- 運営しているクリエイター
記事一覧
監視社会(ディストピア)を描くSF小説 ジョージ・オーウェル「1984年」感想・書評
ジョージ・オーウェル最期の著作「1984年」は、「動物農場」で成功を収めたジョージ・オーウェル氏の最後の著作である。
巻末の解説によれば、「1984年」は、作者自身が失敗作になることを予見しながらも書かれたものであるらしい。
個人的な感想「1984年」は三部構成になっている。一部はSFとして楽しめるので、ここまではだれでも楽しめるだろう。二部もそれなりに良く、恋愛的な要素が絡んでくるので、SF
自然のわくわくを体感するための道具2選「センス・オブ・ワンダー」感想・書評
引き取った姪の息子との体験「センス・オブ・ワンダー」とは、「沈黙の春」で有名なレイチェル・カーソンによって執筆されました。
本書は、レイチェル・カーソンの遺稿のようなものです。本文に入る前の冒頭には、このようなことが書かれています。
ロジャーとは、5歳の時に母親を病気で失い、レイチェル・カーソンに引き取られた、姪の息子です。
本書は、このロジャーとレイチェルが、海辺や森で遊んだときのことをベー