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写真とアートと読書とペンギンが好きです。 息をするように文章を書く。そんな2024年に…

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写真とアートと読書とペンギンが好きです。 息をするように文章を書く。そんな2024年にしたいです。

記事一覧

クラシックレンズで撮る.「NOKTON classic35mm F1.4 II」

お気に入りのレンズの一つだったsony 90mm F2.8 macroを売って、NOKTON classic 35mm F1.4 II SCを買いました。恋人から譲り受けたオールドレンズ「MINOLTA ROKKOR-HH 35mm…

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4か月前
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『ビジョナリー・カンパニー ZERO』を読んだ感想

上司から言われたことを、きちんとこなす。それも立派な仕事ではあると思うのですが、「なぜそれをやるのか」「その技術はニーズがあるのか」。そんなことが気になって仕事…

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4か月前
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キャリアを考える

私は企業でAIの研究開発を行っています。今年の4月から、働き始めて3年目に突入します。 この二年で自分はR&Dで何を求められ、実際何を成したのか。そしてこれらの活動が自…

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4か月前
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八方池に行ってきた

新宿からレンタカーで八方池に行ってきました! 片道4.5時間...かなり遠かったです. 一人で運転していたら途中で挫折していたかもわかりませんが,友達4人で交代しな…

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7か月前
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東京都写真美術館に行ってきた

東京都写真美術館に行ってきた. 絵画を見に美術館に行くことはよくあったけど,写真美術館は初めてだったし,そもそも写真美術館なるものが東京にあることを知らなかった…

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7か月前
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人のことをもっと知りたくなって,生まれて初めてエッセイを買ってみた.

2年くらい前から写真を初めて,それから写真を撮ることが好きになった. 写真を始めるきっかけの一つを作ってくれたのは,恋人だった.写真にしっかり熱中して,これまで…

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1年前
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AI時代の生存戦略.chatGPTとダブルハーベストループ.

言いたいこと基盤モデルの発展によって,サービスを用意に作ることが可能に! ChatGPTの学習に使われるRLHF(人間の評価を使った強化学習)は複雑なタスクを実現可能に! …

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1年前
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「川のほとりに立つ者は」が刺さった

人によって異なる微小な心の持ち用の違いから生まれる葛藤や、食い違い、その繊細な心の機微を描く作品が好き。さらにいうと、その食い違いを乗り越えた先に新しい景色を見…

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1年前
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ガリレオを見る&アートに思い耽る連休

沈黙のパレードガリレオの最新作「沈黙のパレード」を見てきた。 率直な感想としては、湯川は事件の真相がどうしてわかったのか。それに加えて、事件を解明する人間が湯川…

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1年前
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菜の花撮影inソレイユの丘

2022年2月26日、神奈川県横須賀市にあるソレイユの丘に行ってきた 辺り一面の黄色の世界、そして海が一緒に見えてとても綺麗だった! 観覧車と共に!この日は観覧車が工…

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2年前
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東京スカイツリー、夜景撮影

先日Manfrottoの三脚を購入した。三脚を買ったのであれば、夜景を撮りに行かねば!と思い、スカイツリーをメインとした夜景撮影に行ってきた。その時の撮影スポット・コー…

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2年前
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美術展「印象派・光の系譜」の感想

初めに「印象派・光の系譜」は、2021年10月15日〜2022年1月16日まで、三菱一号美術館で開催されている美術展です。タイトルにもある通り、光の当て方にこだわった作品が多…

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2年前
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素敵な秋、紅葉撮影

旧古河庭園と、六義園で紅葉を撮ってきました。両方の場所で、とても綺麗な紅葉の写真が撮れたので紹介します。 撮影日: 2021/11/28 1. 旧古河庭園 焦点距離: 40mm F値: …

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2年前
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猫を撮る。そして癒される。

最高に可愛い猫が撮れました。場所は川崎水族館のソラネコカフェ。 猫たちは人懐っこく、また夜景も綺麗。最高の癒し空間です。 1. アメリカンショートヘア あじさん カ…

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2年前
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劇団おぼんろ 『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』を見てきた

劇団おぼんろ 第19回本公演『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』を見てきました。 あらすじ 主人公(初老の男性、殿清)はある夜、自殺をしようと大量の眠り薬…

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2年前
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#宮廷画家の歴史 ベラスケスとヤン・ファン・エイクについて知る

1. 初めに先日、「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 」を読みました。著者は中野京子さんです。この本はタイトルの通り、ハプスブルク家の繁栄から滅亡までを名画に…

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2年前
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クラシックレンズで撮る.「NOKTON classic35mm F1.4 II」

