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萌音のバスケット

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心浮き立つメッセージの数々を🧡
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記事一覧

はかないの花

はかないの花

こころのうちに言葉が咲いては
色とりどりの花薫る

摘み取ったなら消えてしまうほどに
色とりどりの言葉はあざやかでいてさみしい

あざやかなのはじつはさみしい

昨夜に見た夢はどうでしたか
おぼえてますか
幸せな気持ちになったのならよかったけれど

朝日のなかで歩みをそうっと進めたときに
それと忘れてしまうほどの淡い色で

夢とは色をまとって舞い降りた昨日のこと

あざやかなのはじつにさみしい

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⦅ 目次 ⦆

⦅ 目次 ⦆

⦅楽曲⦆ Innocence in blue
⦅詩⦆ きぼうというなのき 

( はじめに )

 かけがえのない物語を生きる

( 祈りの草原 )

 1. Pray 祈り
  ⦅楽曲⦆Pray 祈り
 2. Innocence in blue
  ⦅楽曲⦆Innocence in blue
 3. ビョークの風
⦅イメージ⦆ 草原の夢想家
⦅イメージ⦆ マンリョウの丘の

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未熟な心【詩】

未熟な心【詩】

お腹がすいたら
ご飯を食べるように

心が空っぽなら
言葉に触れる

目に見えない心を
言葉で形作る

未熟な心で
未熟な言葉でも
伝えることが
きっと成長の証

かんちがい

かんちがい

かんちがい

おもいちがい

あいみたがい

すべて必要なもの

かんちがい

ときに知恵を生む

おもいちがい

ときに思いやりを生む

そうだったんだね

いま気づいたよ

それが
あいみたがい

ずっと見守っている
その背中

ひとりではないよと
たとえばぼくが
この世界のさいごのひとりになったとしても
きみにいう

背中シリーズ

[西洋の古い物語]「木靴」第2回

[西洋の古い物語]「木靴」第2回

Merry Christmas!

いつもお読みくださり、ありがとうございます。
昨日の続き、「木靴」第2回です。
ご一緒にお読みくださいましたら幸いです。

※ 画像はジョルジュ・ド・ラ・トゥール 「大工の聖ヨセフ」(1640)の一部です。聖ヨセフの職業は大工さんだったそうです。イエスの小さな手が持つろうそくの明かりが画面に陰影をつくりだし、深い精神性を感じさせます。パブリック・ドメインからお借

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[西洋の古い物語]「妖精がくれた新年の贈り物」

[西洋の古い物語]「妖精がくれた新年の贈り物」

今年最後の物語は、新年の贈り物のお話です。
一年の初めには妖精がやってきて、贈り物をくれるそうです。
一体、どのような贈り物なのでしょうか。
ご一緒にお読みくださいましたら幸いです。

「妖精がくれた新年の贈り物」

 ある日のこと、二人の少年が遊んでおりますと、突然、妖精が目の前に現れて言いました。
「私はあなたたちに新年の贈り物を渡すためにつかわされました。」
そして銘々に一つずつ包みを手渡す

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YELLOW ②

YELLOW ②

 ​​​​​ずっしりと太い幹から、

 四方八方へからまり合いながら伸びた無数の枝が、

 あちこちで大きくしなっている。

 鳥たちがせわしなく枝から枝へと飛び回り、

 このささやかな唄に合わせて

 力いっぱいさえずっているのだ。

 そして その動きに応えるかのようにして、

 木全体もそっとささやき始める。

 その真新しい息吹きまで、

 僕にははっきりと聞き取ることができる。

 何

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61.  アネモネ《牡丹一華》③の①

61. アネモネ《牡丹一華》③の①

 本物のアネモネの花です♪
 今回も三部作にしました。
  水晶編
 和名1 ボタンイチゲ

#14 鴨川を挟んであった嬉しい出来事

#14 鴨川を挟んであった嬉しい出来事

2023年11月4日。
11月の3連休の中日。
他人にしてみたら「なんや、そんなこと」と一笑に付すだろうけれど、自分にとっては嬉しい出来事が二つあった。

一つ目。
日中は、改めて思い出そうとしても何をしていたか思い出せないような過ごし方をしていた。
このままだと今日という日が、ご飯を作って食べただけの怠惰な1日になってしまう。それでは申し訳ないと、時刻は夕刻に迫っていたが、連れ合いを散歩に誘った

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普段見ないようにしてるけど、現実社会は辛い。そして、そこから逃げるように創作する。でも、創作する人は、皆優しい心があると思う。だから、noteが癒しです。ありがとうございます。😌

著者デビューのステップ その8~自分を編集する~

著者デビューのステップ その8~自分を編集する~

こんばんは、チーママやよいです!
前回の記事では、”note1周年”が、記念になるかなと記事にいたしましたら、わたしの想像を超える多くのコメントやサポート、マガジンへの登録、そしてスキ!をいただきまして本当にありがとうございました!感激でした!
改めてたくさんの方に支えられていることを実感し、心新たにこれからも精進して参りたいと思います。
よろしくお願いいたします。

さて、本日の”おいしいもの”

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【詩&エッセイ】青に誓う(743字)

【詩&エッセイ】青に誓う(743字)

元日の空は晴れ渡っていて
澄んだ青がどこまでも広がっていた
この青に誓いたいと思った

みんなの幸福祈ること
青臭い願い
でも青が好きなぐらいだから
おれはずっと青臭いのだ

青空に心をつないで
心の中に
青空が広げること

悲しみの青を
悲しみの青のままで
胸に吸い込むこと
誰かの痛みはおれの痛み

青空の源は
心の中にもある
と信じること

この青に誓う
新春の青に誓う
君もこの青を見上げてい

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湯気*AQUAから

湯気*AQUAから

ポットの湯気追いかけ一万里
果てしない
冷や飯から湯気が立つ

頭から
湯気立ちまくった出来事も
君たちの顔浮かべれば
ブラックジョーク混じり
酒のつまみに出来そうだから
その瞬間まで踏ん張るよ

息をはく
ため息だとしても
同じ白い湯気
あたたかいは正義
#詩