに感謝して。たくさんの子供の笑顔に癒される。のら猫と飽きるまで遊んで Twitter とインスタのはざまで送る自由なtomoeの色々ばなし。

記事一覧

「モグラのように 鳥のように 月のように」

 会社にいるじぶんのことを はたと " モグラのようだ " と思う 決まった穴にサイズをうまく合わせ じょじょに なかなか心地よい気分になっていく 土の感触が 湿り具合が …

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5年前
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エジプトに暮らして のこと 2

 エジプトの地を初めて踏んだのは アレクサンドリア空港だった。聞くといまはもうなくなったらしい。砂漠のイメージがあった、もちろんカイロ空港からの道すがらは見事に…

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5年前
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エジプトに暮らして のこと 1

 そこに呼ばれる と聞くことがある。2012年わたしはエジプトの地を訪れた。きっかけはサイトで知り合った「この人は信用できる」と感じた男性に会いたい と決心した時だ。…

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5年前
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「報恩講」ほうおんこう

 檀家であるので、招待された両親の、あまり長くは公共の場に体調のためいられない父の代わりに同席をさせて頂いた。精進料理を頂く。特別に美味しかったのは「手をかけた…

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5年前
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連休の楽しみかたは好みでいいよね

 北陸新幹線で長野へと向かっている。そこにいる両親に会いたくて。「わたし今度の連休帰るわね」と電話をするとものすごく喜んでくれた。両親は傘寿を越えていて世間的に…

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5年前
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アンブレラ・スカイ

 パリでは毎年アンブレラ・スカイ・プロジェクトが行われる。もともとはポルトガルのアゲタが発祥であることをご存じの方も多いと思う。  パリの友人が「どう 素晴らし…

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5年前
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花のことばはあなたには聞こえますか?

春の訪れにはどんな時にも温まる気持ちとともに、目線がそれとなく花へと向く。不思議と言えば不思議な現象だ。 自然にあふれ 小さな野の花や、雪解けを待っていたかのよ…

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5年前
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戸隠の蕎麦

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5年前
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ハチミツ

ハチミツのおはなし。 最初は頂きものだったのです。鮮やかなブルーとピンクにラッピングされて、リボンをするするとほどいて おひさまのあたるベッドに置いたときの光は…

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5年前
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「モグラのように 鳥のように 月のように」

「モグラのように 鳥のように 月のように」

 会社にいるじぶんのことを はたと " モグラのようだ " と思う 決まった穴にサイズをうまく合わせ じょじょに なかなか心地よい気分になっていく 土の感触が 湿り具合が 保温具合が、そして少し野性味を感じる匂いもいい。実際のモグラの習性を知らずに書いているので モグラには「僕らかなり違いますけど」と言われそうだが、気分を言い表すとやはりモグラが一番ピッタリとくる。

 そのモグラはそんじょそこら

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エジプトに暮らして のこと 2

エジプトに暮らして のこと 2

 エジプトの地を初めて踏んだのは アレクサンドリア空港だった。聞くといまはもうなくなったらしい。砂漠のイメージがあった、もちろんカイロ空港からの道すがらは見事に砂漠だ。しかしアレクサンドリアは美しい海と共にある。「砂漠」「ピラミッド」「ミイラ」多くの人はエジプトという国になんとなく、漠然とそのイメージを持つはずだ。しかし、アレクサンドリアはまったく違う場所だった。

 3月だったので 灼熱にはまだ

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エジプトに暮らして のこと 1

エジプトに暮らして のこと 1

 そこに呼ばれる と聞くことがある。2012年わたしはエジプトの地を訪れた。きっかけはサイトで知り合った「この人は信用できる」と感じた男性に会いたい と決心した時だ。間もなく大した荷物も持たずに先ずはカイロへと飛んだ。ムスリムの習慣は実際に見てもいないし、そういうものを到底まだ知らない私の服装は"熱い国だし軽装でいいな"という安易なものだった。乗り継ぎ アレクサンドリアで出迎えた彼の家に向かう途中

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「報恩講」ほうおんこう

「報恩講」ほうおんこう

 檀家であるので、招待された両親の、あまり長くは公共の場に体調のためいられない父の代わりに同席をさせて頂いた。精進料理を頂く。特別に美味しかったのは「手をかけた味噌」の汁。酸味と甘味があり、じんわりとくる。いかに普段「添加物」に騙されているか、改めて思う。できるだけ自分で料理をするようにしていて、朝の食事と、昼のお弁当つくりに時間をかけたいので、早起きは苦ではなく、むしろ、一番大切にしているひとと

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連休の楽しみかたは好みでいいよね

連休の楽しみかたは好みでいいよね

 北陸新幹線で長野へと向かっている。そこにいる両親に会いたくて。「わたし今度の連休帰るわね」と電話をするとものすごく喜んでくれた。両親は傘寿を越えていて世間的には老年と言われる年齢かもしれない、がすこぶる若い!それは会話の快活さや、絶やさぬ笑顔、ご近所さんとはいつも長過ぎもなく、さりとてとってつけたような おあいそじゃないほんものの労りのやり取りをすることをよく見る。都会だから隣のひとには干渉はし

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アンブレラ・スカイ

アンブレラ・スカイ

 パリでは毎年アンブレラ・スカイ・プロジェクトが行われる。もともとはポルトガルのアゲタが発祥であることをご存じの方も多いと思う。

 パリの友人が「どう 素晴らしいでしょ!」とある早朝に送ってくれた写真。わぁきれい!わたしの目はすぐにくぎ付け「なんていう色たち!ひかりとのコラボレーション!」日本ではお目にかかることはないプロジェクト。何より この色彩感覚はヨーロッパ独特のものだ。

 京都とかで

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花のことばはあなたには聞こえますか?

花のことばはあなたには聞こえますか?

春の訪れにはどんな時にも温まる気持ちとともに、目線がそれとなく花へと向く。不思議と言えば不思議な現象だ。

自然にあふれ 小さな野の花や、雪解けを待っていたかのように咲きはじめる " 天然 " の花はまさに個性を持ち、ひとつひとつがお喋りをはじめる。

そんな自然の中で生まれたわたしの特技のひとつは「花とはなす」ことだ。

というよりも、ごく普通に聞こえてくる。挨拶はもちろん、「今日はわたしすごく

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ハチミツ

ハチミツのおはなし。

最初は頂きものだったのです。鮮やかなブルーとピンクにラッピングされて、リボンをするするとほどいて おひさまのあたるベッドに置いたときの光はまさにできたての琥珀のような透明感

「ハンガリー産アカシア」はヨーグルトに

「メキシコ産オレンジ」はフレンチトーストに

甘く芳醇な薫りだ

週末のわが家はそんな花のような 彩でさえも南国のパティオにいるような錯覚におちいる

こんな

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