クラシックレンズで撮る.「NOKTON classic35mm F1.4 II」

お気に入りのレンズの一つだったsony 90mm F2.8 macroを売って、NOKTON classic 35mm F1.4 II SCを買いました。恋人から譲り受けたオールドレンズ「MINOLTA ROKKOR-HH 35mm/f1.8」が楽しすぎて、クラシックレンズに興味が出たのと、35mmという距離感が自分にとって心地よい撮影体験だと思ったのがその理由です。

大口径ならではの光をふんだ

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『ビジョナリー・カンパニー ZERO』を読んだ感想

『ビジョナリー・カンパニー ZERO』を読んだ感想

上司から言われたことを、きちんとこなす。それも立派な仕事ではあると思うのですが、「なぜそれをやるのか」「その技術はニーズがあるのか」。そんなことが気になって仕事に集中できないことがあります。
エンジニアという立場ではありますが、
「プロジェクトを俯瞰して自ら方針決定にかかわっていきたい。」
「プロジェクトの方針が、チーム・会社の求めているものに合致しているのかを自分で考えられるようになりたい。」

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キャリアを考える

キャリアを考える

私は企業でAIの研究開発を行っています。今年の4月から、働き始めて3年目に突入します。
この二年で自分はR&Dで何を求められ、実際何を成したのか。そしてこれらの活動が自分の理想の将来像と同じ方向に向かっているのか、立ち止まって考える機会が必要だと思いこのノートを書き始めました。

なぜ立ち止まって考える必要があるのか

私の組織は、少し特殊な環境に身を置いています
① 社で独立したR&D組織である

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八方池に行ってきた

八方池に行ってきた

新宿からレンタカーで八方池に行ってきました!
片道4.5時間...かなり遠かったです.

一人で運転していたら途中で挫折していたかもわかりませんが,友達4人で交代しながら運転したらそんなに長く感じない旅でした.

まず,車で八方駅まで行き,そこから「八方ゴンドラリフト」「アルペンクワッドリフト」「グラートクワッドリフト」に乗って山を登り,そこから1時間歩いて八方池に到着しました.

雲はあるけど,

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東京都写真美術館に行ってきた

東京都写真美術館に行ってきた

東京都写真美術館に行ってきた.
絵画を見に美術館に行くことはよくあったけど,写真美術館は初めてだったし,そもそも写真美術館なるものが東京にあることを知らなかった.
知ったきっかけは,『光と影の芸術―写真の表現と技法』という本を買ったことで,この編者が写真美術館であった.

この日は,3つの展覧会がやっていたので,「風景論以後」と「即興 ホンマタカシ」を見てきた.
この記事では,本写真展を鑑賞して考

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人のことをもっと知りたくなって,生まれて初めてエッセイを買ってみた.

人のことをもっと知りたくなって,生まれて初めてエッセイを買ってみた.

2年くらい前から写真を初めて,それから写真を撮ることが好きになった.
写真を始めるきっかけの一つを作ってくれたのは,恋人だった.写真にしっかり熱中して,これまで続けてきたのは,恋人を撮ることが楽しかったからだと思う.今は風景を撮るのも,動物を撮るのも好きだけど.

ただ,ここ最近自分はカメラを通じて何を撮りたいのだろうかと,悩むことが多くなった.「風景撮ることもポートレートを撮ることも好き!」「オ

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AI時代の生存戦略.chatGPTとダブルハーベストループ.

AI時代の生存戦略.chatGPTとダブルハーベストループ.

言いたいこと基盤モデルの発展によって,サービスを用意に作ることが可能に!

ChatGPTの学習に使われるRLHF(人間の評価を使った強化学習)は複雑なタスクを実現可能に!

ハーベストループを回して最強AIを作ろう!

はじめに基盤モデルの登場によって,世の中が大きく変わりつつある.
stable diffusionのオープンソース化によって,Midjourneyやにじジャーニーをはじめとした数

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「川のほとりに立つ者は」が刺さった

「川のほとりに立つ者は」が刺さった

人によって異なる微小な心の持ち用の違いから生まれる葛藤や、食い違い、その繊細な心の機微を描く作品が好き。さらにいうと、その食い違いを乗り越えた先に新しい景色を見せてくれる作品が好き。

