かずさ

何者でもない「ただの私」が日々思うことや、アウトプットしたいこと、などなど。 気まぐれ…

かずさ

何者でもない「ただの私」が日々思うことや、アウトプットしたいこと、などなど。 気まぐれにでも触れていただけたら嬉しいです。

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  • 社交的な人見知りの話。

  • 馨佳観察

    馨佳(けいか)という人にまつわる話。

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記事一覧

今日はしょんぼり日記~笑顔をつくりたい私バージョン~

自分との付き合いも30年を過ぎると、だいぶ思考回路が読めるようになってくるもんですね。 在職中のアルバイト先が自宅待機要請継続という状態のため、 つい先日、いや先…

かずさ
4年前
4

続けることについて~マイペースな私バージョン~

「毎日書く」ということを目標に掲げてnoteを始めて、 ちょっと生活のリズムが変わったタイミングで書けない日ができてしまい、 そうなると罪悪感のような、がっかりしたよ…

かずさ
4年前
7

自分フィルターの話~スポーツはやるより観る派の私バージョン~

野球が開幕。 小学校低学年の頃、古田さんファンでヤクルト好きでしたが(動機がよこしまww) 中学以降ぜんっぜん観ていませんでした。 WBCも、甲子園も。 ニュースや情報…

かずさ
4年前
5

好物の話~結局思いやりだよねと常々感じている私バージョン~

私、とっても好きなものがあります。 お酒です。 特にビール、ワイン、日本酒、焼酎。 飲みの席が好きってタイプじゃなくて、 お酒の味が好きなタイプです。 出身が九州…

かずさ
4年前
7

馨佳観察 12月8日

 生まれる場所や家族を選ぶのは自分自身だと聞いたことがある。  それを信じるなら、俺はどういう意図を持ってあの家に生まれたんだろう……ということを、この部屋に来…

かずさ
4年前
2

ここらで意識を俯瞰してみよう~できるだけ嘘をつかずに生きたい私バージョン~

noteで何かを書く。 ってなると、誰かの目に触れるということを意識して書く文章になります。 且つ、小説を書く時よりだいぶ砕けた感じで、口語調にしてます。 あ、「し…

かずさ
4年前
12

共通言語について~錆びたくない私バージョン~

ビール。 ワイン。 お芝居。 洋楽。 周りの人の影響で好きになったもの。 (最初の一歩を与えてもらったもの) いまや自分になくてはならないものたちですが、 ずっと手…

かずさ
4年前
6

「雨」で思い出すこと~子どもの心を忘れずにいたい私バージョン~

小学生の頃、いわゆる優等生でした。 読書感想文とか詩とか、そういうコンクールに学校代表作品で出してもらうような、国語の得意な子どもでした。 うん、過去の栄光(笑)…

かずさ
4年前
7

「メンタルについて学ぶ」ということ~言語化が苦手な私バージョン~

人間ってアウトプットしないと身につかないんですって。 っていうのはもう多くの人が知っていることだと思うんですけど、 そんなこんなで人間関係に疲れている知人と「物…

かずさ
4年前
6

声を聞きたいと思うこと~心の扉を開く相手を選んじゃう私バージョン~

スマートフォンが普及して ネットワーク環境もずいぶん改善されて、 いつでも、どこでも、誰とでも繋がることができる時代になったと思う。 昔は友人の住所を手帳に書き留…

かずさ
4年前
5

ある普遍的なテーマの話~実家ではテレビドラマをよく観ていた私バージョン~

今日、過去の名作ドラマを集めた特番がありましたね。 テレビドラマをよく観る家庭だったので、懐かしいものがたくさんあって、とっても楽しかったです。 踊る~のサントラ…

かずさ
4年前
10

コンプレックスの話~向き合う途中にいる私バージョン~

見ていて「うわあああ好きいいいいい」ってなる服と、実際に来たい服って結構違ったりしません? 私の場合は、見るのはaxes femmeが大好きなんですけど。 着るのはearth mu…

かずさ
4年前
3

ねえ、あたしには妹がいたの。

 あたしね、妹のことが、嫌いでたまらなかった。  あたしのことを何でも真似してくるの。  いちばん古い記憶は、そうね、お気に入りだったクレヨン。  あの子、真っ二…

かずさ
4年前
6

馨佳観察 4月8日

「しっかし、今日は大変だったなあ」  着替えを終えた店長が、首を回しながらフロアに出てきた。  先に帰り支度を整えた俺と馨佳さんは、近所のコンビニで調達してきたつ…

かずさ
4年前
2

ただの日記~恵まれている私バージョン~

ついさっきまで、知人がオンラインライブをやると連絡をくれたので生で観ていました。 いやーかっこよかった。 リアルタイムだとやっぱりラグが問題になりますけど、それも…

