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河原のnotePick

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リソースアーキテクト河原司が気になった記事をまとめています
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記事一覧

教育は静かに終わりを告げようとしている

教育は静かに終わりを告げようとしている

最近話題のやりがい問題について、思うところがある。

猫山課長の裏note, 裏ラジオでも語られていた内容だ。

若手の方は絶対にこれらのコンテンツに触れた方が良い。

今の時代を勝ち抜くのに必要なエッセンスが凝縮されている。

僕は30代半ばで、猫山課長よりおそらく一世代若い。

僕らの世代はギリギリハードワークが許されたが、すぐ下の世代から働き方改革丸出しといった感じの世代である。

30半ば

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なぜ、最悪の業績なのに年商の20%にもあたる1億円の売上を手放してまで楽天市場から退店するのか


【はじめに】・自己紹介

こんにちは。
今年の1月にワシオ株式会社(以下ワシオ)の代表取締役社長に就任しました、三代目の鷲尾 岳(ワシオ タカシ)と申します。
鷲尾家の次男坊として1991年2月10日に生まれ、小学校5年生までは地元の公立、小6から私立の学校に転校し、中3までは福井県、高校は和歌山県にある姉妹校にて寮生活をしていました。
ここで詳しくは書きませんが、その学校の特徴として、「義務教

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オバケ探知機とシミュレーション仮説とゲーム脳

オバケ探知機とシミュレーション仮説とゲーム脳

 今日、熊本県の有名な心霊スポット「田原坂」の近くを通りかかった。

 でっかく田原坂と書いてあってわかりやすい。田原坂は国内最後の内戦、西南戦争の激戦地だ。今でもなんやかんやオバケの噂がある。

 せっかくなので、この前買ったオバケ探知機「ばけたん霊石改」を使ってみた。どんなものなのかについてはこちら。

ピピー

 青だ。こいつ的には何かがあることを示している。いきなりこんな反応が出るとは予想

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2023年を振り返る

2023年を振り返る

苦しい時間は長く感じますが、反対に充実した時間はあっという間に過ぎ去っていきます。早いもので今年もあと2日。2023年を振り返ろうと思います。

1月

昨年9月10月あたりに募集していたアシスタントが来てくれるようになり、業務のキャパシティが増加し、またプロダクトデザインだけでなくブランディングのお仕事も増えてきたことから、仕事の幅が広がってきました。ポッドキャスト「デザインシテン」も100回目

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浦沢直樹「PLUTO」の感想とキャラ考察&シンギュラリティを考える

浦沢直樹「PLUTO」の感想とキャラ考察&シンギュラリティを考える

*この文章は「PLUTO」のネタバレ、その他エヴァンゲリオンや鬼滅の刃などのネタバレも少し含んでいますので、読まれる方は了承したうえでお読みください。

今週、ネトフリでの「PLUTO」のアニメ化が発表されました。

手塚治虫の鉄腕アトム「地上最大のロボット」を基にした浦沢直樹の漫画が原作。

2、3巻までは読んでいたんだけど、そこから止まったままだったので、これを機会に復習&予習を兼ねて全8巻、

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【極上パワポの宝庫】経産省の委託調査報告書には、なぜ日本で一番きれいなパワポが集まるのか

【極上パワポの宝庫】経産省の委託調査報告書には、なぜ日本で一番きれいなパワポが集まるのか

みなさんこんにちは。
資料デザインのリサーチや分析に取り組むパワーポイントのスペシャリスト、パワポ研です。

いつも企業が出しているパワーポイントの分析結果などを紹介しているのですが、本日は良いパワーポイントが見れる場所とその理由を紹介します。

どこで見れるのかずばり、経産省のHPです。以下のURLより「委託調査報告書」を確認ください。ご存じの方も多いかもしれませんね。

トップはこんなページに

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『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』はアニメと小説でようやく完結する。

『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』はアニメと小説でようやく完結する。

 2022年7月26日、一冊の本が発売された。

 円城塔による、自ら脚本を手掛けたアニメの、ノベライズ。それだけでなんだか緊張感が増すというか、ただ事ではないぞ、という風格がハードカバーの本からにじみ出ていた。

 意を決して表紙を開く、1ページ、2ページ、3ページ……。どのあたりかはハッキリと覚えてはいないが、「あ、これはアニメを理解していないと無理だわ」と読書を中断し、本棚に戻してしまった。

