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小芋の揚げたん【#夜更けのおつまみ】
関西の料理は名前が可愛い。なんでも最後に「たん」が付いて、語感が良いしゆるキャラっぽい。焼いたん、炊いたん、和えたん、揚げたん。調理方がそのまま名前に活かされるので、素材そのまんまの料理も立派な一品としてメニューに載る。
とりわけ私の心を掴んで離さないのは「小芋の揚げたん」。と言ってももう何年も食べていない。最後に食べたのは中学生の頃だっただろうか?
子どもの頃はよく外食に連れて行ってもらった
変わる変わるよ音楽性は変わる 〜ショパンを弾いていた少女が大塚愛経由でDesperadoに辿り着くまで〜
音楽が好きな人ならきっと、聴いた途端センチメンタルスイッチが入る曲ってあると思うんだけど、私にとってのそれはイーグルスの”Desperado”だ。
1973年の発売当時に相当売れた曲みたいなので、私にとっての、というよりは全世界共通のセンチメンタルスイッチと言えるかもしれない。まあ、みんながみんなセンチメンタルな気持ちで聴いているのかどうかはわからないけど、少なくとも私はめちゃくちゃ胸が熱くなる
はじめてのパスポート、はじめての原宿 〜中学生と証明写真〜
はじめてパスポートを申請したのは中学生の時だった。申請には顔写真が必要ということで、スーパーの証明写真機で撮影をすべく自転車を漕いで出掛けていった。近くのスーパーに行く時ほど自転車のペダルの漕ぎ心地が軽快なことってないと思うのだがなぜだろう。単純に近いからかな。走行時間10分足らず、なんとなくソワソワドギマギしながら風を切って走った。ドギマギしちゃうお年頃です。
確か証明写真機自体その時が初めて
食べ道楽 | 初恋と子ども時代とチョコレート
バレンタインデーって、恋する女の子のための一日らしい。そうやって人ごとみたいに思うくらいにはすっかり俗世と離れてしまった。もはや尼の域である。もしくは修道女である。私は特に“ゴッド"に自分の人生を捧げるつもりもないのに、気づけば修行の道を邁進していた。もしくは悟りを拓かんとしているのか?
しかしながら、こんな恋とはご無沙汰の私にも、甘酸っぱい思い出の一つや二つあるのだよ、ワトソン君。
小学校二
音楽と私|きらきら星
小学生だか中学生のとき、音楽高校でピアノのレッスンが受けられる企画があって、私はなんとなく興味があって参加した。当時の私は個人のピアノ教室で一番上手くて、大人も抜かしていつも発表会ではトリだった。もちろん毎日必死に練習して、厳しいレッスンにも堪え、相応の努力はしていたけど、それでもチヤホヤしてもらえるのは嬉しかったし、 言うなれば天狗になっていた。
音楽高校でのレッスン当日、小さなピアノ室には私