毎年　湘南の　
真夏の　由比ガ浜は
人で　埋め尽くされる
ビーチパラソルが
花園のように
咲き乱れる

アップテンポな　音楽が
波に　のって流れ
浜は　サンオイルの
匂いが　漂う

道路から　浜を見下ろすと
殆ど　砂地が　見えないくらい
人が　寝そべっている

沖合には　色とりどりの
浮き輪が浮かぶ

甘い　嬌声や
子どもたちの　歓声は
潮風に　乗り
沖までも　響く

太陽は　ジリジリと
人の　ギラギラした心
赤くなった　肌を
撫でまわす

でも　今年の
8月初めの
由比ガ浜からは
夏の　姿がきえた

モンローウォークも
青い目のビーナスも
消えてしまった

まるで　秋の　浜辺の
ような　浜の風景が
広がっている

猛暑で　誰も　浜で
寝転んだり　しない
海の家から　海をみている
だけだ

砂地の温度は　58度にもなり
サンダルが　溶けてしまいそう

浜に立つと　潮騒の音が
聞こえる
歌声も、ナンパする声も
海に　飲み込まれてしまった

地元の人たちは　つぶやく
何十年も前の　由比ガ浜の夏が
戻ってきて　くれた。。。

終戦の日
由比ガ浜の　沖には
おびただしい数の　米国海軍の
船が　泊まっていた
湾を　封鎖していたのだろう

浜は　いろいろな歴史を
体験しつつ　何変わることなく
波に　メッセージを　託している

最後まで　読んでいただきありがとうございます。
これからも　お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
いただければ　子犬のようになつきます🐱🐱🐱🐱

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