広告費0円美容師のつぶやき/頭の解剖学

某有名店でスタイリストになり原宿で24歳の時に18坪の美容室をオープン。広告費に一切お…

広告費0円美容師のつぶやき/頭の解剖学

某有名店でスタイリストになり原宿で24歳の時に18坪の美容室をオープン。広告費に一切お金をかけず,28年経った後、最後の夢であった一人だけのプライベートサロンをするべく自宅近くに移転。その後30周年を超え今思う事をつぶやいてます。皆さんの美容室経営や仕事のヒントになれば嬉しいです

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美容室経営30年やっと手に入れた本当の「夢」までを書いていきます

こちらでは今後、私の現在に至るまでの広告費なしで続けられた美容師としての考えや経営の仕方を書いていきたいと思います。 何か一つでもヒントがあれば、そしてこれから…

お客様からの何時までに!という時間は大切

美容師さんにもいろんなタイプがいますが お客様が急いでる時、あなたならどうしますか? 例えば  ◼️一時間以内に出たいんですけど大丈夫ですかね? これに対してど…

売れる人を真似れば売れるのか?

なかなか数字が上がらない人が直面する事。 どうしたらいいんだろう? 本当に悩みますよね。 前回お話ししたようにお客様からは技術が上手いということは『扱いやすい』…

なぜ技術が上手いのに売れないのか?

長い美容室経営の中でいつも思うのは技術が上手いのに何故お客様が付かないのか?というスタイリストがかなりの数いるということ。 これはサロンの経営者にとっては本当に…

お客様の希望と現実のレベルの違い

前回書いたようにスタッフ入れ替えは入れ替えとしてうまくいきました。 が・・・・・しかし 私が頑張って撮影を取ってくる。 そして撮影を新たなスタッフに振り分けて行…

スタッフ入れ替えの苦労・・・。

前にも書きましたがスタッフが全員退社して新しいスタッフが入社したことは良かったのですが、一番大変な事が最初にはあります。 そうです。技術の統一。 これがかなり大…

オープニングスタッフ総入れ替え!!

雑誌社に通い続ける事でサロンが雑誌に出る事も増え、着実にお客様を増やしていきましたがその間にまさかの!!突っ走りすぎたせいでオープニングスタッフ全員からの信頼を…

雑誌社巡り

待っていてもどうにもならないお店の暇さ加減。 焦った私はとにかくお店を売り込むために雑誌社に電話をする。 とにかく雑誌に少しでもいいから載りたい!掲載してもらい…

お店開店→天国→地獄

忘れもしない開店日 1993年6月某日 金曜日 技術者3人アシスタント2人、合計5名でスタートしたお店の予約は朝からごった返しに。 シャンプー台3台、セット面8…

30年前の原宿美容室事情はどんなだった?

私が原宿にサロンを出した31年前はまだまだ美容室の数も少なく どちらかというと全ての原宿で働く美容師さん達が原宿にある美容室の名前を全部言えるのではないか?と思…

100%以上の力で頑張ります!という人もいるが

実は私はこの言葉があまり好きではない・・・ 100%をマックスと考えた時、それ以上の数値で頑張りを表現すること自体が。。。。難しい。。。。難しすぎます・・・。 モ…

世の中の美容師像??

実は私は美容師になる以前にはお金を払って散髪に行った事がないんです。。。 私が生まれる前、母が美容師をやっていたという事もあり いつも母にカットしてもらっていま…

孤立

オープン時にいたスタッフは私を含めて5人。 24歳で始めたサロンは 最初だけは共に仲良く明るくやっていたが そのうち自分とスタッフとの間に溝を感じ始める。 そう…

どんな美容師になりたい?

私は原宿時代は他のサロンに技術を教えたり メークを教えたりと色々してきましたが 一番自分でやっていて面白かったのが 「カウンセリング講習」でした。 そんな中で …

美容師と経営者は違う

お店を始めた時に一番に皆さんが気付くと思うのは やはり美容師で売れているからお店もうまくいくとは限らない ・・・・という事。 美容師のスキルと経営者のマインドは…

オープンから感じたまさかの出来事

無事オープンしたのは良かったのですが それこそ皆さん「あるある」だと思いますが 「絶対に新しくオープンしたら行きますね!!」 と言っていたお客様が来なく 新店に…

