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私のパリ散歩2022【後編】
後編は、さらに現地で撮った画像が多めでまいりましょう。 前編はこちら。 https://note.com/contrapvnctvs/n/ncc4303225b5f 前回の記事の最後の地点、すなわち「クロー…
あこがれの名器で新しい挑戦!
新しい年度が始まってから、もうそろそろ一か月。
今までとは違った環境で、新しいことにチャレンジしておられる方も多いことでしょう。
私のほうでは、今年に入って大きな節目となる出来事がありました。
長い間、ずっと手に入れたいと思っていたあこがれのモデルのリュートが、ひょんなことから自分の元にやってきたのです。
その楽器がこちら。
17世紀初頭の英国モデルの9コース・リュートです。
この
雑誌『Early Music』創刊から半世紀!
さて、2023年も残すところ少なくなってまいりました。
個人的に今年は、公私ともにいろんなことが起こりすぎて、年明けから順に起こったことを振り返る余裕すらないというのが正直なところですが、せっかくなのでもっと大きいスパンで、今年を象徴する出来事を一つご紹介することにします。
私の専門であるヨーロッパの古楽と呼ばれる分野で、最も権威ある学術雑誌と見なされている『Early Music』(アーリー
【全文公開!】ジョアン・ボロナート・サンス(チェンバロ/オルガン奏者)へのインタビュー
数年前から続けてきている『De Missione Musicorum 音楽と宣教の旅』、そしてこの度の『ぐるりよざ!海を越えた音楽』のプロジェクトにおいて、大きな役割を果たしてくれているジョアン・ボロナート・サンスへのインタビューが先日活字化されました。
ReRenaissanceの運営チームが聞き手となり、毎回初出演となる出演者に生い立ちや興味ある音楽活動、その他のことについて質問していく形を
【リュートタブ譜公開!】William Byrd: Mass for Three Voices/ Intabulation for Renaissance lute by Ryosuke Sakamoto (2023)
先日YouTubeチャンネルで公開した、ウィリアム・バード作曲による3声のミサ曲のリュートソロ用編曲について、楽譜の購入希望を何件かいただいたので、このたびnoteの有料記事の部分に、リュート・タブラチュアに浄書した全曲の譜面へのリンクを掲載することにしました。
譜面は全部で7ページ、PDF形式です。バードの時代に英国のリュート奏者たちが使用していたのと同じ譜面、すなわち現代では一般にフランス式