かじぶ

猪突猛進ぎみのひと

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記事一覧

No vision No future

これは、 かの有名なNO MUSIC NO LIFE (音楽のない人生なんて考えられない)のような言葉ではない。シンプルに、「ビジョンもないし未来もないよ」という意味。今のわたしの…

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12日前

春なのに

新卒から丸っと12年働いた会社を昨年3月に辞め、4月に転職してから1年が経った。あっという間であったといえばあっという間で、何かを身につけたかといえば何も身につけて…

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4週間前
1

すべて真夜中の恋人たち

なんだろうこの読後感、自分はいま、少しやさしい気持ちの人間である気がするこの感じ。 軽い気持ちで読んだけど、思ったよりもたくさんのお土産をもらって帰る時のような…

かじぶ
1年前
7

相米映画の感想を忘れないうちに

はじめての相米映画は、「お引越し」だった。主役の子役の田畑智子がとてもよかった。子供がとてもみずみずしくて、他の人たちもみんなちょっと変でおかしいんだけどそこが…

かじぶ
3年前
1

漫画エンゼルバンクを読み直した

在宅勤務、寒くて気が散り部屋をウロウロしてファンヒーターをつけてその前でぼーっとしてた。そしたらふと本棚の漫画エンゼルバンクが目にとまって、4巻を抜いて読み始め…

かじぶ
3年前

しみじみと、人間

向田邦子 没後40年特別イベント「いま、風が吹いている」に行ってきた。 お腹を空かして行ってしまったので少し落ち着かなかった。1日限定30食のままや定食はもうなかった…

かじぶ
3年前
5

三島由紀夫に出会う

三島由紀夫といえば、金閣寺を書いた人、美輪明宏と親交があった人、肉体を鍛えて映画とかにも出てた人、市ヶ谷で自決した人、こんな認識だった。 たまたま今年の11月25日…

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3年前
6

共同体について考える夢を見た

血のつながりがかる家族、ない家族。そういうものをテーマに描く作品が最近多くなったように思う。そんなことが頭の隅に浮かんだ夕食、それが夢に現れた。 そこはリビング…

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3年前

ポンコツになったiPhoneを買い替えたけど実は自分がポンコツだった話

3年使ったiPhone6がポンコツになった。どうポンコツかというと、画面の端という端のタッチパネルが反応しなくなったのだ。LINEを送るのもままならない。なんてったって、送…

かじぶ
3年前
8

優しい嘘がつけない

私は良くも悪くもまっすぐなたちで、本心じゃないことを言うくらいだったら黙ってしまう。 友達がハワイが好きだと言ったそばから、私はハワイに全然興味がないと言ってし…

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3年前
2

瀧本哲史の講義録を読んだ感想

パラダイムシフト、言葉の力、経験は盗まれない、瀧本さんの語るいろんなことが矢のように向かってきた。気取らない話し方、嘘のない世界観、率直な発言、それらが全部合わ…

かじぶ
3年前
5

裁判傍聴に行ってみた

かねてより興味はあったが行けずにいた裁判傍聴についに足を踏み入れた、初夏。 裁判所に到着すると入り口で持ち物検査と空港にあるような通り抜けるやつをやる。勝手がわ…

かじぶ
4年前
3

在宅日記 絶望と落ち込みと喜びと。

3月中旬 世間がまだそこまで自粛モードじゃなかったころ。私も例に漏れずまだうかうかと行動していた。 3月下旬 緊急事態な感じが増してきた。さまざまな情報に触れて個人…

かじぶ
4年前
9

食べ物がなんにもないから仕方なく自販機でコーンスープ買った話

会社のおじさんが入院して、パソコンを届けて欲しいという依頼を受け、とある病院を訪れた。 入り口にあった消毒液をノールックでひと押ししたら泡のタイプでかつ思いっき…

かじぶ
4年前
5

自分の感受性くらい の旅 in京都 (後半)

3日目 3日目は前日に予定を立ててからベットに入ったから完璧だ。ちなみに、3500円のホテルは、ひとりだけどツインの部屋で、お湯も出るしシャワーもあるし、テレビもあ…

かじぶ
4年前
12

自分の感受性くらい の旅 in京都 (前半)

飛び石連休だったので、間の月曜を休み4連休にした。京都に行こうと決めた。 何をするでもなく、京都に行こうと決めた。 何をするでもないので、土曜日の出発はかなりのん…

