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パーソナリティ障害

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記事一覧

複雑性PTSDにおけるフラッシュバック

今回は以前書いたこちらの記事で触れた複雑性PTSDの症状であるフラッシュバックに着目して記事を書きたいと思います。

フラッシュバックとは過去のトラウマを想起するような体験があった際にそのトラウマ体験が今起きているかのように反応してトラウマ症状が起こってしまう事です。
具体的にトラウマ症状というと、過呼吸や動悸や身体や思考の硬直や凍り付き、激しい恐怖、多汗やパニック発作など多岐に渡ります。
たとえ

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トラウマ論〜複雑性PTSD〜

※こちらの記事は予告なく加筆修正が行われる可能性があります。

ここ最近の記事でよく話題にしていたアイデンティティの話について調べている過程でトラウマによって自己表現がうまくできなくなる事があると知り、トラウマというものについて調べていました。
そしてそこで複雑性PTSDという言葉を知り、本やインターネットを駆使して情報収集をしていました。
今回はトラウマが理由で生じる複雑性PTSDについて過去の

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境界性パーソナリティ(実体験編)

今回は境界性パーソナリティ障害の特徴に該当する人とのエピソードを書いてみようと思います。
なお、その人が境界性パーソナリティ障害に該当すると判断したのはあくまでも僕自身で医師に診断されたわけではないのはご了承ください。
構成としては実際に起きた出来事を極力客観的に伝えた上で、最終的にはその人の行動がどういう原動力や心理状態によって引き起こされたものなのかを全て分析して解説していくというような流れに

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篠田麻里子さんの音声データの件

今回は不倫報道が出ている篠田麻里子さんの音声データの件について書きたいと思います。
普段はこのようなネタは一切扱わないのですが、たまたまこの件の音声データを聞いてみて思うことがたくさんあったので書きたいと思います。
なお、今回の記事は篠田麻里子さんの心理構造に着目した記事になります。
誰が悪いとか旦那さんが可哀想だとかそういう視点は排除しようと思います。
この件について知らない方はネットで調べて音

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不幸を認める事の価値

現在、過去最高に字数の多い僕の実体験の記事を書いているのですがなかなか書き終わりません。
というのも、書いていると様々な気づきが得られる為にどんどん話が広がりそうになるからです。
今回はそのまだ未完成な記事を書きながら僕が感じた事をここに書いてみようかなと思います。

他の記事でよく書いている事ですが、僕は偽善者がとても嫌いです。
なぜ嫌いかと言うと予後が悪いからです。
偽善的な生き方というのは自

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付加価値依存症者にとっての自己実現とは

※先にこちらの記事をお読みください。

付加価値依存症について立て続けに2つ記事を書かせていただきました。
前回の「付加価値依存症だった過去」の記事でも書いたように、今回は付加価値依存症者と自己実現者の違いについて書いてみたいと思います。
所々既に書いた記事と重複する箇所がありますが、ご了承ください。

僕が付加価値依存症の存在に気づいたのは、今年の春〜夏頃でした。
身近にいる人たちで高い能力を持

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離人症

皆さん離人症というものをご存知ですか?
実はこの離人症、僕自身が体感したものではあるのですがあまりにも人に説明するのが難しくて困っています。
この記事を書くにあたって色々適切な表現はないものか調べてみているのですが、体験した事のある人にしか理解し難い説明だなと思います。
とりあえず参考までにこちらのサイトのリンクを貼っておきます。

ここからは僕が離人症を体験した時のことを書いてみようかなと思いま

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神格化の心理

僕がゲイである事をnoteでカミングアウトしたのをキッカケに僕に対してリスペクトしたり称賛してくれる人が増えました。
RTなどを促したところ思った以上に多くの人に見てもらえて反応が貰えたのはとても嬉しくあります。
ここで僕があの記事をキッカケにnoteを書いて発信するようになったそもそもの原動力は何かをもう一度書き連ねたいと思います。

カミングアウトの記事はこちらです↓

僕の当初の目的としては

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褒める事の価値とは

近年、褒める事の価値が子育て本やSNSでバズる投稿などでよく語られている。
確かに褒める事で笑顔になり、生き生きするという事はよくある。
しかし「褒める」という手段には大きな落とし穴があるのではないかと思う。

まず第一に「褒める事そのものに価値がある」という認識は間違いなく誤りである。
最も着目すべき点は褒め方にある。

そしてこの話をするに当たってキーワードになってくるのが、条件付きの肯定だろ

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後天的なバイセクシュアル

性的指向は先天的に決まっているという考えが根強い中、もしかしてこの人は後天的に同性を好きになったんじゃないか?と感じる人に何人か出会った事があるのでそれについて書きます。

人様のことをあまり詳しく書くのも良くないかなと思うのでざっくり説明します。

「誰でもいいから愛してくれ」こういう状態になった人というのは性別を問わなくなる場合があるんじゃないかと感じたのです。

つまり彼らは非常に強い愛情飢

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外向性•内向性とパーソナリティ障害の関係

皆さん外向的と聞いたらどういうイメージを持ちますか?

外向的の意味はwikipediaでも開いてもらえればすぐに分かると思うのですが、ここでは僕なりに外向的とはなんぞや?という事を書き連ねてみようかなと思います。

「外向」は外に向くと書きます。

つまりエネルギーが外に向いている人を外向的と呼ぶのが適切かなと思います。

似た言葉として「外交」「社交」があるために本来の意味と違った解釈をする人

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