小林一平/エコトピア編集長
記事一覧
脱炭素時代をリードせよ!~日本の夜明け~
LEDの発明でノーベル物理学賞を受賞した天野教授が、現在はLEDと同じ素材「窒化ガリウム(GaN)」を半導体の素材とする開発に取り組んでいるとのことです。
現在の半導体素材の主流はシリコンですが、このシリコンは低電圧・小電流のパソコンやスマートフォンには向いていますが、これから脱炭素の分野でも需要が広がるEV、データセンター、再エネの蓄電や送配電システムなどは高電圧・大電流であり、シリコンでは電気
2021年は脱炭素の年
2021年も終わりを迎えようとしていますが、今年はバイデン政権の発足に伴う米国のパリ協定への復帰に始まり、COP26におけるグラスゴー気候合意に至るまで、この一年間は「脱炭素」へと世界が大きく舵を切った一年でありました。
もちろん、多くの問題・課題が顕在したのもこの一年でした。
化石燃料をめぐる需給のミスマッチによって、石油、天然ガス、石炭が同時に価格上昇を引き起こし世界的な混乱状況を生み出してい
ブックオフが新ブランド「REMARKET」を立ち上げる
ブックオフさんが、新たな取組として「REMARKET」を開始し約2か月経ちましたが、その担当者さんのインタビュー記事です。
こちらはアップサイクルの取組で有名なモノ・ファクトリーさんとの協業となります。
記事の中で担当の保坂さんは、
これからは、環境配慮やSDGsがより重要になる時代です。そんななか、ブックオフが社会に対してどのような形で役割を果たし、SDGs達成に貢献していくのか。それは、私た
プラスチック資源循環促進法案、閣議決定
「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案」が閣議決定されました。
こちらは今行われている通常国会で審議となる予定です。
この法律案の目的は以下の通りです。
この法律は、国内外におけるプラスチック使用製品の廃棄物をめぐる環境の変化に対応して、プラスチックに係る資源循環の促進等を図るため、プラスチック使用製品の使用の合理化、プラスチック使用製品の廃棄物の市町村による再商品化並びに事業者に
廃プラ政策遅れの原因とは、、、
100%を目指す、とのことですが、どこまで本気かはまだ見えないですね。
プラスチック循環利用協会によると、日本は19年にペットボトルや食品のトレーなどの廃プラをおよそ850万㌧排出した。このうちリサイクルしたり燃料化したりしたのは3割に満たない。一方で火力発電への活用など「エネルギー回収」を含めれば利用率は85%に増える。
温暖化ガスを排出する火力発電は環境への負荷が大きい。新戦略は廃プラの有効
「修理する権利」、日本でも広がるか?
欧州を中心に、いわゆる「修理する権利」の機運が高まっています。
修理する権利とは、簡単に言えば、自分のものを直して使おうが何しようが自由であり、それをメーカーの都合によって制限されるべきではない、という考え方です。
この考え方の広がりの背景には、サーキュラーエコノミーという概念があります。
詳細は省略しますが、これまでの経済のあり方は資源の有限制を考慮していませんでしたが、これからの時代は資源は有
「グリーン成長戦略」に感じていたモヤモヤの正体
なぜ、これ程までに世界が脱炭素に動いたかが良くわかる記事です。
この記事の中で、「緑の成長」の問題点を以下の通り指摘しています。
英ケンブリッジ大学の2人の研究者は、「緑の成長」の問題点を5つ挙げている。経済成長のペースを上回るほどの資源の効率利用は実現しない、技術の進化を過大評価している、環境関連のビジネスが生み出す利益はそう大きくない、環境にやさしい消費も消費であることに変わりはない、炭素税