「川のほとりに立つ者は」(寺地はるな)を読んだ。この本を読んだ備忘録としてこのノートを書く。

最近小説読んでないなとふらっと立ち寄った書店で発見して、表紙買いした。
そもそも、「毎年本屋大賞ノミネート作品から、対

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ガリレオを見る&アートに思い耽る連休

ガリレオを見る&アートに思い耽る連休

沈黙のパレードガリレオの最新作「沈黙のパレード」を見てきた。
率直な感想としては、湯川は事件の真相がどうしてわかったのか。それに加えて、事件を解明する人間が湯川である理由がなんだったのか疑問に残るということ。そして今回の映画も「容疑者Xの献身」・「真夏の方程式」然り、事件の裏にある人間関係を重視するストーリーだった。
もう一度映画を見るか、小説を読んで確かめたい。

「沈黙のパレード」は、貫井徳郎

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菜の花撮影inソレイユの丘

菜の花撮影inソレイユの丘

2022年2月26日、神奈川県横須賀市にあるソレイユの丘に行ってきた

辺り一面の黄色の世界、そして海が一緒に見えてとても綺麗だった!

観覧車と共に!この日は観覧車が工事中だった( ;∀;)
でもこれはこれで良いか!

さっきの写真に引き続き、奥の被写体にピントを合わせて菜の花をボケさせるシリーズ!このお家、綺麗なオレンジでかわよい

ソレイユ号!シンプルに可愛い。いつか乗ってみたいかも!

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東京スカイツリー、夜景撮影

東京スカイツリー、夜景撮影

先日Manfrottoの三脚を購入した。三脚を買ったのであれば、夜景を撮りに行かねば!と思い、スカイツリーをメインとした夜景撮影に行ってきた。その時の撮影スポット・コースと作例を紹介していく。

①浅草文化観光センター最初に訪れたのは、「浅草文化観光センター」。
こちらは、無料で展望テラスを利用でき、8階の高さから見渡せる浅草、スカイツリーはとても綺麗。
(ただし、三脚の使用は禁止であるので要注意

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美術展「印象派・光の系譜」の感想

美術展「印象派・光の系譜」の感想

初めに「印象派・光の系譜」は、2021年10月15日〜2022年1月16日まで、三菱一号美術館で開催されている美術展です。タイトルにもある通り、光の当て方にこだわった作品が多くあったように感じます。またモネ、ルノワール、シスレーといった、印象派を代表する画家の作品が多く展示されており、とても見応えのある展示でした(ここ数年で最も楽しめた)。
この記事では、素人ながらに見て感じたこと、気に入った作品

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素敵な秋、紅葉撮影

素敵な秋、紅葉撮影

旧古河庭園と、六義園で紅葉を撮ってきました。両方の場所で、とても綺麗な紅葉の写真が撮れたので紹介します。
撮影日: 2021/11/28

1. 旧古河庭園

焦点距離: 40mm
F値: 2.8
シャッタースピード: 1 / 200

紅葉にフォーカスが当たりつつも、背景も綺麗なので好きな一枚。灯籠があるおかげで重厚感のある一枚になった気がする。

焦点距離: 34mm
F値: 7.1
シャッタ

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猫を撮る。そして癒される。

猫を撮る。そして癒される。

最高に可愛い猫が撮れました。場所は川崎水族館のソラネコカフェ。
猫たちは人懐っこく、また夜景も綺麗。最高の癒し空間です。

1. アメリカンショートヘア あじさん

カメラの設定
焦点距離: 45mm
F値: 4.5
シャッタースピード: 1/160

顔が美しい。そして夜景が綺麗。

2. ベンガル さばさん

カメラの設定
焦点距離: 75mm
F値: 2.8
シャッタースピード: 1/160

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劇団おぼんろ 『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』を見てきた

劇団おぼんろ 『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』を見てきた

劇団おぼんろ 第19回本公演『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』を見てきました。

あらすじ
主人公(初老の男性、殿清)はある夜、自殺をしようと大量の眠り薬を飲んだ。その夜、家に一人の少年が入ってくる。
少年は、持ってきた瓶を叩き割ると、瓶の中からたちまち海が溢れ出し、部屋は大海原に。そして少年は、殿清にこう言う。
「お前を裁きの場に連れてゆかないといけない。」
殿清の罪は、「小3の夏、

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#宮廷画家の歴史 ベラスケスとヤン・ファン・エイクについて知る

#宮廷画家の歴史 ベラスケスとヤン・ファン・エイクについて知る

1. 初めに先日、「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 」を読みました。著者は中野京子さんです。この本はタイトルの通り、ハプスブルク家の繁栄から滅亡までを名画に合わせて読み解いていきます。

この本が面白いのはさることながら、私は歴史における宮廷画家の存在の重要性を感じ、興味を惹かれました。本書中ではハプスブルク家の人々が、芸術に対する興味と慧眼を持ち合わせていたことで優秀な宮廷画家を雇って

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