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私の人生本シリーズ

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これまで読んできて、私の人生に大きな影響を与えた本、印象に残っている本について書いた記事をまとめました。
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記事一覧

noteを4週間続けて気づいたこと。「やりたいこと」は「怖さ」の先に。(私の人生本③アルケミスト)

noteを4週間続けて気づいたこと。「やりたいこと」は「怖さ」の先に。(私の人生本③アルケミスト)

先月29日にnoteを書き始めて、今日でちょうど4週間。

毎日書き続けて、思ったことは色々あるけど、一番は、

「私、文章書きたかったのかも」

という気づき。

思い返せば、

小学校1年生の時、読書感想文コンクールで賞を貰い、

小学校6年生の時、県の文集コンクールに出展し、

中学校3年生の始業式に、抱負を全校生徒の前で読んで褒められ、

極め付けは、中学3年間を通して、誰にも頼まれてない

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人はみんな無意識の恐れを持って生まれてくる。自分も。あの人も。(私の人生本①:「9つの動機」)

人はみんな無意識の恐れを持って生まれてくる。自分も。あの人も。(私の人生本①:「9つの動機」)

「彼を知り、己を知れば、百戦危しからず」

古代中国春秋時代に活躍した孫子の言葉。

「現代日本は、人間関係の戦国時代や〜」

とは誰が言ったか。
誰も言ってない。

私は、人間について長いこと考えてきたので、人間関係の参考本を紹介していこうかなと思い立ちました。

今回は、
木村孝「9つの動機」

テーマは、「エニアグラム」。
古代中東の密教で、
「すべての人間は、9つのタイプの恐れうち、どれか

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「計画性がない」だって最強。誰にも5つの強みがある!(私の人生本②:「さあ才能に目覚めよう」)

「計画性がない」だって最強。誰にも5つの強みがある!(私の人生本②:「さあ才能に目覚めよう」)

15年くらい前の就職活動で、総合商社の最終面接を受けた。

結局は落ちたんだけど、そこが、不採用の理由を教えてくれる会社だった。
そのとき言われたことは、

「あなたには計画性がない」。

その後、家電メーカーに就職。
新入社員で毎日怒られてた内容は、

「お前には計画性がない」。

部署が変わっても、会社は私に計画を求めてくる。

半期計画、中期計画、長期計画、キャリア計画、、、

も〜明日のこ

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誰かを批判したくなった時、自分の中で起こっていること(私の人生本④自分の小さな「箱」から脱出する方法)

誰かを批判したくなった時、自分の中で起こっていること(私の人生本④自分の小さな「箱」から脱出する方法)

何かをされて、腹が立ったり、批判したくなった時、

一呼吸置いて、考えてみて欲しい。

自分は、いつでも、誰に対しても、等しくそのような気持ちになるのだろうか、と。

たぶん、違う。

同じことをされても、許せる時と許せない時がある。

そう、
原因は、「されたこと」にあるのではない。
自分の中にあるのだ。

では、どういう時に批判したくなるのか?

そのヒントを与えてくれるのが、この本。

アー

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社会の適応者と不適応者、正常なのはどっちなんだろう(私の人生本⑤ベロニカは死ぬことにした)

社会の適応者と不適応者、正常なのはどっちなんだろう(私の人生本⑤ベロニカは死ぬことにした)

私は、子供の頃からずーっと長い間、一つの世界にみんなが生きてるって思ってた。

でも、いまは、

みんながそれぞれ別の世界に生きてるんだ

と思うようになった。

そう思わなければ理解できないほど、人それぞれ、見ているものが違う。

そういう見方をするきっかけになった本が、

パウロ・コエーリョ
「ベロニカは死ぬことにした」

ベロニカっていう女の子が、自殺に失敗して精神病棟に入れられる物語。

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仏教徒だけど、私を絶望から救ってくれた神の本(私の人生本⑥「神の使者」と「神との対話」)

仏教徒だけど、私を絶望から救ってくれた神の本(私の人生本⑥「神の使者」と「神との対話」)

私は、過去に、肝臓周辺に持病が見つかって手術をしたことがあり、その後遺症で、時々高熱が出ることがある。(肝臓って40度近い熱がでるのよ…)

最もひどかったのが、4年前で、3~5日サイクルで高熱と平熱を繰り返す日々が10ヶ月続いた。

当然、会社は退職。いつ体調を崩すか分からないから、友達との約束すらできない。

わかります?この絶望。

いつまでこれが続くんだろう。
ずっとこのままだったらどうし

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戦争をする人にも正義がある(私の人生本⑦愛と幻想のファシズム)

戦争をする人にも正義がある(私の人生本⑦愛と幻想のファシズム)

昨日、「完全な実力主義の環境で働いてみたい」という働き盛りのサラリーマンと話をしていた。

日本企業の社員は守られてるから、「サボったもん勝ちみたいな雰囲気に疑問を感じる」と。

私自身は、持病持ちだから、実力主義の社会は困るんだけど…。

それで思い出した本があった。

村上龍「愛と幻想のファシズム」

主人公は鈴原冬二という若者。
(私はエヴァンゲリオン見てないけど、鈴原トウジはここから。)

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「サンカ」と呼ばれた日本のジプシーを知ってますか?(私の人生本⑧風の王国)

「サンカ」と呼ばれた日本のジプシーを知ってますか?(私の人生本⑧風の王国)

ちょっと前に、お客さんと話をしていて、

私は、安定よりも自由と変化を好むんですよねって話をしてたら、

五木寛之「風の王国」
という本を紹介してもらった。

「サンカ」って呼ばれた、日本のジプシーの話だよ、と。

私は、その存在を全く知らなくて、慌ててWikipediaで調べた。

日本にかつて存在したとされる放浪民の集団である。本州の山地に住んでいたとされる。
(中略)
呼称は日本の警察による

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おもしろいかどうかは問題じゃないの。将来役に立つかが大事なの。(私の人生本⑨ミヒャエル・エンデ「モモ」)

おもしろいかどうかは問題じゃないの。将来役に立つかが大事なの。(私の人生本⑨ミヒャエル・エンデ「モモ」)

以前noteでも書いた、「生きづらさ」を抱えて生きてきた私の友達が教えてくれたこと。

芸術家と呼ばれる人は、大事なことを、そのまま伝えても伝わらないから、絵画や映像や文学や歌などで表現する。

その子が紹介してくれたのが、

ミヒャエル・エンデ「モモ」児童文学なんだけど、いま読むとドキッとする表現がいっぱいある。

モモという女の子が、時間どろぼうに盗まれた人々の時間を取り戻すファンタジー。

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