中川喜裕|5代目漆塗り職人 塗師

1807年創業仏壇屋/ある日インスタで「無料で漆塗ります!🔥」と投稿すると、家に大量の…

中川喜裕|5代目漆塗り職人 塗師

1807年創業仏壇屋/ある日インスタで「無料で漆塗ります!🔥」と投稿すると、家に大量のアウトドアナイフが届き、人生が変わる。 現在まで100名以上に無料で漆を塗り続けたところ、逆にたくさんの人から感動を与えられてしまい、漆文化を広めるため活動を続けてます。

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記事一覧

99%の人が知らない漆の効果 NICUの子どもたちに漆の積み木を贈る

1月にスタートさせた「病院の子どもたちに漆の積み木を届けるプロジェクト」も4ヶ月が経ちました。 家に眠っていた積み木を寄付いただき、漆チャレンジャーさん(ヌーの発…

異素材の漆kozara12誕生

neru design worksとのコラボレーション第二弾として、kozara12の漆塗りver.を発表し、リリース前からありがたいことに大きな反響をいただいています。 ご縁neru design w…

NICUの子どもたちに漆の積み木を寄付するプロジェクト

「木に触れたことがない子どもたちに、漆の積み木を。」の記事を書いたところ、たくさんの方に読んでいただきました。 その後、次のような質問をSNSに投稿したところ思わ…

日本にたった3人 絶滅寸前の職人”漆刷毛師”(うるしばけし)に迫る

「漆刷毛」(うるしばけ)という漆塗りをするための道具があります。 この道具、いったい何でできているでしょう? 漆刷毛(うるしばけ)は、塗師(ぬし)にとって最も大切な道…

木に触れたことのない子どもたちに漆の積み木を。

2023年のある日、NICU(新生児特定集中治療室)に木のオーナメントが飾り付けられました。 一才の誕生日をお祝いするためです。このオーナメントは漆塗りでした。漆塗りで…

豊かな人生を、介護と漆から考える。

「この漆器、投げたら割れますか?」 僕の作った漆器を眺めながら、そう言ったのは、ビジョナリー代表の丹羽悠介さん。 「介護 福祉×マッチョ」という異色の組み合わせで…

33歳塗師の思う伝統工芸の現状

最近は日々の業務が増え、GNU(ヌー)の活動も広がりつつあるのは嬉しいことです。 でも、それに伴って「考えを文字に残すこと」の大切さを今一度考え直すきっかけをいただい…

無料漆プロジェクトについて

今回2年越しに、2回目の無料漆プロジェクトを実施しました。 キャンパーさんの愛用オピネルに、漆塗りを無償で施すプロジェクトです。 たくさんのご応募の中から、…

「ククサで飲むコーヒーは不味い!?」から生まれた漆塗りククサ

こんにちわ 普段はInstagramからの発信が主ですが、これからはこちらでも書いていこうと思います。   Instagramでは書ききれなかったことや、 僕の考えや、商品のスペ…

99%の人が知らない漆の効果 NICUの子どもたちに漆の積み木を贈る

99%の人が知らない漆の効果 NICUの子どもたちに漆の積み木を贈る

1月にスタートさせた「病院の子どもたちに漆の積み木を届けるプロジェクト」も4ヶ月が経ちました。

家に眠っていた積み木を寄付いただき、漆チャレンジャーさん(ヌーの発信で漆塗りに挑戦されている方々)の手に渡り、少しずつ積み木が漆によって生まれ変わりつつある段階です!

返ってきた積み木をみると、なんとも言えない暖かさに包まれていて。
「想いを塗り重ねた作品というのは、感動を呼ぶ」としみじみ実感しまし

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異素材の漆kozara12誕生

異素材の漆kozara12誕生

neru design worksとのコラボレーション第二弾として、kozara12の漆塗りver.を発表し、リリース前からありがたいことに大きな反響をいただいています。

ご縁neru design works代表の重弘さん(ネルさん)とのご縁は、昨年9月に阪急うめだ本店GREEN AGEで行われたneru design works pop upの際に阪急担当者さんを通じてご紹介いただいたのがき

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NICUの子どもたちに漆の積み木を寄付するプロジェクト

NICUの子どもたちに漆の積み木を寄付するプロジェクト

「木に触れたことがない子どもたちに、漆の積み木を。」の記事を書いたところ、たくさんの方に読んでいただきました。

その後、次のような質問をSNSに投稿したところ思わぬ反響が、、、

Q.木のおもちゃを寄付してくださる方はおられますか?
Q.木のおもちゃの漆塗りを手伝ってくださる方がおられますか?

