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人類が少し進化する記事

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#不登校

せめて「自分」になりたい

せめて「自分」になりたい

わたしはずっと、個性的なひとになりたかった。

そういうものにならなければいけない、みたいな義務感さえあった。

好きでもないものを好きだと言ってみたり、似合いもしない個性的なファッションを着てみたり。

いうなれば「守破離」の破ばっかりやって、何一つものにできなかった。

でもそうやって偽物の「個性」を身につければ身につけるほど、わたしは埋もれて溺れていった。

自分にはなにかあるはずと信じてい

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戦略的モラトリアム②

戦略的モラトリアム②

今思えば、なぜ朝に学校に行く気になったのか、今朝の僕自身を恨んだ。その後悔とは対照的なかごの中のご馳走を片っ端から片付けて、家につく頃にはもう僕の燃料は満タンになっていた。
家に着くと祖父母が怪訝そうな表情で僕を見る。
「学校はどうした。」
間髪いれずに答えなければ、祖父母に攻撃の余地を与えるので僕はとっさに答えた。
「早退。」
そう言うと、すぐに自分の部屋へエスケープする。その後どんな小言を言わ

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僕達の連動

僕達の連動

noteはアンテナの感度が高い人が多くて、私のフォロイーは特に抜群で、不思議なことが良く起こる。

書いてはいないけれど、相当起こる。

年の切り替わりにトクベツを感じるほどの余裕もしくは純粋さをそこそこ喪失しているつもりだったけれど、広義な転換を強く感じた。

そしてそれは、年明け二週間に三度高熱を出した私だけのものではなかった。同じように感じている投稿をいくつも見かけたし、今も見かける。

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「バカにされないで育つ」って大事なこと

「バカにされないで育つ」って大事なこと

マレーシア人の間にいて感じるのが「バカにされたり、バカにしたりする人を見ることが少ない」ってことです。
スポーツでも音楽でも、ものすごく下手でも笑われなかったりします。下手な人を笑ったり怒ったりする人、もちろんゼロではないけれど、笑ったりする人は、逆に周囲では割と軽蔑されている気がします。

もちろん、これには、良い面も悪い面もある。

なかには、悔しくなってそれをバネに奮起して、すごーく頑張る人

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