かずさ
4年前
2

水無月の秘密

 その光景を、忘れることができずにいる。  淡い青色に染まった紫陽花の向こうで揺れる、白いワンピース。  薄曇りの空を割って幾筋も降り注ぐ、あたたかな光。  緩く…

かずさ
4年前
4
今日はしょんぼり日記~笑顔をつくりたい私バージョン~

今日はしょんぼり日記~笑顔をつくりたい私バージョン~

自分との付き合いも30年を過ぎると、だいぶ思考回路が読めるようになってくるもんですね。

在職中のアルバイト先が自宅待機要請継続という状態のため、
つい先日、いや先週か、新たなバイトを始めました。
飲食店なんですけど、いままでやってきていないタイプの飲食店。で、そこそこ有名なチェーン店。
私の得意分野は、ざっくばらんに接客できる居酒屋やビストロ、バルのような雰囲気のお店なので、だいぶ違うなあと思っ

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続けることについて~マイペースな私バージョン~

続けることについて~マイペースな私バージョン~

「毎日書く」ということを目標に掲げてnoteを始めて、
ちょっと生活のリズムが変わったタイミングで書けない日ができてしまい、
そうなると罪悪感のような、がっかりしたような気持ちが生まれ、
さらにnoteからの距離が遠のいてしまい……そうなところに、
「ゆるす」というアプローチができたことで、
1日・2日に1記事くらいのペースが良さそうだな~というバランスの取り方までたどり着きました。
イマココです

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自分フィルターの話~スポーツはやるより観る派の私バージョン~

自分フィルターの話~スポーツはやるより観る派の私バージョン~

野球が開幕。
小学校低学年の頃、古田さんファンでヤクルト好きでしたが(動機がよこしまww)
中学以降ぜんっぜん観ていませんでした。
WBCも、甲子園も。
ニュースや情報番組で見る選手くらいしか把握していなくて、
きのう初めてジャイアンツに同郷の選手である戸郷さんという人が入ったことを知りました(笑)

そんな私が、巨人対阪神の開幕戦だけ観ちゃったんですよね、今年。テレビで。
家で観ている人たちが楽

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好物の話~結局思いやりだよねと常々感じている私バージョン~

好物の話~結局思いやりだよねと常々感じている私バージョン~

私、とっても好きなものがあります。

お酒です。

特にビール、ワイン、日本酒、焼酎。
飲みの席が好きってタイプじゃなくて、
お酒の味が好きなタイプです。

出身が九州なんです、と言うと「ああなるほどね」と納得されることが多いんですが、
ここで皆様に声を大にしてお伝えしておきます。

九州人みんなが酒強いってわけじゃない。

血筋はあると思うけど!(笑)
私は耐性があるほうだったというだけで、周り

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馨佳観察 12月8日

馨佳観察 12月8日

 生まれる場所や家族を選ぶのは自分自身だと聞いたことがある。
 それを信じるなら、俺はどういう意図を持ってあの家に生まれたんだろう……ということを、この部屋に来るたびに思う。
 先輩の部屋は学生の一人暮らしにしては十分すぎる広さの1DK。大学まで3駅の人気エリアにあり、なぜか気に入られている俺はたびたびお邪魔させてもらっていた。
 ただ、今日は他にも客人がいる。
「――という感じで、まあこんなふう

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ここらで意識を俯瞰してみよう~できるだけ嘘をつかずに生きたい私バージョン~

ここらで意識を俯瞰してみよう~できるだけ嘘をつかずに生きたい私バージョン~

noteで何かを書く。

ってなると、誰かの目に触れるということを意識して書く文章になります。

且つ、小説を書く時よりだいぶ砕けた感じで、口語調にしてます。
あ、「してます」とかのい抜き・ら抜きも気持ち悪くない程度に勢いにまかせてスルーするようにしたり。

意図的に書籍との違いを出さないと、ここで書く意味がない……いや、意味がないというより、こういう媒体の親しみを感じやすいという特性が発揮されな

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共通言語について~錆びたくない私バージョン~

共通言語について~錆びたくない私バージョン~

ビール。
ワイン。
お芝居。
洋楽。

周りの人の影響で好きになったもの。
(最初の一歩を与えてもらったもの)

いまや自分になくてはならないものたちですが、
ずっと手を出しづらくて横目に見ていました。
接触するきっかけをもらっていなければ、
今も自分の生活に存在しなかったかもしれないものたちです。

前に「自分を自分たらしめているのは周囲のものだ」という話をしましたが、
それは人だけでなく、こう

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「雨」で思い出すこと~子どもの心を忘れずにいたい私バージョン~

「雨」で思い出すこと~子どもの心を忘れずにいたい私バージョン~

小学生の頃、いわゆる優等生でした。

読書感想文とか詩とか、そういうコンクールに学校代表作品で出してもらうような、国語の得意な子どもでした。

うん、過去の栄光(笑)

