冨原睦菜

初めまして😊 脳内から湧きあがった物語を ダダ漏れになった時に出しています😊 よか…

冨原睦菜

初めまして😊 脳内から湧きあがった物語を ダダ漏れになった時に出しています😊 よかったらご覧くださいませ。 無断転載・転用は禁止です🙅‍♀️ よろしくお願い致します♪ 文章担当の絵本が無料で読めます♪ http://creche.jp/page146/page146.html

マガジン

  • 見守り介護備忘録

    97歳で大往生した祖母の見守り介護をした日々を忘れないうちに書いておきます。 17年ぐらいの期間、思いついた順番で書くので、時代はあちこちジグザグしますので、ご了承を。

  • コミックの帝王が生まれ変わったら!?

    ある日突然、脳内から映像で溢れ出した物語です。 私にしては珍しく、すでにラストまで完成していますが、それだけになかなか書き始られず、note2周年目の今日から書き出すことにしました。 よろしくお願い致します。

  • 脳内書店街

    活字中毒、本屋大好き!な私の記憶に残るいろんな書店風景を綴っていこうと思います。

  • マンガ『あたしンち』を不思議感覚で読んでみる♪

    なにを隠そう『セキララ結婚生活』の頃から30年近く、けらえいこさんのファンです。 そんな私が、今までに学び得たあれこれ不思議感覚で、大好きな『あたしンち』を読んでみました♪ ふつうに読んでも充分楽しいけれど、こんな風に読んだらどうかな〜と、主にスピリチュアルっぽいネタで書評?してみました。 難しいことはたぶん書いてないと思いますが、そんなネタが好きじゃない方はご遠慮くださいね。 メディアファクトリーのオリジナル版ももちろん持っていますが、今でも気軽に入手できるベスト版の方を基本テキストにしていますので、よかったらマンガを片手にお付き合いください。 あなたの『あたしンち』世界が広がったら嬉しいです♪ よろしくお願い致します。

  • アカリソング

    目が覚めたらカリスマシンガーになっていた⁈ なんでこんなことが? カリスマシンガーの歌の秘密は…

記事一覧

23.げにすさまじき、美への執着

ばあちゃんが92歳の時。 施設から一時帰宅中だった秋、デイサービスから戻ってきた後に、ニコニコ超〜ご機嫌だったことがありました。 「見て!」とばかりに、私に手の甲を…

冨原睦菜
6日前

22.視点を自分ファーストに変えれば楽♪

ばあちゃんは、祖父が元気な時からご飯を食べるときはたいていお勝手(台所)のテーブルや、居間のこたつ使っていました。 病後、正座からの立ち上がりや、寝転がっている…

冨原睦菜
10日前

21.カエルの子はやっぱりカエル。でも孫はカエルにあらず?

ばあちゃんには困った癖がありました。 何かといえば、お金払ってきていただいてるヘルパーさんに頼めばいいものを、来る前に私に頼むこと。 例えば、これからヘルパーさん…

冨原睦菜
12日前
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20.深夜の【祖母と孫】プレイ⁈

見守り介護中、ばあちゃん宅に泊まるので、ばあちゃんが寝た後は自由時間です。 テレビはあまり観ず、ラジオを聴きながら、漫画を全巻揃えて持参して読破しまくったり、こ…

冨原睦菜
2週間前
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19.利尿作用アリは間違いない!

ばあちゃんが自宅で過ごした最後の夏。 私の従妹が、ばあちゃんのお見舞いに来ました。 ばあちゃんの好物のひとつ、スイカを持って…。 この頃のばあちゃんは、食事に制限…

冨原睦菜
2週間前
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21.ストーリーが認められた

俺の漫画が手応え感じる程に読まれ出した。 あのファンレターのメッセージ、その後にちらほら届いた感想は、父上がプリントアウトしてスクラップ帳に貼ってくれた。 俺はア…

冨原睦菜
2週間前

18.お粥大嫌いな高齢者はどうすりゃいい?

