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三鷹古典サロン裕泉堂 運営日記

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開業1ヶ月前からの記録。
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記事一覧

裕泉堂だより第3信を作りました!!(表)

「絵本バトン to Asia #4」開催報告、次回開催のご案内 ~アジアの子ども達に絵本を届けるボランティア活動~

「絵本バトン to Asia #4」開催報告、次回開催のご案内 ~アジアの子ども達に絵本を届けるボランティア活動~

本日、三鷹古典サロン裕泉堂では、「絵本バトン to Asia」というイベントを開催しました!

「絵本バトン to Asia」は、カンボジア・ミャンマー・アフガニスタンなど、アジアの国々の学校・図書館・難民キャンプなどに絵本を届けるための取り組み。

公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)の「絵本を届ける運動」を、皆で集まって行うというボランティア・イベントです。

日本語で刊行され

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梶間和歌「御堂関白集 モテ男はモテるべくしてモテる」― 三鷹古典を読む会2023年1月定例会を受講して ―

梶間和歌「御堂関白集 モテ男はモテるべくしてモテる」― 三鷹古典を読む会2023年1月定例会を受講して ―

何かの文章で前置きなく「例えば大庭葉蔵は……」と書いたとしたら、一般的には「誰? 」と言われるのがオチだろう。

昨今よくある名前でもないし、そもそもそれがヨウゾウと読めない人も多いかもしれない。

文学好きであれば「『人間失格』か」と思い当たるだろうが、あれだけ有名な作品の、これだけ名前かぶりしなそうな登場人物の名前であっても、名前からその登場する作品名が必ずしも出てくるものでない、とは『人間失

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三鷹駅前のびのび句会 2月定例会(第16回)を開催しました! ご感想、吉田の句、次回ご案内など

三鷹駅前のびのび句会 2月定例会(第16回)を開催しました! ご感想、吉田の句、次回ご案内など

昨日は、三鷹駅前のびのび句会の第16回でした! 今日はお休みの方も多く、少人数の女子会に。6名ぐらいだと、皆さんのお声やお考えが聞けてそれもまた楽しいものでした。

本句会、席題は毎回、国語辞典からランダムにページを選び、掲載語から、季語以外の言葉を選ぶという風にしております。今回は「突風」。響きも面白い、楽しいお題でした。

私は「突風」と聞くと、これが浮かんできてしまうんですよね……(笑)

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梶間和歌「東海道中膝栗毛戯作読者の不思議」 ― 三鷹古典を読む会2022年9月定例会を受講して ―

梶間和歌「東海道中膝栗毛戯作読者の不思議」 ― 三鷹古典を読む会2022年9月定例会を受講して ―

人に何かを伝えるにも、自分の商品をセールスするにも、“相手目線”“顧客目線”が重要だ、
などといった言説は、いい大人であれば耳にタコであろう。
が、実践できている人が一握りであるからこそ、
そうした教えが繰り返し、形を変え言葉を変え伝えられるわけで。

例えば、想像してみてほしい。
見ず知らずの他人に

「あなたのことをこんなに、長いこと想ってきたのに、あなたは僕にまったく気づかない」
「僕はこん

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本日で(株)裕泉堂は1周年を迎えました

本日で(株)裕泉堂は1周年を迎えました

私が代表を務める(株)裕泉堂が本日1周年を迎えました。

三鷹古典サロン裕泉堂をオープンするにあたり、これまで個人事業主としておこなってきたものを法人化。でも、目の前のあれやこれやに追われてしまい、せっかく法人をつくった割には、まだそれらしいチャレンジができておらず、少々もどかしい状況でございます。2期目こそは!!

そんな意気込み等は先週Voicyで5回にわたってお話ししましたので、お聴きくださ

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『狭衣物語』講座(三鷹古典を読む会 第102回)、皆様のご感想

『狭衣物語』講座(三鷹古典を読む会 第102回)、皆様のご感想

2022年5月8日(日)、三鷹古典を読む会 第102回『狭衣物語①』を開催しました。

裕泉堂ならびにオンラインでご参加くださった皆様、誠にありがとうございました!

平安時代終わりや鎌倉時代には、『源氏物語』と並び称せられていたという作品ですが、現代ではマイナーとなってしまった『狭衣物語』。会場参加の方々にお聞きしても、皆さん「読んだことがない」と。そんな作品を新鮮に読み味わう機会になったかと思

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継子譚は成長したのか― 三鷹古典を読む会 101回「住吉物語」に寄せて ―(梶間和歌)

継子譚は成長したのか― 三鷹古典を読む会 101回「住吉物語」に寄せて ―(梶間和歌)

本記事は、三鷹古典を読む会の第101回「住吉物語」に参加した梶間和歌さんが寄稿してくださったものです。講座にアーカイブ動画でのご参加を希望される方は、裕泉堂イヤーブックをお求めいただくか、個別記事をご購入ください。

ヘッダー画像は土佐長隆(東京国立博物館蔵・模者不詳)によるものです。

暴れ川を鎮めるために人間が生贄に捧げられるとか、その土地に住んでいるというだけの理由で見せしめに撫で斬りにされ

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五月に読みたい俳句・和歌・短歌30選 新緑/青葉/ほととぎすetc...

三鷹古典サロン裕泉堂にお越しの皆さまには、季節の俳句・和歌・短歌などを書いたオリジナルコースターでお茶をお出ししています! 偶然の出会いから、好きな作品が見付かったらいいなぁと思っております。

今月のコースターでご紹介した作品を以下に。

江戸時代までの俳句山口素堂/目には青葉山ほととぎす初鰹
松尾芭蕉/あらたふと青葉若葉の日の光

近現代の俳句中村草田男/松籟や百日の夏来たりけり
稲畑汀子/三

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Our Garden

Our Garden

「またいる!」

 このところ、朝になると新しいスギナが生えている。雨が降った翌朝など最悪だ。花々の根を傷付けないよう注意しながら、掘れるところまで掘ってできるだけ地下茎から取る。これは労力がかかる割に、ほぼ無駄な抵抗だ。翌朝にはまた別のところから生えてくる。

 去年の春、まだ前のマンションに住んでいたころには、観葉植物一つ置かない暮らしだった。まさか、自分が日々スギナと格闘する生活を送ることに

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恭賀新年のご挨拶~裕泉堂の講座の年間案内とともに~

恭賀新年のご挨拶~裕泉堂の講座の年間案内とともに~

恭賀新年

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

寒い日々が続いておりますが、よいお正月をお過ごしであれば幸いです。

昨年の終わりに産声を上げました「三鷹古典サロン裕泉堂」、何はともあれオープンをした、という状況でございますが、本年、さらに形を整えられるよう精進してまいりたいと思います。

どうぞ、お引き立ての程、また、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

初詣と太宰のお墓参り

さて

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裕泉堂コースターでご紹介した歌①

裕泉堂コースターでご紹介した歌①

三鷹古典サロン裕泉堂を作るときに、オリジナルコースターを作りました。

1000枚10000円〜、意外と簡単に作れるんです。

講座や句会、読書会でお越しの皆さんに、お茶を出すときに使っています。

字が下手で恥ずかしいのですが、コースターにはひとつひとつ違う和歌や俳句を書いています。そのときどきの季節の歌、恋の歌など、私の好きな作品たちです。

コースターは持ち帰り可。裕泉堂訪問のお土産にしても

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