美容室経営30年やっと手に入れた本当の「夢」までを書いていきます

美容室経営30年やっと手に入れた本当の「夢」までを書いていきます

こちらでは今後、私の現在に至るまでの広告費なしで続けられた美容師としての考えや経営の仕方を書いていきたいと思います。
何か一つでもヒントがあれば、そしてこれから一人でプライベートサロンをやりたい!と思っている人達へ少しでも力になれる事があれば嬉しいです。
私が24歳で原宿で18坪の美容室をオープンしてからの事を時間がある時にでも書いていきたいと思います。
自分のペースで書いていきますので暇な方、興

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お客様からの何時までに!という時間は大切

お客様からの何時までに!という時間は大切

美容師さんにもいろんなタイプがいますが

お客様が急いでる時、あなたならどうしますか?

例えば
 ◼️一時間以内に出たいんですけど大丈夫ですかね?

これに対してどう答えてますか?

🔴大丈夫です。間に合います!と言って一時間ぴったりで終わらせる

🔴大丈夫です!と言ったが五分だけ遅くなってしまう。その為
「すいません!五分だけ過ぎちゃいましたが大丈夫ですか?」

🔴大丈夫です!と言って5

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売れる人を真似れば売れるのか?

売れる人を真似れば売れるのか?

なかなか数字が上がらない人が直面する事。

どうしたらいいんだろう?

本当に悩みますよね。

前回お話ししたようにお客様からは技術が上手いということは『扱いやすい』なんです。

だからこそ技術を盗んで高めることは必要ですがどちらかというと大切なのはその時の『空気感』だったり『コームの入れ方』、『ハサミのスピード』等々あげればキリがありませんが、常にお客様から見られてるということを考えて仕事をする

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なぜ技術が上手いのに売れないのか?

なぜ技術が上手いのに売れないのか?

長い美容室経営の中でいつも思うのは技術が上手いのに何故お客様が付かないのか?というスタイリストがかなりの数いるということ。

これはサロンの経営者にとっては本当に長い長い迷路のような悩みの一つです。サロンからすると技術を教えてデビューさせる。しかし??

そこで、技術には自信があるのに自分はなんでお客様がつかないんだろう?と思っている方いませんか?以下に挙げるいくつかを見直すことで少し打開策が見つ

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お客様の希望と現実のレベルの違い

お客様の希望と現実のレベルの違い

前回書いたようにスタッフ入れ替えは入れ替えとしてうまくいきました。

が・・・・・しかし

私が頑張って撮影を取ってくる。

そして撮影を新たなスタッフに振り分けて行う。

・・・・。

撮影前にサロンで必ず実施していたこと。

■撮影するモデルを見つける
■作るスタイルのイメージデザインをそのモデルさんに合わせてデッサンしてもらう
■あまり良くないとこちらで判断したら改めてデザインの直し。
■デ

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スタッフ入れ替えの苦労・・・。

スタッフ入れ替えの苦労・・・。

前にも書きましたがスタッフが全員退社して新しいスタッフが入社したことは良かったのですが、一番大変な事が最初にはあります。

そうです。技術の統一。
これがかなり大変です。
ほとんどの方が中途で入社しましたがとにかく技術レベル、仕事の仕方、
考え方、「OKライン」の低さ。

これを教え、そして浸透させる事の大変さを痛感しました。

入社した方は「原宿」で働きたいという想い、

そしてこちら側としては

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オープニングスタッフ総入れ替え!!

オープニングスタッフ総入れ替え!!

雑誌社に通い続ける事でサロンが雑誌に出る事も増え、着実にお客様を増やしていきましたがその間にまさかの!!突っ走りすぎたせいでオープニングスタッフ全員からの信頼を得られず皆に「辞めます」
と言われ、わずか1年半でオープニングスタッフ総入れ替えとなりました。。。

この時の失敗から得たものは一人で動きすぎて一人で忙しくなりすぎる事はオープンの際にはリスクしかないんだと感じました。
正直、お客様も増えた

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雑誌社巡り

雑誌社巡り

待っていてもどうにもならないお店の暇さ加減。

焦った私はとにかくお店を売り込むために雑誌社に電話をする。

とにかく雑誌に少しでもいいから載りたい!掲載してもらいたい!