「ばあちゃん!お米落ちてる!ああっ!流しにもこんなにこぼしてるよっ!」 最初の脳梗塞したあとのリハビリを終えて、戻ってきたばあちゃんは、それなりに家のことを自分…

冨原睦菜
3週間前
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17.娘への愛⁈ばあちゃんの察知感度の良さ

我が母は、70歳の時に体調を崩していました。 良くも悪くも、ばあちゃんに似たのか、我慢強い人なので、なかなか病院へも行かず、最終的には入院手術となったのですが、今…

冨原睦菜
1か月前
1

16.「青汁」で野菜摂取…になる訳ないでしょっ!

念のため、先にお伝えします。 これは青汁の悪口話ではありません。 青汁を嘘?に利用した祖母の話です。 ばあちゃんは、自宅の庭や川岸で野菜を作っている割に、自分は野…

冨原睦菜
1か月前
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15.ズボラさがリハビリに繋がる⁈

ばあちゃんちでご飯を作って、食べさせた後は当然後片付けは私がやります。 最初の頃は、ご飯も自分で作れていたのですが、ばあちゃんの作るご飯は何を食べても砂糖の味料…

冨原睦菜
1か月前
1

14.裏目だらけで毎日喧嘩

カラオケが大好きな人でしたが、ばあちゃんの声は、か細くて聞き取りにくい声でした。 私が幼い頃は、どちらかというと祖父が声を張り上げて、竜哲也の『奥飛騨慕情』を歌…

冨原睦菜
1か月前
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13.おしゃれのためならダッシュもする⁈

見守り介護初期の頃のことです。 当時のばあちゃんは、一人でけっこう動けたので、振り返りと後退りさえしなければ、一人にしておいてもある程度は大丈夫だから、テレビを…

冨原睦菜
1か月前
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12.夜中のトイレ介助放棄⁈…した訳ではありません!

泊まり込みの見守り介護初期任務のひとつは、深夜のトイレ介助でした。 一応、小さい電気は点けているけれど、段差もある薄暗い中を一人で歩かせるのは危険だからという理…

冨原睦菜
1か月前
1

11.山盛りカートで暴走されても、親孝行はするようです

最初の脳梗塞後の数年は、ばあちゃんもそれなりに自由に動けたので、買い物やランチなどのお出かけを一緒にしていました。 ばあちゃんは、おとなしそうな見た目からは想像…

冨原睦菜
1か月前
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10.初めて身につけた見守り介護の技

脳梗塞で入院、リハビリを経て、自宅に戻りたての頃、すぐ近くの川の土手まで一緒に散歩したことがありました。 その川岸で、近所の人たちと畑をしていたので、それを見た…

冨原睦菜
1か月前

9.高齢者の一人暮らし、敵は後退りにあり⁈

脳梗塞だからか、高齢だからか、あるいは他の理由だったか忘れましたが、いきなり振り向かせないように特に注意することを促されました。 ところが、人間って「振り向く」…

冨原睦菜
1か月前
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23.げにすさまじき、美への執着

23.げにすさまじき、美への執着

ばあちゃんが92歳の時。
施設から一時帰宅中だった秋、デイサービスから戻ってきた後に、ニコニコ超〜ご機嫌だったことがありました。
「見て!」とばかりに、私に手の甲を向けてニコニコ。
「どしたん?」とその手を眺めると、爪にネイルが施してありました。

「なに、マニキュア塗ってもらったん?」

「うん、初めて♪」

さすが、夫の葬儀をした晩に「レーザーでシミ取りしに行かなくちゃ!」と宣った人です。

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22.視点を自分ファーストに変えれば楽♪

22.視点を自分ファーストに変えれば楽♪

ばあちゃんは、祖父が元気な時からご飯を食べるときはたいていお勝手(台所)のテーブルや、居間のこたつ使っていました。
病後、正座からの立ち上がりや、寝転がっているところを起き上がることが大変になってからは、ほぼ椅子利用していました。

施設での移動をほぼ車椅子で過ごすばあちゃんは、食事の時も車椅子でテーブルに近寄るため、動きとしては何の問題もなくできます。

ところが自宅では、まずシルバーカーから椅

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21.カエルの子はやっぱりカエル。でも孫はカエルにあらず?

21.カエルの子はやっぱりカエル。でも孫はカエルにあらず?

