塚原正也(山羊堂)

山羊研究家。都会の農家でもあります(ハーブ中心)。手彫りの額縁やスンバ島の建築など原始…

塚原正也(山羊堂)

山羊研究家。都会の農家でもあります(ハーブ中心)。手彫りの額縁やスンバ島の建築など原始的な木工をやっていたり、ちょっと変わった料理のイベントや出店をしたり、解説や対談及び単独のトークイベントも少なからず。2月5日発売「murmurmagazine for men 4号」出てます。

記事一覧

「知能指数の落とし穴」

このWIREDの記事。 「生徒の知性をほめた時と、努力をほめた時の影響の違いは驚くほど大きい」 これをまずざっくりと読んでみてください。 これで人生棒に振った典型的な…

「猫はなぜ生態系の頂点に立ったのか」

なんでまた、あんな悩ましい動物が存在するのでしょう? そう、やつら猫のことです。 デフォルトの猫設定僕が産まれたとき、すでに猫が居ました。 僕よりも少しだけ早く…

500

「モミアゲ、蓬髪、スカーフェイス」

モミアゲ自分ではもう普通すぎてなんでもないのですが、街のひとからすると、このモミアゲがどうも気になるらしい。 おかげで、来たのまだ二回目くらいの店で「いつもあり…

「今、褪せて見える男性諸君へ」

なんの後ろめたさかわからない。 女のひとが活躍してると、率直に嬉しい。 そこには、男には出来ないような美しさもあるし、なんだかとても「やり返せた」感じがする。 …

500

「せっかちなひとのための葱油餅」

葱の油の餅と書いて「ツォンヨゥピン」と言うそうです。 中華屋台のあれです。 ざっくり、葱入りのピザ生地を油で焼いたみたいな、シンプルな料理です。 と言いましても…

500

「全ての自殺志願者に告ぐ」

自殺と聞くと必ずネガティブの果てをイメージしますよね? 確かにその時、背景は完全にそうです。 ただし、その状況で下す「自殺」という判断は、果たして本当にネガティ…

500

「やらかしても forever 生きて」

去年少し書き始めてすぐさま止まっていたこのnoteですが、元々はtwitterで喋り過ぎたときにまとめてポイしてたわけですね。 あれから結局、twitterはtwitterらしく、insta…

500

「いつの日にか僕も誰かのゲロを片付けよう」

正月には、ある種、危険なものがありました。 なぜなら僕は今、ジョージアという国の料理を研究せねばならず、更には正月と言う名の、餅の大量消費月間の任務を、遂行し続…

「性教育をするための教育」

中村うさぎさんの性教育に関するツイートに気付かされ、思う事が多々あります。 性教育が必要なのは言わずもがな、僕らには「性教育をするための教育」が必要なのではない…

「母なる筋肉の世界」

刺激に飢えているんで、インスタグラムで凄い肉体を誇るひとたちをフォローしたら、思いもよらずに世界のマッチョたちからフォローされて、複雑な心境ながらも、ある種ホク…

「お祭りが嫌いなひとのYouTube」

僕はお祭りが大嫌いなのですが、だからこそ、お祭りを楽しめるひとには、僕の代わりに楽しんでほしいし、お祭りを楽しんでいるひとのことは、微笑ましく思っているんですよ…

「フランスのシェリー酒?」

僕の好きなお酒はスペインのシェリー酒ですが、なんと在庫処分と数百円でフィノやモスカテルが売ってたんで、備蓄してしまいました。 そして、そこに、ちょっと贅沢、やっ…

「虫刺されに関する現代人の優しい抵抗」

何故か今年、矢鱈と乱用しているインヘラー(鼻スースー)ですが、吸い過ぎて弱まってくると、鼻の臭いがしてくるのですね、自身の鼻の穴の臭いが。 タイのひとが良く愛用…

「知能指数の落とし穴」

「知能指数の落とし穴」

このWIREDの記事。
「生徒の知性をほめた時と、努力をほめた時の影響の違いは驚くほど大きい」
これをまずざっくりと読んでみてください。

これで人生棒に振った典型的な人間です。

悲報
「子供のとき、いい加減に受けたIQテストの結果、最上級ランクの高IQだということを、あろうことか親からリークされる」

恵まれてるっちゃあ恵まれてるし、そんなことあるのかと思うけど、それ以後、努力というものを一切

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「猫はなぜ生態系の頂点に立ったのか」

「猫はなぜ生態系の頂点に立ったのか」

なんでまた、あんな悩ましい動物が存在するのでしょう?

そう、やつら猫のことです。

デフォルトの猫設定僕が産まれたとき、すでに猫が居ました。

僕よりも少しだけ早く産まれただけなのですが、それでも成長の速さから十分に大人びていたことでしょう。

そして、僕が2歳になる頃には、弟が産まれました。

そうすると、両親ともに僕への管理は手薄になりますよね?