で、小学2年生だか3年生だかで書いた詩のことを、いまだに覚えています。
中学生になったときに見返して、「ああ、この感覚を無くしたくないなあ」と思った記憶があって。
それからずっと覚えてる。
もちろん細かい言い回しまでは記憶していな

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「メンタルについて学ぶ」ということ~言語化が苦手な私バージョン~

人間ってアウトプットしないと身につかないんですって。

っていうのはもう多くの人が知っていることだと思うんですけど、
そんなこんなで人間関係に疲れている知人と「物の見方・心の持ち方」について話をしようということになり、アウトプットの機会を持つことになりました。
いつものように、思いのままに書いている記事に目を止めていただくのとは違って、
相手の時間を直接もらう約束をしたということです。
いざ伝える

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声を聞きたいと思うこと~心の扉を開く相手を選んじゃう私バージョン~

声を聞きたいと思うこと~心の扉を開く相手を選んじゃう私バージョン~

スマートフォンが普及して
ネットワーク環境もずいぶん改善されて、
いつでも、どこでも、誰とでも繋がることができる時代になったと思う。

昔は友人の住所を手帳に書き留めておいて、
季節ごとに手紙を送ったりもしていたけれど、
いまは最寄り駅くらいしか知らず、住所を聞くことはないって人もたくさんいる。

地元にいる家族とも、電話をするよりメッセージのやりとりをするほうが多くて
直接話す機会はだいぶ減った

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ある普遍的なテーマの話~実家ではテレビドラマをよく観ていた私バージョン~

ある普遍的なテーマの話~実家ではテレビドラマをよく観ていた私バージョン~

今日、過去の名作ドラマを集めた特番がありましたね。
テレビドラマをよく観る家庭だったので、懐かしいものがたくさんあって、とっても楽しかったです。
踊る~のサントラめっちゃ聞きたくなった……(笑)

で、刑事ものとか弁護士ものとかで取り上げられた名場面を観ていて思ったこと。
根底にある普遍的なものは、やっぱり「正義」という命題なんだなということ。

自分のことしか考えずに行動してはいないか。
大きな

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コンプレックスの話~向き合う途中にいる私バージョン~

コンプレックスの話~向き合う途中にいる私バージョン~

見ていて「うわあああ好きいいいいい」ってなる服と、実際に来たい服って結構違ったりしません?
私の場合は、見るのはaxes femmeが大好きなんですけど。
着るのはearth music&ecology系のやつがいい。っていう。

小さい頃からスカートが苦手でした。
中高の制服はスカートだったけど、
私服ではジーンズやキュロットを履いていました。
ピンク色が嫌いで、キャラクター物にも全然惹かれなく

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ねえ、あたしには妹がいたの。

ねえ、あたしには妹がいたの。

 あたしね、妹のことが、嫌いでたまらなかった。
 あたしのことを何でも真似してくるの。
 いちばん古い記憶は、そうね、お気に入りだったクレヨン。
 あの子、真っ二つに折ったのよ。五本とも。
 カッとなったあたしがあの子を叩いて、母親に酷く怒られた。
 お姉ちゃんなんだから、って。
 あたしが責められている横で、あたしの服の裾をつまむ小さな指と無邪気な眼差しに、ぞっとしたのを憶えてる。
 それが最初

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馨佳観察 4月8日

馨佳観察 4月8日

「しっかし、今日は大変だったなあ」
 着替えを終えた店長が、首を回しながらフロアに出てきた。
 先に帰り支度を整えた俺と馨佳さんは、近所のコンビニで調達してきたつまみと缶ビールを開けている。この店では、始発が動くまでの間、こうして時間を潰すのが恒例だ。
「そうですね。永山さん、もう来なくなっちゃいますかねえ」
「ウチは変わらず来てほしいけど、他のお客さんもいたから、しばらくは足が遠退くかもな」
 

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ただの日記~恵まれている私バージョン~

ただの日記~恵まれている私バージョン~

ついさっきまで、知人がオンラインライブをやると連絡をくれたので生で観ていました。
いやーかっこよかった。
リアルタイムだとやっぱりラグが問題になりますけど、それもひっくるめて楽しむということで。
オンラインでこれだけやれるってすごいなあ!
にまにましながらノリノリで観ていました。
音楽人みんながんばっている。パワーを分けてもらいました。

で、始まる前にご飯食べちゃおうと思って、そうめん食べて、キ

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水無月の秘密

水無月の秘密

 その光景を、忘れることができずにいる。

 淡い青色に染まった紫陽花の向こうで揺れる、白いワンピース。
 薄曇りの空を割って幾筋も降り注ぐ、あたたかな光。
 緩く手を繋いだふたりを包む、穏やかな空気。
 振り向いたその人の、はにかんだ笑顔を。
 忘れることができずにいる。

「今年も、咲いたね」
 縁側で庭を眺める父にそう言って、湯呑みとお茶菓子を載せたお盆を隣へ置いた。
 そうだな、と呟いた父

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