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#心理的安全性
"言っていること"と"やっていること"のずれに気づかない。信奉理論と使用理論について
ダニング・クルーガー効果として知られる研究があります。
大学生にいくつかのテストを実施し、自分の成績がどの程度なのかを予測してもらうという実験を行ったところ、成績の悪い学生ほど、自分の成績を高く評価していた(認識の差が大きかった)という結果が出たそうです。
いわゆる自己認識の重要性を示唆する実験なのですが、これを会社のコミュニケーション文脈に置き換えても示唆があります。
自分自身の会社におけ
スウェーデンと日本との比較から考える日本人の働き方
4月を迎え、身の回りに変化がある方も多いのではないでしょうか。
プライベートな話ですが、私の従兄弟にスウェーデン人がいます。
某グローバルITコンサルファームのスウェーデン事務所から東京事務所に転勤してきて10年くらい経つのですが、この春に、元のスウェーデン事務所へ戻ることになりました。
先週、彼と会って話をしてきたのですが、興味深いことを伺ったので共有させていただければと思います。
彼が働
対等な関係性のチーム運営について
独立起業して半年が経とうとしています。
一人で会社を始めましたが、始めてみると、自分だけで進めるばかりでなく、チームで協働して、知恵を集めて進める案件もあってありがたく思っています。
たとえば、とある若手のキャリア支援プロジェクトではA社さんと、また、別の会社の組織開発プロジェクトはC社さんと一緒にという具合に、案件ごとにチームをつくり、その中で動いているという状況です。
ただ、プロジェクト
NPOでのボランティアが越境学習であった話
先週は阪神大震災から28年目というニュースを目にしました。
私は当時、中学3年生でしたが、このニュースが朝飛び込んできた際は、現実とは思えず、茫然とテレビを見ていたことを覚えています。
それから2011年を起きた東日本大震災は、東京にいて強い揺れを体験しました。
当時、私はオフィスにいましたが、壁にヒビが入り、ぐらぐら揺れる中で
天井が落ちてくるかもしれない、と不安になりながら、揺れがおさまるの
2拠点を行き来することで相手と自分がより深く理解できる
9月から独立し、熊本と東京を往来する生活を始めて3ヵ月が経ちます。
社会人を熊本でスタートし、その後29歳から12年間の東京での仕事経験を経て、今回また熊本に戻るようになったため、いわば今回、2度目の熊本という形になります。
これは首都圏で社会人をスタートして、その後、熊本にUターンすることとは異なる経験であると感じています。
というのも、最初に過ごした熊本と、今回2度目の熊本では、同じ熊本
相手の話に共感できないときにも我慢して聴かないといけないのか?
上司部下間のコミュニケーションでよく挙がる悩みに、「相手の話に共感できないときにどうしたらよいか」というものがあります。
相手の話を聞いていると、「それは違うんじゃないか」「考えが甘いんじゃないか」であるとか、「上司は考えが古いんだよな」「現場のことがわかってない」などという考えがムクムクと起きて来て、その声が脳内にこだまして相手の話を聴けなくなる瞬間があります。
信頼関係をつくるためには、相
1on1を実施するとき、そもそも優秀な人ってどんな人?を考えているか
最近、1on1ミーティングを導入する会社が増えていると感じますが、
皆様の会社ではいかがでしょうか。
会社に対して貢献したいという意欲を高め、離職を防いだり、
自律的な行動を促したり等、様々な効果が期待されています。
私もいくつか1on1ミーティング導入に関わっておりますが、
この施策が狙い通りに成果を挙げるのは、簡単ではないなと感じます。
まず、そもそもの前提としてマインドセットが難しいで
マネジャーとしてのあるべき姿を手放してみたら新しい可能性が見えた話
今回は私にとって忘れられないエピソードを書きたいと思います。
私が30代前半の頃のことです。私は200人くらいの事業部でマーケティング部のマネジャーをしていました。
部のメンバーは私を入れて5人。デザイナーやアートディレクターがいて、カタログやチラシ、POPを制作したり、プロモーションやWEBマーケティングを担当していました。
マーケティング部は、全国にいる店舗スタッフやお客様をまわっている
外部の営業やコンサルタントでもなく、完全に社内の人間でもないかかわり方
最近、お客様とどういう立ち位置でかかわるのがよいのか考えています。
リクルートにいたときは、当事者ではなく外部の人間として「求人広告をやりましょう」と提案していたわけですが、実際に面接をしてこの人にしようと最終的に決めるのも、その後採用した人を社内でマネジメントするのもお客様がコミットしていくことになります。
つまり、最終的な責任はお客様が負うわけです。
その意味では、自分だけやる気であって
心理的安心感があるかどうかの2つの指標とは
たとえばプロスポーツの世界を見ていると、あるチームで活躍している選手が高額な移籍金で鳴り物入りで移籍したものの、期待通りのパフォーマンスが発揮できないということを目にします。
そのような時に、チーム間の雰囲気が悪かったり、監督と衝突したりというニュースが漏れ聞こえてくることもあります。
こうしたケースを見ると、組織の中で個人が活躍するために必要なこととして、私は、能力と価値観のマッチングだけで