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探究授業案

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探究授業案7「ChatGPTをどう使う」 vol.835

探究授業案7「ChatGPTをどう使う」 vol.835

時代の流れから私たちの生活の中でAIとの共存をしない生活は不可能に近くなっています。

今ではほとんどの生徒が持っているスマートホンの検索機能にもAIは利用され、いつの間にか自分の使いやすいように最適化された検索仕様に変化していっています。

そんなAIですが、急速に普及されたこともあり学校現場ではまだその使い方を模索中と言ったところも多いように感じます。

今日はそんな少し毛嫌いされてしまうAI

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探究授業案6「学校生活に物申す」 vol.606

探究授業案6「学校生活に物申す」 vol.606

生徒たちと話していると、ところどころで学校に対する不平不満が出てくることがあります。

ただそういった声は、多くの場合教員陣の「ルールだから」「きまりだから」といった言葉でかき消されてしまいます。

しかし、そのような不平不満の中に、学校の本質をつくような疑問が混ざっている可能性もあります。

今日はそんな学校への不満をこのこぼす生徒たちに対する探究的な授業を考えていきたいと思います。

「学校生

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高校生探究プロジェクトをふり返って④ vol.556

高校生探究プロジェクトをふり返って④ vol.556

昨日までの続きの記事になります。

ここまでで、ようやく自分の中でふり返り切ったなという実感があります。

当然、後悔や無念はたくさん残っていますが、これらはいまさら嘆いてもどうにもならない代物。

次の実施へと動き出すときに改めて、気をつけたり改善する以外に方法はありません。

今日はここまでの反省を生かして、次にどう繋げていくのか、今後の展望について考えていきます。

少数精鋭化大体、何かを成

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高校生探究プロジェクトをふり返って③ vol.555

高校生探究プロジェクトをふり返って③ vol.555

前回の続きになります。

高校生探究プロジェクトの反省、反省し始めたら時間について、目的について、次から次へと反省点が出てきました。

今日は高校生のさまざまな能力について考えていきたいと思います。

コミュニケーション能力とは今回、オンラインでの対話イベントを行いましたが、高校生のファシリテーション、コミュニケーション能力を鍛えようと画策していました。

しかし、そもそもこの育てようと思っていた

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高校生探究プロジェクトをふり返って➁ vol.554

高校生探究プロジェクトをふり返って➁ vol.554

昨日の続きになります。

昨日はこの探究プロジェクトの時間という観点で考えていきました。

今日は、最も重要と言ってもいい目的の部分を考えていこうと思います。

誰がやりたい?果たしてこのイベント、誰がやりたかったのでしょうか。

私自身がやりたかったというのは当然のことながら、それを運営する高校生たちの真意をくみ取り切れていなかったなというのも正直なところです。

目的の共有、想いの共有が浅はか

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高校生探究プロジェクトをふり返って vol.553

高校生探究プロジェクトをふり返って vol.553

先日、高校生探究プロジェクトが終了しました。

まだふり返りもできていないのですが、イベント自体は終了したので、この熱が冷めないうちに私自身の反省をしたいと思います。

とりとめもなく、文章にもならないかもしれませんが、記録として少しでも誰かの役に立てばと思います。

高校生探究プロジェクトについてはこちらをご覧ください。

何もかもが中途半端今回のプロジェクトで最も感じたのは、何もかもを中途半端

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探究授業案5「30日後、遠方へ」 vol.538

探究授業案5「30日後、遠方へ」 vol.538

もし、漫画のように突然の引っ越しを余儀なくされたら、みなさんならどうするでしょうか?