ばあちゃんには困った癖がありました。
何かといえば、お金払ってきていただいてるヘルパーさんに頼めばいいものを、来る前に私に頼むこと。
例えば、これからヘルパーさんが来るから、見守り介護で泊まっていた私が家に帰るというところで、いきなり呼ばれます。

「むーちゃん、あのさぁ〜」

何事かと玄関から戻ればひとこと。

「ヘルパーさん来るから、ゴミ捨てといてくれ」

「ハぁぁぁぁっ!私これから帰るんに!

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20.深夜の【祖母と孫】プレイ⁈

20.深夜の【祖母と孫】プレイ⁈

見守り介護中、ばあちゃん宅に泊まるので、ばあちゃんが寝た後は自由時間です。
テレビはあまり観ず、ラジオを聴きながら、漫画を全巻揃えて持参して読破しまくったり、これを機に読もうと『ハリーポッターシリーズ』を揃えて挫折したり、気功の修練したり、内職したり、小説読んだり、勉強したり…と好き放題していました。

とはいえ、ばあちゃんに夕飯食べさせて、トイレや就寝の介助をして寝かせた後に、後片付けして〜とや

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19.利尿作用アリは間違いない!

19.利尿作用アリは間違いない!

ばあちゃんが自宅で過ごした最後の夏。
私の従妹が、ばあちゃんのお見舞いに来ました。
ばあちゃんの好物のひとつ、スイカを持って…。
この頃のばあちゃんは、食事に制限があり、水分の多いスイカはNG食材のひとつでありました。
知らずに持ってきてくれたとはいえ、介護してる身にとっては、夕食時に食べさせるのは、夜中にトイレへ連れてはいけないので、おねしょが心配です。
しかし、目の前でかわいい孫から好物をもら

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21.ストーリーが認められた

21.ストーリーが認められた

俺の漫画が手応え感じる程に読まれ出した。
あのファンレターのメッセージ、その後にちらほら届いた感想は、父上がプリントアウトしてスクラップ帳に貼ってくれた。
俺はアナログなので、そういったファンレターの類は全部紙で保管したいと頼んだからだが、少ない感想メッセージは、まとめて1枚の紙に収めてくれた。

・正直、絵柄は大したことないけど、ストーリーがハンパない!

・この人、ホントに素人?ストーリーでき

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18.お粥大嫌いな高齢者はどうすりゃいい?

18.お粥大嫌いな高齢者はどうすりゃいい?

「ばあちゃん!お米落ちてる!ああっ!流しにもこんなにこぼしてるよっ!」

最初の脳梗塞したあとのリハビリを終えて、戻ってきたばあちゃんは、それなりに家のことを自分でやれるぐらい回復していました。
そのため、介護といってもほぼ見守りです。
しかしながら、祖父が亡くなってからは一人暮らししていたため、私たちにはばあちゃんの基本的な日常生活は謎のベールに包まれていました。
果たしてこのお米をやたらと、あ

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17.娘への愛⁈ばあちゃんの察知感度の良さ

17.娘への愛⁈ばあちゃんの察知感度の良さ

我が母は、70歳の時に体調を崩していました。
良くも悪くも、ばあちゃんに似たのか、我慢強い人なので、なかなか病院へも行かず、最終的には入院手術となったのですが、今は元気にしています。
その時に、ばあちゃんとこんなやりとり…喧嘩もして、察知の良さに驚いたことがありました。

コロナ禍もあって、なかなか自宅へ帰宅できなかったばあちゃんが、ようやく自宅に戻れることとなりました。
おそらく母の体調がかなり

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16.「青汁」で野菜摂取…になる訳ないでしょっ!

16.「青汁」で野菜摂取…になる訳ないでしょっ!

