illy / 入谷 聡
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PMと慈悲(Compassion)
こんな苦しみに直面することはないだろうか?
《ひとのためにやっているはずなのに、相手には迷惑をかけ、自分も傷ついている》……
《大切にしている価値観と現実とのギャップに葛藤し、他人を信じられなくなる》……
高難度なコミュニケーション商売であるPM(プロジェクトマネージャー)職を続ける中で、私は随分本格的な「燃え尽き」に直面した。その回復過程で、ジョアン・ハリファックスの『コンパッション』とい
2024年、手放せないサブスク&手放したサブスク一覧
平野くんの↓これやります。当方Macユーザーです。
手放せないサブスク💬Raycast Pro + GPT4 Option
ChatGPTをどのUI経由で使うのが一番速いか?を考えた時、Raycastに課金することを選びました。
基本無料で使えるMacのコマンドラインランチャー。ホットキーでの指定アプリ機能、テキストスニペット、絵文字パレットなど、無料範囲でも十分使えます。その上で、Com
『インタビューのワークショップ|7つの逐語録』への期待と、最近の思考
インタビューそれ自体はもちろん、インタビューを「学ぶこと」こそがライフワーク。そう考えるくらい、聞くことが仕事の中心から少し離れた現在もなお、学ぶ意欲が衰えない。
4月末、岩手県遠野市で開かれる『インタビューのワークショップ|7つの逐語録』に参加する。西村佳哲さんが主催する「インタビューのワークショップ」への参加は、2010年9月以来、実に14年ぶり2回目になる。
このnoteでは、自分が今ど
Mac操作効率化の現在地::Raycast Wrapped 2023
Macで普段使いするランチャーアプリを、長らく愛用したAlfredからRaycastに乗り換えて264日が経過しました。すっかりショートカットが手になじみ、短縮リンクからAI呼び出しまで、あらゆる機能が手放せない日々です。
ちょうど本日、1年間の利用ログがビジュアライズされた "Raycast Wrapped" がリリースされていました。実データとともに私の使い方を紹介します。ホットキー設定つき
Obsidianのフォルダ構成をIdeaverse準拠にしてみた
2020年初ごろから使っているObsidianのフォルダ構成を、"Ideaverse" 準拠で再構築しました。
Ideaverseとは、"Linking Your Thinking (LYT)" ブランドでObsidianのトレーニングなどを提供しているNick Milo氏が、2023年9月から無料配布している、ObsidianのVaultセットです。無料で計6回のメール講座が付属し、段階的に学
ワッパーの注文体験がよかった
近鉄の急行に10分乗って、珍しくバーガーキングの店舗に並んだ。
順番を待ちながら、はたとモバイルオーダーの存在に気づく。列を外れて、アプリをダウンロードする。会員登録、クーポン一覧から手頃なメニューを選択、現在地から店舗を検索、クレジットカード番号を入力。この間、体感5分もかかっていなかったと思う。なんてスムーズなデジタル体験だろう。
バーガーキングのアプリは、丸ゴシックで統一されたフォントが
喜びのさなかの不吉な予感(Foreboding Joy)に対処する
最近始まった話でもないのだけど、「喜んでいいはずのできごと・境遇・日常に対して、何か『嫌な予感』が拭えず、心から楽しめない」という気持ちを感じることが多い。楽しかった仕事を終えた、『だけど……』。恵まれた職場にいる、『だけど……』。
実はこれ、実は名前と対処法があるらしい。
ブレネー・ブラウンの著書『本当の勇気は「弱さ」を認めること』の中で、この事象は「喜びのさなかの不吉な予感(Forebod
ピアノ、テナーサックス、ドラム、書くこと(BLUE GIANT感想文)
映画『BLUE GIANT』を観てきた。(以下ネタバレあり)
ジャズバーTAKE TWOではじめて大が吹いたテナーを聴いた後、雪祈が『たった3年で……どれだけ練習したんだ……』とカウンターでガチ泣きする場面を鮮明に覚えている(そのセリフの直前、店主アキコさんの「素晴らしかったわね」という言葉にこくんと頷く雪祈の後ろ姿も痺れた)。
ひたすら練習を繰り返すことで圧倒的な力を手にするという成功譚は、
推し曲ベスト7と振り返る2022年
今年も常に音楽とコンテンツを摂取して生きてきました。首記の通り、今年聞き込んだ7曲とともに2022年の印象深いできごとを紹介します。
色彩 / yamaアニメ「SPY×FAMILY」2期EDとして話題になった曲です。
10月2日、Zepp Osaka Baysideでのライブに参戦してきました。大箱のライブは本当に久しぶり。すっかりyamaの知名度は高まったかと思いきや、この大阪公演は先着順で
裏方好きの元PMが推す『東京2020オリンピック SIDE:B』
昨日公開された河瀨直美監督作品『東京2020オリンピック SIDE:B』をイオンシネマで観てきました。SIDE:Aに続いて観客数は少なく(2人)、公式記録映画というわりに相当地味な動員ではありますが、裏方仕事好きには全力で推せる美しいドキュメンタリー作品です。推しポイントを3つ紹介します。
①トーマス・バッハ氏と森喜朗氏の視点この作品は、清濁併せ呑んでオリンピックという大仕事を「実現させた人」に
[読書メモ]公共セクターのリーダーシップ、PM、新しい資本主義
イギリスの経済学者 マリアナ・マッツカート氏の近刊『ミッション・エコノミー』が面白かったのでメモです。
この本では、新自由主義(ネオリベラリズム)の潮流のなかで、公共セクターの機能が低下し、「過度な外注化・大手コンサルへの丸投げ」が蔓延する状況を批判。1960年代の『アポロ計画』を模範として、ミッションと信念に基づく公共セクター(政府)の強いリーダーシップ・リスクテイク・集中投資こそが、社会課題
私のメモシステムと記録環境(2022)
やるべきこと・やりたいことを「記憶」せずに「記録」する。これをやると、基本的に《やり忘れる》は発生しません。だから私は基本的に《やり忘れる》ことはほとんどないんです。
忘れないための環境、基本は変わりませんが、最近少し変化があります。いま使っているツール群と使い分けについて、この記事で紹介します。
Asana個人タスク管理のすべての母艦である、Asana。2011年に使い始めてもう10年を越え