案の定、僕は猫の管理下に置かれたのです。

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「モミアゲ、蓬髪、スカーフェイス」

「モミアゲ、蓬髪、スカーフェイス」

モミアゲ自分ではもう普通すぎてなんでもないのですが、街のひとからすると、このモミアゲがどうも気になるらしい。

おかげで、来たのまだ二回目くらいの店で「いつもありがとうございます」と言われる。

とっかかりすぐに「モミアゲすごいですね」と言われるので、別にすごくはないのだけど、なにかとっさに返さなければならないのです。

最近の例では、

「ウーパールーパーっているでしょ?あれのエラみたいなもんで

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「今、褪せて見える男性諸君へ」

「今、褪せて見える男性諸君へ」

なんの後ろめたさかわからない。

女のひとが活躍してると、率直に嬉しい。

そこには、男には出来ないような美しさもあるし、なんだかとても「やり返せた」感じがする。

僕が男の側であるにもかかわらず。

人類史という借金人類がいわゆる猿よりもはっきりと人類らしくなったころ、どんな暮らしをしていたのかも、科学技術の進歩で徐々に明らかになってきている。

すべてアフリカで起こったことだと、みんな思ってた

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「せっかちなひとのための葱油餅」

「せっかちなひとのための葱油餅」

葱の油の餅と書いて「ツォンヨゥピン」と言うそうです。

中華屋台のあれです。

ざっくり、葱入りのピザ生地を油で焼いたみたいな、シンプルな料理です。

と言いましても、発酵させてたり、肉入りだったり、細かったり、おやきみたいだったりと、レシピは数多くあるようです。

ですが、ここで書きたいのは、この料理ならではの特徴を凝縮した姿です。

葱と油と小麦粉生地なんて組み合わせは、どこの国にでもあるんじ

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「全ての自殺志願者に告ぐ」

「全ての自殺志願者に告ぐ」

自殺と聞くと必ずネガティブの果てをイメージしますよね?

確かにその時、背景は完全にそうです。

ただし、その状況で下す「自殺」という判断は、果たして本当にネガティブなのでしょうか?

20代の最後は見事に棺の形をしていた。
そう、あれは僕が自殺未遂をしたときのこと、今では笑い話のように「3種の自殺未遂」としてサクッとあちこちで語ることも多いのですが。

当時の僕は、夫婦で働いてました。

こじれ

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「やらかしても forever 生きて」

「やらかしても forever 生きて」

去年少し書き始めてすぐさま止まっていたこのnoteですが、元々はtwitterで喋り過ぎたときにまとめてポイしてたわけですね。

あれから結局、twitterはtwitterらしく、instagramはinstagramらしく、facebookはfacebookらしくと、完全に使い分けるようになりました。

せっかく動かし始めたのですから、このnoteもnoteらしくしてみようかと思った次第であり

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「いつの日にか僕も誰かのゲロを片付けよう」

「いつの日にか僕も誰かのゲロを片付けよう」

正月には、ある種、危険なものがありました。

なぜなら僕は今、ジョージアという国の料理を研究せねばならず、更には正月と言う名の、餅の大量消費月間の任務を、遂行し続けなければならず、このふたつの相反する食文化は、いずれも台所で行われるものであって、そこでは無限の飲酒が伴われるからです。
 

生地を捏ねたり、餅を茹でたりする間、この機会に、罠に陥って契約してしまった悔しいアマゾンプライムを、癪だから

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「性教育をするための教育」

「性教育をするための教育」

中村うさぎさんの性教育に関するツイートに気付かされ、思う事が多々あります。

性教育が必要なのは言わずもがな、僕らには「性教育をするための教育」が必要なのではないでしょうか。
 

大人は子供に性の話をする時に、つい濁したり狼狽えたりしてしまいますが、それって実は、子供に話せるほど性のことを深く考えた事もなければ、ましてや、それをどう伝えたら良いのかなんて事は知りもしないのだから、仕方がないものな

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「母なる筋肉の世界」

「母なる筋肉の世界」

刺激に飢えているんで、インスタグラムで凄い肉体を誇るひとたちをフォローしたら、思いもよらずに世界のマッチョたちからフォローされて、複雑な心境ながらも、ある種ホクホクの幸せでもあります。

Sangram Chougule

彼らを見てると「鍛えない」を近年の信条に置いてた僕ですら、鍛えてもいいかもと、揺らぎつつあります。

Owen Harrison & Lewis Harrison

生活や労働

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「お祭りが嫌いなひとのYouTube」

「お祭りが嫌いなひとのYouTube」

僕はお祭りが大嫌いなのですが、だからこそ、お祭りを楽しめるひとには、僕の代わりに楽しんでほしいし、お祭りを楽しんでいるひとのことは、微笑ましく思っているんですよ。

ここがなかなか理解されない点。

「お祭りなんてなくなってしまえばいい」と思ってる、と思われてる。

ただ、実社会で支障があるのは「お祭りは楽しいものなんだから、お前も楽しむべきだろう?何で楽しまれへんねん?楽しめや!」と強要されるこ

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「フランスのシェリー酒?」

「フランスのシェリー酒?」

僕の好きなお酒はスペインのシェリー酒ですが、なんと在庫処分と数百円でフィノやモスカテルが売ってたんで、備蓄してしまいました。

そして、そこに、ちょっと贅沢、やっと意味がわかったチーズ、コンテです。

コンテの食べ方ですが、外皮から中心に近付くほどに味が強くなりますので、こいつをチータラみたいに細めの短冊状に切り、外皮の方からゆっくりねぶります。

決して噛まずに、忍耐強くねぶるのです。

塩分の

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「虫刺されに関する現代人の優しい抵抗」

「虫刺されに関する現代人の優しい抵抗」

何故か今年、矢鱈と乱用しているインヘラー(鼻スースー)ですが、吸い過ぎて弱まってくると、鼻の臭いがしてくるのですね、自身の鼻の穴の臭いが。

タイのひとが良く愛用しているので、僕もタイ料理屋さんで初めて見掛けて、一つ買って気に入ってしまったのが最後、タイ人のママに束で頂いて、到底消費しきれない量を所持しています。

インヘラー(鼻スースー)を、恋人間でシェアしたり、親子間でシェアしたり、まさか友人

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