念のため、先にお伝えします。
これは青汁の悪口話ではありません。
青汁を嘘?に利用した祖母の話です。

ばあちゃんは、自宅の庭や川岸で野菜を作っている割に、自分は野菜を食べたがらない人でした。
一緒におそばやうどんを食べに行くと、必ずネギは残していましたし、定食とかセットメニューだったら、サラダはほぼ食べず、「食べていいよ」と私によこしました。

病気になってからは、周りが意識して食べさせるように

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15.ズボラさがリハビリに繋がる⁈

15.ズボラさがリハビリに繋がる⁈

ばあちゃんちでご飯を作って、食べさせた後は当然後片付けは私がやります。
最初の頃は、ご飯も自分で作れていたのですが、ばあちゃんの作るご飯は何を食べても砂糖の味料理なので、泊まる時は強引に私が作っていたのです。
片付けといっても、ズボラな私は洗い物を終えたら、珪藻土のマットの上にそのまま放置していました。
食器も施設から戻った時しか使わないので、放置しておく方が洗ったものがわかりやすいというのもあり

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14.裏目だらけで毎日喧嘩

14.裏目だらけで毎日喧嘩

カラオケが大好きな人でしたが、ばあちゃんの声は、か細くて聞き取りにくい声でした。
私が幼い頃は、どちらかというと祖父が声を張り上げて、竜哲也の『奥飛騨慕情』を歌う横で時折、祖父から「お前も歌え」と命令されて、蚊の鳴くような声で島倉千代子の『鳳仙花』を恥ずかしそうに歌うだけでした。
それが、いつのまにやら、カラオケ教室に通って、自転車で遠方のスナックまで歌いに行き、近所のカラオケ設備のある知人宅で夜

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13.おしゃれのためならダッシュもする⁈

13.おしゃれのためならダッシュもする⁈

見守り介護初期の頃のことです。
当時のばあちゃんは、一人でけっこう動けたので、振り返りと後退りさえしなければ、一人にしておいてもある程度は大丈夫だから、テレビを見ているのをこれ幸いと、私はばあちゃんから離れて、台所で朝食後の洗い物をしていました。
そのうち、いつものようにデイサービスの送迎車がやってきて、ばあちゃんが出かけるとこだったので、台所から「いってらっしゃい」と声をかけましたら、なぜか?

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12.夜中のトイレ介助放棄⁈…した訳ではありません!

12.夜中のトイレ介助放棄⁈…した訳ではありません!

泊まり込みの見守り介護初期任務のひとつは、深夜のトイレ介助でした。
一応、小さい電気は点けているけれど、段差もある薄暗い中を一人で歩かせるのは危険だからという理由です。
最初の頃は、母姉妹と私の3人で予定を合わせて交代でやっていました。

しかし、いまだに現役で働く我が父はもちろんのこと、義叔父も当時はまだ現役。
母と叔母が、ばあちゃんちへ泊まると、それぞれの夫の世話が手薄になります。
自分でやら

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11.山盛りカートで暴走されても、親孝行はするようです

11.山盛りカートで暴走されても、親孝行はするようです

最初の脳梗塞後の数年は、ばあちゃんもそれなりに自由に動けたので、買い物やランチなどのお出かけを一緒にしていました。
ばあちゃんは、おとなしそうな見た目からは想像もつかないせっかちな人なので、車の乗り降りがまず難問です。
たいていの場合は、車の助手席に座ってもらい、シートベルトは自分で伸ばせないため、私がしてあげるので、さほど問題にはなりません。
問題は車から降りる時。
駐車場へ入った途端、隣でカチ

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10.初めて身につけた見守り介護の技

10.初めて身につけた見守り介護の技

脳梗塞で入院、リハビリを経て、自宅に戻りたての頃、すぐ近くの川の土手まで一緒に散歩したことがありました。
その川岸で、近所の人たちと畑をしていたので、それを見たがりました。

入院中に話していたのは、大豆を植えてあって、退院する頃にはできあがっているだろうから、それをみんなで刈り取ってきてくれたら、自分がリハビリ代わりに豆を鞘から出すんだということでした。
そのため、自宅に戻ってほどなく、私と母と

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9.高齢者の一人暮らし、敵は後退りにあり⁈

9.高齢者の一人暮らし、敵は後退りにあり⁈

脳梗塞だからか、高齢だからか、あるいは他の理由だったか忘れましたが、いきなり振り向かせないように特に注意することを促されました。
ところが、人間って「振り向く」という動作をかなりやっているんだということを、私はばあちゃんの見守り介護で知りました。

振り向く動作は、必ず頭を動かします。
そうすると、ばあちゃんはふらふらと後ろによろけて、転びそうになります。

例えば、真っ直ぐ歩いていたら、背後から

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