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ラウールが体現するヨウジヤマモトの過去、現在、未来:Yohji Yamamoto POUR HOMME Spring-Summer 2023 レビュー(1)
2022年6月23日に行われた「Yohji Yamamoto POUR HOMME Spring-Summer 2023」の初回を観て参りました。やはり取り上げるべきはSnow Man のラウールをパリ・コレクションでモデル初デビューさせるという、デザイナー山本耀司さん(以下、ヨウジと記載)のすばらしいキャスティングとその成果でしょう。ラウールに焦点を当てるのには、必然性があります。いまから3
もっとみる美術館はこれまでも抗議活動の場であった。国立西洋美術館で起きた抗議を機に、海外の事例や理論的な積み重ねを解説(文:五野井郁夫)
国立西洋美術館での飯山由貴さん、百瀬文さんと遠藤麻衣さんらによる抗議の論点をTokyo Art Beatさんにて解説しました。
近年の美術館での抗議の系譜として、ナショナルポートレートギャラリーでのBPに対するカプーアやレイチェル・ホワイトリードらの抗議やナン・ゴールディンによるメトロポリタン美術館での抗議、マーク・ウォリンジャーのテート・ブリテンでの抗議=展示などに触れ、またエイドリアン・パイパ
2023年夏の五野井ゼミ 「文化戦争の時代に文化と芸術の読み方を体得する」
毎年夏休み恒例で開催される夏の五野井ゼミ、今年も本日8月21日の18時より21時まで5日間、東京の新宿にて開催します(なかなかまとまった時間がとれず、他の原稿が遅れており大変申し訳ありません)。今年のテーマは「文化戦争の時代に文化と芸術の読み方を体得する」と題して、政治理論と美学にかんする基礎的な論文と批判理論、そしてクィア理論の原典のひとつであるスーザン・ソンタグの「《キャンプ》 camp」に
もっとみる表紙がSnow Manの『GQ JAPAN』最新号12月号の「特集:レベル・ミュージックの現在地」に寄稿しました
皆さま、この数ヶ月間、仕事が立て込みすぎて更新が遅れてしまい申し訳ありません。ラウールとヨウジの第2回もタッキーが辞任された件に絡めて後日アップいたします。もう少々お待ちを。
さて、今回は『GQ JAPAN』最新号12月号に、対談を掲載しました。
ちなみに今回の『GQ JAPAN』12月号、まず特集の1つが「Snow Man現象」。「GQ MEN OF THE YEAR 2020」の受賞以
2022年度 五野井ゼミ カール・シュミットから国際秩序を考える
2022年度の五野井ゼミは、今般のロシア・ウクライナ戦争と非民主的な国際秩序について考えるべく、カール・シュミットを講読します。蔭山宏先生の『カール・シュミット』から入り『政治的なものの概念』『陸と海』『政治的ロマン主義』等読み進めます。月曜16時半から。学生/社会人の皆様の聴講も歓迎します。変なオンラインサロンが多い中、まともな学知をみなさんに社会還元することも目的としているので、五野井ゼミは
もっとみる東日本大震災十周年追悼式の天皇陛下のおことば(令和2年3月11日)
以下、東日本大震災十周年追悼式の天皇陛下のおことば本文の書き起こし:
東日本大震災から10年が経ちました。
ここにみなさんとともに、震災によって亡くなられた方々とそのご遺族に対し、深く哀悼の意を表します。110年前の今日、東日本を襲った巨大地震と、それに伴う津波により2万人を越す方々が亡くなり、行方不明となりました。また、この地震に伴う津波や原子力発電所の事故により、多くの人々が避難生活を
今日で東日本大震災から10年なので
noteをはじめてみました。