※当時はお客様が美容室やヘアスタイルを探す時には雑誌からがほとんどでしたので雑誌に載るという事はお客様を集めるための最大の方法でした。電車の中では携帯ではなく雑誌を読んでいる人がほとんどでしたから。

すると相手方から

「本

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お店開店→天国→地獄

お店開店→天国→地獄

忘れもしない開店日

1993年6月某日 金曜日

技術者3人アシスタント2人、合計5名でスタートしたお店の予約は朝からごった返しに。

シャンプー台3台、セット面8席。

オープン準備期間中に待っていたお客様からの予約電話が店内の音楽以上にひっきりなしに鳴り響く。。

忙しい中での電話応対と受付対応。。。

新しいお店の動線に慣れないスタッフが所狭しと

肩がぶつかりながら動き回る。

かなりぎ

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30年前の原宿美容室事情はどんなだった?

30年前の原宿美容室事情はどんなだった?

私が原宿にサロンを出した31年前はまだまだ美容室の数も少なく

どちらかというと全ての原宿で働く美容師さん達が原宿にある美容室の名前を全部言えるのではないか?と思うくらい今よりは数が少なかったんです。

とは言ってももちろん数件だけなんて事はありません。

原宿、青山と言えば当時から「激戦区」いや「大激戦区」でしたので。

逆に言えば有名店にならないと残れない。

だからこそ有名になりたい人達が集

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100%以上の力で頑張ります!という人もいるが

100%以上の力で頑張ります!という人もいるが

実は私はこの言葉があまり好きではない・・・

100%をマックスと考えた時、それ以上の数値で頑張りを表現すること自体が。。。。難しい。。。。難しすぎます・・・。

モノの考え方だとは思いますが

新規のお客様が来店した時にその方に対して使う言葉としては不適切な気がします。

そのお客様からすれば以前に行ったお店で納得しないから他のお店に行く。

もちろん価格の問題もあるかもしれない。。。

でも1

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世の中の美容師像??

世の中の美容師像??

実は私は美容師になる以前にはお金を払って散髪に行った事がないんです。。。

私が生まれる前、母が美容師をやっていたという事もあり

いつも母にカットしてもらっていました。

そして美容学校に入ってからは友達と切りあい、、、

という事で美容師になる前に美容室でお金を払って「お客様」という形で

実際の美容師を生で見る事、体験する事がありませんでした。

なので「私」という美容師の形は原型のない形に

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孤立

孤立

オープン時にいたスタッフは私を含めて5人。

24歳で始めたサロンは

最初だけは共に仲良く明るくやっていたが

そのうち自分とスタッフとの間に溝を感じ始める。

そうです

オーナーの「孤立」

ここでの間違いが後の自分にとってとても大切なものになったので

記しておきたいと思います

■自分の行ってきた事が正しいと思い過ぎ、より良いお店を作りたいという気持ちが前に出過ぎてスタッフにも同じ事を強

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どんな美容師になりたい?

どんな美容師になりたい?

私は原宿時代は他のサロンに技術を教えたり

メークを教えたりと色々してきましたが

一番自分でやっていて面白かったのが

「カウンセリング講習」でした。

そんな中で

「どんな美容師になりたいですか?」というのを絶対に聞きます。

さて、この質問をされたら皆さんはどんな答えを出すでしょうか?

お客様に好かれる美容師になりたい

とか

嘘をつかない美容師になりたいとか・・・

だれだれさんみた

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美容師と経営者は違う

美容師と経営者は違う

お店を始めた時に一番に皆さんが気付くと思うのは

やはり美容師で売れているからお店もうまくいくとは限らない

・・・・という事。

美容師のスキルと経営者のマインドはかなり違うという事に気付く。

今まで慕ってくれていたアシスタントが経営者になった自分に

嫌気がさして辞めてしまうなんて事はどのお店を見ても顕著な事。

お店を始める前に肝に銘じるべきこと

❶ どんなお店にしたいか(今まで勤めてい

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オープンから感じたまさかの出来事

オープンから感じたまさかの出来事

無事オープンしたのは良かったのですが

それこそ皆さん「あるある」だと思いますが

「絶対に新しくオープンしたら行きますね!!」

と言っていたお客様が来なく

新店には来てくれないかなー・・・?

と思っていた方が来てくださったりと。

悲しい気持ちになったりと複雑な心境になったのを覚えています。

そこで学んだこと。

「社交辞令」はしない。
「有言実行」
「嘘をつかない」
「無理だと思った事

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