このプロジェクトのきっかけは、NICU(新生児集中治療室)看護師石田渉さんの、"木のオーナメントを漆

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日本にたった3人 絶滅寸前の職人”漆刷毛師”(うるしばけし)に迫る

日本にたった3人 絶滅寸前の職人”漆刷毛師”(うるしばけし)に迫る

「漆刷毛」(うるしばけ)という漆塗りをするための道具があります。
この道具、いったい何でできているでしょう?

漆刷毛(うるしばけ)は、塗師(ぬし)にとって最も大切な道具。一生のうちに何本も買い換えるものではありません。

なんなら今私が使っている刷毛(はけ)の中に、じいちゃんが使っていたものもあるくらい。ながーーく大切に愛用する、塗師(ぬし)にとって”相棒”ともいえる道具です。

そんな漆刷毛、

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木に触れたことのない子どもたちに漆の積み木を。

木に触れたことのない子どもたちに漆の積み木を。

2023年のある日、NICU(新生児特定集中治療室)に木のオーナメントが飾り付けられました。
一才の誕生日をお祝いするためです。このオーナメントは漆塗りでした。漆塗りでなくてはいけない、理由があったのです。

今までいろんなものに漆を塗ってきましたが、Instagramなどでよく見かける記念日を祝うためのオーナメントに塗ったのは初めてのこと。
これを塗るきっかけをくれたのは、熱い想いをもつNICU

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豊かな人生を、介護と漆から考える。

豊かな人生を、介護と漆から考える。

「この漆器、投げたら割れますか?」
僕の作った漆器を眺めながら、そう言ったのは、ビジョナリー代表の丹羽悠介さん。

「介護 福祉×マッチョ」という異色の組み合わせで、今メディアに引っ張りだこの、ひだまりグループ株式会社ビジョナリーを経営するお方です。

福祉、介護の業界は、「辛い、汚い、大変」というイメージで人材採用に苦しむ業界。
介護士さんの高齢化や人材不足で、社会問題にもなっています。そんな業

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33歳塗師の思う伝統工芸の現状

33歳塗師の思う伝統工芸の現状

最近は日々の業務が増え、GNU(ヌー)の活動も広がりつつあるのは嬉しいことです。
でも、それに伴って「考えを文字に残すこと」の大切さを今一度考え直すきっかけをいただいたので、noteでブログを書き始めてみようと思う今日このごろです。

「伝統工芸の担い手」として、発信に対してもう少し解像度を上げて活動してみようと思います。

高校時代は、毎日「比叡山高校野球部の寮生活」について、他の生徒とは少し環

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無料漆プロジェクトについて

無料漆プロジェクトについて

今回2年越しに、2回目の無料漆プロジェクトを実施しました。



キャンパーさんの愛用オピネルに、漆塗りを無償で施すプロジェクトです。



たくさんのご応募の中から、20名を抽選で選ばせて頂きました。

 

「漆に触れたことがない方に、まず漆文化を知ってもらうには、実際に見て、触って、使ってもらったほうがいい。

手に取ってもらえば、絶対に漆の魅力は伝わる。」

その確信のもと、2年前に恐

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「ククサで飲むコーヒーは不味い!?」から生まれた漆塗りククサ

「ククサで飲むコーヒーは不味い!?」から生まれた漆塗りククサ

こんにちわ

普段はInstagramからの発信が主ですが、これからはこちらでも書いていこうと思います。

 

Instagramでは書ききれなかったことや、

僕の考えや、商品のスペック、それに対する想いや深掘りした内容、

漆についてなどなど、より漆のことやヌーのことを好きになっていただけるよう、この「ヌーのつぶやき」にて発信していこうと思います。
#ネーミングセンスは相変わらず

今年は

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