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swimmer―mi
2019年4月11日 04:17
いっけん無秩序に見えますよね?ふふ。そうなんですが、ここは完璧に管理された法則性によって動いているんですよ。私たちも、最初はとても驚きました。この膨大なとても把握しきれないようなパターンが完璧に管理されているんです。どうぞ心ゆくまで楽しんでくださいね。そう言って、ガイドの声は切れた。ここの世界はとても例えられない。例えてしまうと、それが途端に凡庸な味気ない世界へと、急降下しながら
2019年4月3日 23:44
ほら、みて。やっと来た。ずうっと待ってた甲斐があったね。ねぇ、あの雨にうたれに行こうよ。さぞ やわらかぁい音がして、きっと すごぉくいい香りがするんだよ。いいよ。行こう。あの雨にうたれたらきっともうここへは還ってこられないかもしれないけれど。それでも、いいの。あの雨にうたれたらはじまるの。はじまるんだよ。こんなにわくわくすることって他にないじゃない。そう
2019年4月2日 20:02
集中すればするほど、この神経が衰弱していくのは、それほど僕が君と向き合う時間をナーバスなものにしているからだと思う。頭の中で自動的に記憶されていく数々の君の残像を、僕は都合よく解釈しないように、出来るだけ正確に。君の引く手札と同じカードを自分は一体どこまで記憶することが出来るのか。何度目かの失敗でゲームオーバーを迎える、その前に、僕はすべてを記憶する。正解が、いつも君の気分次第で変
2019年2月13日 17:50
ながい。ながい、ながい。嗚呼、永い。ぐにゃりぐにゃりと繰り返される白濁と暗鬱の明暗意識。足どりはふらつき、この真っ暗な世界でどれくらい彷徨っているのだろうか。遠くのほうに幽かに灯る外灯はいまにも消えてしまいそうで。緩やかに栄える易しいはずのこの坂道のほんのすこしの傾斜たちが確実にこの身の生命を削っている。何処にむかっているのかもわからず何故こ
2019年2月10日 14:09
その先端を見つめなさい。触れてみなさい。そして根元を見つめなさい。触れてみなさい。その先端を支配したくば、根元を動かしなさい。内転しておれば、狭き道が深みへと。外転させれば、壮大な世界が汝を待ち受けよう。動かして、動かして、調整は世の常と。管理と支配を放棄し、他人に赦すものは、その回転力を失うのだ。宇宙は、そのように。回転をとめることは、内在宇宙の死を招こうぞ。
2019年2月10日 14:42
始まりは、始まっていると認識したときから、もはや随分と時を経ていたのだと自覚するだろう。其れで落胆することは無い。始まりは、何時の時も始まりであって、結合を解くならば、明滅するほんの微細な滴にすぎない。滴をかき集めて其処になにを見ようとも、自由であると我々は、刻まれている記憶を頼りに大海を見る。砂上の楼閣でも善かろうと、そこに許可を出すのが諸行無常。隣人が息衝くのを感じなさい。同じ結合
2018年12月31日 10:50
言い訳をしようか。私は、私を高める為にしか生きていない。以前、私の尊敬するある方が、自己を高めたいならば、まずそういった相手を探すべきだ、というようなことを書かれていた。これは、まさにそうで、私は、「今より更なる高みへ」「未だ見ぬ、自分という可能性」これを、【知りたい】という、人間が持つ原始的かつ本能的なもっとも純粋な【叡智】の為に生きている。しかし、その為には、常に、