かじぶ
4年前
6
No vision No future

No vision No future

これは、 かの有名なNO MUSIC NO LIFE (音楽のない人生なんて考えられない)のような言葉ではない。シンプルに、「ビジョンもないし未来もないよ」という意味。今のわたしの状態、気分。スピード、効率、メカニズム、コスト、横文字、横文字、横文字、、、。
プシュー… 疲れた。
成し遂げたいこともなく走るには辛いコースを走っている。もうとっくに脳内は決壊している。何か追加で入れようとしてもだばだ

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春なのに

春なのに

新卒から丸っと12年働いた会社を昨年3月に辞め、4月に転職してから1年が経った。あっという間であったといえばあっという間で、何かを身につけたかといえば何も身につけていないような、ただ考えずに走るような1年だった気がする。 きっかけはひょんなことで、知人に誘われダメ元で受けて受かったので転職したという感じ。特に野望も展望もなくサバイバルな森に迷い込んだ感じ。気づくと周りは向上心好奇心溢れる猛者ばか

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すべて真夜中の恋人たち

すべて真夜中の恋人たち

なんだろうこの読後感、自分はいま、少しやさしい気持ちの人間である気がするこの感じ。 軽い気持ちで読んだけど、思ったよりもたくさんのお土産をもらって帰る時のような、そしてそのお土産はどれもきらきらしているような、そんな感じだった。感想を書くとすればふたつある。 ひとつは、甘露飴のような透明な、でも無色ではないやさしくてやさしい恋。自分の主張をほとんどしない主人公が少しずつ自分の気持ちを見つめ、言

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相米映画の感想を忘れないうちに

相米映画の感想を忘れないうちに

はじめての相米映画は、「お引越し」だった。主役の子役の田畑智子がとてもよかった。子供がとてもみずみずしくて、他の人たちもみんなちょっと変でおかしいんだけどそこが全てを受け入れてくれているようでとても好きだった。

渋谷のユーロスペースで相米慎二没後20年特集が組まれているとのことで観てない作品を全部観ようという意気込みで私の相米ウィークが始まった。

「ラブホテル」
ロマンポルノというジャンルをは

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漫画エンゼルバンクを読み直した

漫画エンゼルバンクを読み直した

在宅勤務、寒くて気が散り部屋をウロウロしてファンヒーターをつけてその前でぼーっとしてた。そしたらふと本棚の漫画エンゼルバンクが目にとまって、4巻を抜いて読み始めた。
4巻から最終巻の14巻まで読み、1〜3巻を読んだ。印象的だった言葉がいくつかあった。

■成功の反対は失敗じゃない、挑戦しないことだ
(※記憶から雰囲気で出してますので正確ではありません)

そうだな、確かにそうだ。私は今、挑戦をして

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しみじみと、人間

しみじみと、人間

向田邦子 没後40年特別イベント「いま、風が吹いている」に行ってきた。
お腹を空かして行ってしまったので少し落ち着かなかった。1日限定30食のままや定食はもうなかった。
平日の夕方だけど意外と混んでいた。頭上からひらひら向田邦子の言葉や物語の中の言葉が短冊になって落ちてくる。コレはSNSで見たから知っていた。ひらひら落ちてくるものをみんなで遠慮しあってもらい合うのかと思っていたら、たくさん床に落ち

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三島由紀夫に出会う

三島由紀夫に出会う

三島由紀夫といえば、金閣寺を書いた人、美輪明宏と親交があった人、肉体を鍛えて映画とかにも出てた人、市ヶ谷で自決した人、こんな認識だった。

たまたま今年の11月25日の朝、出社日だったので身支度をしていると三島由紀夫と共に自決した森田必勝という青年の兄がインタビューに答えてる様子をNHKが放送していた。
共に自決した人がいたのかと、そしてその人の兄がまだ存命でこの出来事の関係者として話している様を

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共同体について考える夢を見た

共同体について考える夢を見た

血のつながりがかる家族、ない家族。そういうものをテーマに描く作品が最近多くなったように思う。そんなことが頭の隅に浮かんだ夕食、それが夢に現れた。
そこはリビングと狭いキッチンダイニングがL字型に配置された部屋だった。物がたくさん溢れていて今にも雪崩が起きそうな感じ。
家の中を守っているのは、なぜか山口智子。家の中でのボス的立場。みんなのご飯をせっせと作るのは私の会社の後輩(男)S。あとは言葉を話し

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ポンコツになったiPhoneを買い替えたけど実は自分がポンコツだった話