これはそんな状況を実際に考えながら1ヶ月を過ごしてもらうといった探究授業案です。

この発想は、『DIE WITH ZERO』の中に記載されていた文にインスパイアされ発案しています。

『DIE WITH ZERO』について知りたい方はこちらへ。

私たちは常に時間は無限のものだと勘違いしてしまいます。

いつ

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探究のエンジンは周りがかける vol.532

探究のエンジンは周りがかける vol.532

探究学習や子どもの学びについて考えるのが好きな私ですが、そろそろもっと教育学と連動した中での考えの構造化をしていきたいと思っています。

知識や思考は得意ですけど、そこに学術的要素を自分の頭から引っ張り出してくるのはまだ力不足なので、そこを鍛えようという算段です。

そんな最近に思うのが、探究活動もさまざまな学術的要素から紐解く必要があるのではないかなと感じています。

今日は実際に私の今やってい

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高校生探究プロジェクトの目指す先 vol522

高校生探究プロジェクトの目指す先 vol522

先日の記事の続きになります。

このプロジェクトを始めた上でのきっかけなどを共有させていただきましたが、今日はその中身とゴール地点をまとめていきます。

イベントの運営を通して学ぶ能力まず第一に、イベントを通して子どもたちに力をつけてほしいというのが願いとしてあります。

イベントを一つ運営していくので、さまざまな力をつけられます。

まずは、イベント当日に最も必要となるファシリテーション能力、こ

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高校生探究プロジェクト始動中 vol.520

高校生探究プロジェクト始動中 vol.520

つい1か月ほど前から、高校生の探究活動を支援する活動をしています。

https://www.instagram.com/t_knit__project/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D

まだまだエンジンがかかり切れない現状ですが、子どもたちも一人一人、少しずつ乗り始めている人は乗り始めています。

昨日は3回目のミーティング、少しずつファシリテーションの練習も踏まえて、徐々にレベル

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探究授業案4「コンセンサスゲーム」 vol.519

探究授業案4「コンセンサスゲーム」 vol.519

皆さんはコンセンサスゲームをご存知でしょうか?

コンセンサスとは、意見の合致や同意という意味があります。

要はそれぞれの意見を合わせて一つの意見を生み出す。

対話のゲームのようなものです。

あくまでもディベートやプレゼン大会といったものではありません。

雪山での遭難、砂漠での遭難、難破船での選択、、、

さまざまな形が存在していますが、もっとも有名なのはNASAゲームではないでしょうか?

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探究授業案3『旅行に行くならどこへ行く?』 vol.517

探究授業案3『旅行に行くならどこへ行く?』 vol.517

これはよく聞くパターンのものなのかもしれません。

自分のいきたい旅行先を徹底的に調べ上げて、プレゼンをするというものです。

外発的動機づけとして、優勝者にはそこへの旅行券をプレゼントする、もしくは実際に体験学習として実現するという形を取るとなおいいでしょう。

ただし、日時や金銭面を限定しての話です。

教育関係者の方ならよくわかるかもしれませんが、旅行会社が持ってくるようなプレゼンを子どもた

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探究授業案2「人を学ぶ」 vol.515

探究授業案2「人を学ぶ」 vol.515

なかなかシリーズ化はしないけど、コツコツと続けていこうと考えている探究的授業案その2です。

その1はこちらを考えて見ました。

その2は人から学ぶ、自分から学びにいくという動機づけに近い学習方法です。

これに近いことは既に小学生、中学生の頃にしているかもしれませんが、あえてそれを職に近い高校生でやることで、何かきっかけをえられないかなと思っています。

理想の人にインタビュー考える授業案は極め

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探求授業案1「1日完結プレゼン発表会」 vol.493

探求授業案1「1日完結プレゼン発表会」 vol.493

時々面白い授業を思い付いては忘れるというのを度々繰り返してきましたので、ここで改めて自分の構想の中にある探究的な授業を文字化して記録していこうと思っています。

探究を探究するという言葉が度々耳に入ってきますが、まさにそれに近い部分かもしれません。

今の探究学習は?賛否両論あるかと思いますが、みなさんは総合的な探究の時間を単位認定すること、授業化することについてどうお考えになるでしょうか?

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