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さくらインターネットは今日で上場から18年になりました

さくらインターネットは今日で上場から18年になりました

これまで皆さまに頂いた様々なことに、改めて感謝いたします。
せっかくの機会なので、これまでとこれからを、長々と書きます。
私が上場したのは2005年10月12日で、当時は27歳と、上場した起業家ランキングでは4番目に若いという光栄な記録があるそうです。ただ、それから1年11ヶ月後に最速債務超過ランキングで4番目に早い債務超過という、ありがたくもないランキングに入る羽目にもなるなど、平坦な道のりでは

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使っているカメラ:写真の部屋(無料記事)

使っているカメラ:写真の部屋(無料記事)

最近、仕事で使うカメラはほとんどSONYのα1ですが、仕事以外のときもこれを持ち歩いているので他のカメラはあまり出番がありません。今まで日常的に持ち歩くのはα9IIが便利だったのですが、α1の場合、クロップが使える便利さがあるのでどうしてもこっちになってしまいます。それでα7R5を先日買ってみたのですが、この二台と比較するとあまりにもローリングシャッターの歪みが大きく、オールマイティには使いにくい

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適切なコメント・意見とならない原因は、“読めない”ことに起因するのだろう。

 「クリティカル・リーディング」ができる人とできない人の一番大きな違いは、読んでいるときに、自分の意見・考え・枠組みだけで書かれてることを解釈・理解しようとしているかしていないかかな、と。つまり、「クリティカル・リーディング」ができる人は、書かれていることと自分との位置を確認できて読んでいる。

「いやそういうことは書かれてないんだけど」

という解釈や意見を発してくる人というのは、結局のところ、

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そもそもイマーシブシアターってなに?

そもそもイマーシブシアターってなに?

こんにちは、HOTEL SHE, KYOTOの花岡です。泊まれる演劇というホテルを舞台にしたイマーシブシアター のプロジェクトで企画・プロデュースを務めています。

先日関西の劇団や演劇関係の方が多く集まる場所に行ってきました。
そこで「今度うちのホテルでイマーシブシアター やるんですよ!」って話をしたんですが、ほぼ全員から???という顔をされ、思った以上にイマーシブシアターという概念が浸透してい

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吉野家の元常務の方法論について。(1)

吉野家「生娘をシャブ漬け戦略」抗議した受講生が詳細語る。「教室で笑い起きた」

1.量の拡大の時代 私も長年マーケティングの仕事をしてきたので、自分なりに、何が問題だったのか、整理して考えてみたい。

 戦後から始まる昭和の高度成長の時代は、企業にとって「量の拡大」が最大のテーマであった。売上を毎年拡大し、業界内シェアを拡大し、組織を大きくしていくことが企業の至上命題であった。たくさん生産して、た

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「デジタルマーケティング」は一部の人たちによって担当されるけれども、「マーケティング」は全社員が理解しておくべきものだと思ったときに困るのが”教育”〜コラム

「デジタルマーケティング」は一部の人たちによって担当されるけれども、「マーケティング」は全社員が理解しておくべきものだと思ったときに困るのが”教育”〜コラム

 大手企業の大きな改革、しかもマーケティング寄りの改革に関わると、マーケティングに関する教育の壁にぶつかる。

 今、いわゆるオンラインでのマーケティング領域でのラーニングといえば GrowthXの名前がもっともメジャーだろう。たまたま既知でもあったので、塚下本社長から直接話しを聞かせてもらう機会をしばらく前に得ることができた。そして、GrowthXはGrowthXで素晴らしいサービスなのは間違い

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マーケティングを”真剣に学びたい”実務家のためにオススメしたい、今どきの勉強方法

マーケティングを”真剣に学びたい”実務家のためにオススメしたい、今どきの勉強方法

長い前段〜でもこの大前提の理解が大事

Twitterでツイートした件をこちらで。

まず、このようなことをわざわざ言う理由は、以下のような理由です。

誤りの内容に言っておきますが、日本でも(日本語で読めるものでも)素晴らしいマーケティング本はあります。例えば、

今一番オススメしてる、黒岩先生たちがまとめられた、

とか、今ほどご本人がメジャーじゃない頃に某ファミマCMOが共同翻訳者になってる

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