ポンコツになったiPhoneを買い替えたけど実は自分がポンコツだった話

3年使ったiPhone6がポンコツになった。どうポンコツかというと、画面の端という端のタッチパネルが反応しなくなったのだ。LINEを送るのもままならない。なんてったって、送信ボタンが押せないし、デリートボタンも押せない。色々と試行錯誤した結果画面を横にすると送信ボタンが押せることが判明。ただし、「わ」や、「!」の一番下にある文字ボタンは押せないのでまたiPhoneを縦にする。iPhoneを縦にした

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優しい嘘がつけない

優しい嘘がつけない

私は良くも悪くもまっすぐなたちで、本心じゃないことを言うくらいだったら黙ってしまう。
友達がハワイが好きだと言ったそばから、私はハワイに全然興味がないと言ってしまう。そう言っても許される相手かどうかは判断しているけどたまに判断を誤ることがある。仕方がないよ、人間だから。
あとわりと感情的になることもあって、相手がふざけモードで色々言ってきたときに受け流せばいいのに受け流さない時がある。そしたらヒス

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瀧本哲史の講義録を読んだ感想

瀧本哲史の講義録を読んだ感想

パラダイムシフト、言葉の力、経験は盗まれない、瀧本さんの語るいろんなことが矢のように向かってきた。気取らない話し方、嘘のない世界観、率直な発言、それらが全部合わさって謎のカクテルみたいになって、私に入ってきた。
私は今年32歳。

パラダイムシフト
結局世代が変わらないと時代の価値観や考えは変わらないと感じていた。会社のおじさんは、悪気もなく差別的発言をする。悪気がないというのが改善の余地をなくす

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裁判傍聴に行ってみた

裁判傍聴に行ってみた

かねてより興味はあったが行けずにいた裁判傍聴についに足を踏み入れた、初夏。

裁判所に到着すると入り口で持ち物検査と空港にあるような通り抜けるやつをやる。勝手がわからないので、キョロキョロしながら今日の開廷一覧的なやつを隣近くの人の真似をするように覗き込む。そうしていると、私がビギナーだと察したのか警備員のおじさん的な人が親切にも声をかけてきてくれたので、
「はじめてなんですけど、、」と、初めて訪

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在宅日記 絶望と落ち込みと喜びと。

在宅日記 絶望と落ち込みと喜びと。

3月中旬
世間がまだそこまで自粛モードじゃなかったころ。私も例に漏れずまだうかうかと行動していた。

3月下旬
緊急事態な感じが増してきた。さまざまな情報に触れて個人的にも危機感上昇していた。実家に帰る予定は泣く泣く諦めた。だって92歳のおばあちゃんがいるから。そんなの真っ先に私帰っちゃダメに決まってる。おばあちゃんに会いたい。

4月 ビフォー緊急事態宣言
絶望していた。危機感が上昇する私と反比

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食べ物がなんにもないから仕方なく自販機でコーンスープ買った話

食べ物がなんにもないから仕方なく自販機でコーンスープ買った話

会社のおじさんが入院して、パソコンを届けて欲しいという依頼を受け、とある病院を訪れた。
入り口にあった消毒液をノールックでひと押ししたら泡のタイプでかつ思いっきり出てしばらく入り口で手に馴染もうとしない消毒液と格闘した。
この時点でお腹は結構空いている。
無事面会を終え、グーグルマップの案内に従い、家の近くのバス停まで1本で運んでくれるバスのバス停で待っていた。

はずだった。

グーグルマップが

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自分の感受性くらい の旅 in京都  (後半)

自分の感受性くらい の旅 in京都 (後半)

3日目

3日目は前日に予定を立ててからベットに入ったから完璧だ。ちなみに、3500円のホテルは、ひとりだけどツインの部屋で、お湯も出るしシャワーもあるし、テレビもあるし、新しいし、3500円とは思えない高スペックで大変満足だった。これも多分観光客激減の影響かなと思った。

実際のコース
7:00 東本願寺 晨朝法要(朝のお勤め)

ホテル(チェックアウト)

カフェでモーニング(ベグ

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自分の感受性くらい の旅 in京都  (前半)

自分の感受性くらい の旅 in京都 (前半)

飛び石連休だったので、間の月曜を休み4連休にした。京都に行こうと決めた。
何をするでもなく、京都に行こうと決めた。 何をするでもないので、土曜日の出発はかなりのんびりしたものになり、京都に着いたらもう、午後4時だった。そして着いた瞬間に後悔した。薄着だった。家を出た時は日が照っておりセーターとダウンが暑かったのでそれを脱ぎ、身軽な格好にわざわざチェンジしていたのだ。
夜は、京都在住の友人がご飯に付

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