『おいしい家族』

ふくだももこ監督『おいしい家族』を観にヒューマントラスト渋谷に歩いていく。昨日公開で、ここで舞台挨拶もあったみたいなので、さすがに初回はお客さんはまばらだった。公式サイトを見たら『水道橋博士のメルマ旬報』チームな松崎さんもコメントされていた。『週刊ポスト』の金曜日発売の最新号でも僕は連載「予告編妄想かわら版」でこの作品を取り上げている、ということもあって観に来た。

母の三回忌で島にある実家に帰っ

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《「一人だけ野球」な個人企画》 都道府県見聞録――時代変遷の記録 その3(最終回)

「一人だけ野球」な個人企画 都道府県見聞録――時代変遷の記録 その3(最終回)

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・【新宿駅西口バスターミナル及び高速バスターミナルほか】南口側の交通ビル・バスタに機能集約
・【「笑っていいとも!」】放送三十二年の歴史に幕
・【新宿コマ劇場】「演歌の殿堂」たる劇場もついになくなり、シネコン併設の高層ホテルに建て替え
・【新宿コマ劇前の噴水】同所にはかつて(まだそこに「殴られ屋」の元

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フリーフォント「PLEIADES Alphabet」

今回は「自作フォント」の巻です。前記事でTシャツ化したモチーフの作品として「放課後のプレアデス」という作品を紹介しました。

前記事:「スキなものとTシャツと私」

あの時の自分は、どうやらTシャツだけではまだ不完全燃焼だったらしく、今度は作中に出てくる宇宙文字をフォント化してしまいました。やるときゃやるオレサマです(どや)。

作品がいかに良いかというのは、前記事を見ていただくとして、今回は以前

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スキなものとTシャツと私

私のTシャツ見てください……ん?なに勘違いしてるんですか?タイトルに邪なものを期待してクリックしたあなた、業が深いですね(ニッコリ)。

Tシャツにしちゃうカルチャー

それはさておき、今でこそネタTシャツが普通のお店や通販で販売されてたり、個人がカジュアルに「Tシャツ作っちゃおうかな~」と軽々しく言え、かつ作れちゃう時代ですが、昭和の頃には結構なハードルの高さがあったように思えます。

だいたい

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《「一人だけ野球」な個人企画》都道府県見聞録――時代変遷の記録 その2

「一人だけ野球」な個人企画 都道府県見聞録――時代変遷の記録 その2

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・【四月二十九日の国民の祝日「みどりの日」】五月四日に移動となる。昭和天皇の誕生日は「昭和の日」に
・【東京電力福島第一原子力発電所】原発としての機能喪失
・【「不滅の《KKコンビ》」たる東京電力柏崎刈羽原子力発電所】世界最大八二一二メガワットの出力を誇る原発は、二〇一一年三月以降、一号機から七号機まで長らく「

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《「一人だけ野球」な個人企画》都道府県見聞録――時代変遷の記録 その1

都道府県見聞録――時代変遷の記録 その1

青木淳悟

 平成末頃、改元を間近に控えて、世の中はどうもすっかり回顧ムードに包まれた。小売も食品も電機も自動車も、各業界を挙げて盛んに当の一時代について、過ぎ去りつつある三十年間ほどを振り返ろうとしていた。ことに多くのメディアで「特集」が組まれたことは、きっと記憶に新しいだろう(というか、それはつい最近のことだ)。

「やっぱり公共放送では――」
「さ

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【特別公開】『激越!! プロ野球県聞録』あとがき

冒頭でも触れた通り、本作では過去における「実在の事件」を取り上げている。その社会的事件の意味を、一度きちんと文学の側から世に問うてみようとして……つまり日本文化が誇るプロ野球がそのとき経験した「あれはいったい何だったのか?」を考えてみたくて。いわゆる球界再編問題(〇四―〇五年)の発端となるスクープ記事が世に出て以降、ちょうど十年目に差しかかっていた本作雑誌発表当時、日本プロ野球は過去の「一リーグ化

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◇プロ野球小説をPR! 3

そして「プロ野球再編問題」に揺れたその年、ペナントレース閉幕後の十月下旬、奇しくも日本シリーズ開催中に、新潟県中越地方を震源とするマグニチュード6.8、最大震度7という大地震が当地を襲ったのである。

 しかし鉄道が鉄道であるかぎり、遠隔地のファンを決戦地へと送りこむ電車及び気動車が、どこかできっと運行されているはずなのだ(鉄道とはそういうものではあるまいか……?)。それは希望か欲望か感謝の念か、

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◇プロ野球小説をPR! 2

彼らの「県聞旅行」では、移動はだいたいのところ陸路が選択される。思えばそれらの鉄道で、津軽半島から青函トンネルを潜り、下関からは関門鉄道トンネルや新関門トンネルを潜ってきたのである。連絡船やフェリーならまだしも、飛んでしまうと北海道にも九州にもけっして「渡れ」ないのだ(だから沖縄のキャンプ地にも船で渡りたい)。フェリー会社とはどうにか組めても、航空各社とは永遠のライバルである。
 かくして鉄道でつ

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◇プロ野球小説をPR! 1

〈文芸デジタル新企画〉「すばる」から生まれた電子書籍レーベル――「すばる Digital Book」。
 その新たなる電子書籍レーベルのために……書いて走って守って打って、ハイ、そこで出ました!
 自称「プロ野球小説」第二弾は純文学×プロ野球×都道府県!?
 平成プロ野球史の一頁、かつてそこにあった危機「球界再編問題2004」の、数々の名場面と、派生的諸問題及び周辺的小事件の裏に潜む真実とは――。

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