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お茶のこと

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2022年12月から茶道を習い始めました。右も左も分からない世界をどのように知っていくか?日記のようなお稽古の記録。禅など諸々。
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無理ならやめればいい

無理ならやめればいい

こんにちは、nagiです。

昨日は野点茶会の手伝いをしてきました。
お稽古の回数が少ないにも関わらず
お点前を披露する機会をいただけたことは
光栄なことでした。

最終日の昨日は公園の桜が満開なこともあり
たくさんのお客さんで賑わいました。

朝から晩まで動いてみんな疲労困憊。
これを6日間やっている先生や一部の生徒さんは
本当にすごいと思います。

お茶を点てて感じたのは、完成度。
上手く点て

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朝抹茶生活

朝抹茶生活

こんにちは、nagiです。

以前からの憧れ。

朝にお茶を点てる。

よるやくルーティンに組み込めそうです。
今週末のイベントに向けての練習も兼ねて。

今日は2日目。
本来お茶の前にお菓子を食べ終えるので
写真はありません。

仙台にある老舗和菓子屋「賣茶翁」の
「塩釜」という落雁をいただきました。
中に入ったあんこは塩気が効いていて、
とても美味しくて幸せな気持ちになりました。

心が落ち着

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茶道を始めて驚いたこと

茶道を始めて驚いたこと

こんにちは、nagiです。

茶道を始めて1年3ヶ月が経過しました。
今では当たり前だと思うことでも
始めた当初は1つ1つに驚いていた記憶があります。

とくに驚いたことはこの3つ。

1.「お菓子をどうぞ」と言われてもすぐ食べない

はじめに亭主がお菓子を持ってきて
「お菓子をどうぞ」と言われますが、
ここで食べるタイミングではありません。

お点前が始まりお茶を点てる前にもう一度
「お菓子をど

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お稽古で大爆笑?

お稽古で大爆笑?

こんにちは、nagiです。

先日書いた「花月」のお稽古に
初めて参加してきました。

数日前から、傍から見たら滑稽であろう自主練に
取り組んだことが功を奏して、
案外落ち着いて臨むことができました。

お稽古の途中途中で面白いことが5回くらい起きて、
みんなで大笑いしたのが印象に残っています。
お稽古で大爆笑している自分が不思議で、
これまで張り詰めていた気持ちがほどけた感覚でした。

みんなが

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4人のチャレンジャーたち

4人のチャレンジャーたち

こんにちは、nagiです。

先日のお稽古の話をもう少しだけ。

「時間が大丈夫ならお点前していって良いですよ」
と先生が言ってくれたので、
結局2回お点前をすることができた。

次回教えてくださいと言っていた「棚点前」を
今やりたいと言ったら快くOKしてくれた。

私以外の3人は皆さん先輩で、
「逆勝手初炭点前」「包帛紗点前」「濃茶点前」
をしていたのだが、各々初めてだったらしい。

帰り際に先

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その場にいるだけで勉強になる

その場にいるだけで勉強になる

こんにちは、nagiです。

昨日はお茶のお稽古でした。
土曜日は生徒さんが多いので
お点前2回できれば良いほうです。

2回目のお点前ができると思い
お客さん役として残っていたけど、
気付いたら終わりの時間を迎えていて…。
まぁいっかと気持ちを切り替えて客役に徹していると、
気付いたことがたくさんありました。

先生と生徒が交わす何気ない会話の中に
学びがたくさんあるということ。
道具の名前や、

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ピンチと捉えるか、チャンスと捉えるか

ピンチと捉えるか、チャンスと捉えるか

こんにちは、nagiです。

昨日は茶道の勉強会でした。
テーマは「花月」。

一見お遊びのようですが、
もとは、戦国時代が終わって有芸化した茶道を
修行の一環に戻すためにできたものだそうです。

「花月百遍朧月(かげつひゃっぺんおぼろづき)」
という言葉があるようで、
「花月は100回やっても覚えられない」という意味。
初めての私はもちろん
2時間の講座を受けて分かるわけがありません。
一応「“

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上を見過ぎない

上を見過ぎない

こんにちは、nagiです。

一昨日はお茶のお稽古の日でした。

教室に行くたびに、
「自分何も分からないな」
「あの人みたいに立ち振る舞いたいな」
という思いが湧き上がります。

その日一緒だった中年の男性。
2〜3ヶ月前に初めましての挨拶をして以来です。
たしか、お茶を始めたのは
私と同じくらいって言ってたっけ。
何年も通っている人と比べたら、
基礎をやっているというか、初心者感があります。

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一足先に正月気分

一足先に正月気分

こんにちは、nagiです。

「なんであの店正月なのに通常営業してるんだ?」
そんなことを思ったと、先日のお茶会で先生は言っていました。

11月は茶人にとっての正月。
5月に摘み取られた新茶の茶壺を開ける「口切り」、そしてお湯を沸かす釜が炉から風炉に切り替わる「炉開き」があるからです。

ここ1周間、立て続けに茶事や茶会を開催していた先生ですから、正月気分になる気持ちもよく分かります。
とはいえ

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水屋のお仕事

水屋のお仕事

こんにちは、nagiです。

昨日は「水屋」を体験しました。
11月は「風炉」から「炉」に変わる時期。
「炉開き茶会」ということで、昨日の茶事は普段よりも特別感のあるものでした。

“とりあえずやってみる”で手を上げた私は、前日準備から畳の雑巾がけを濡れ布巾でやろうとしてしまいました。「雑巾がけ=水拭き」ではないのです。畳だから空拭きだよな、少々凹みながらも仕事はたくさんあるので気持ちを切り替えま

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名残りの茶事

名残りの茶事

こんにちは、nagiです。

先日、月に一度のお茶会「月釜」に初めて参加してきました。

お茶とお菓子を楽しむお茶会は「大寄せ茶会」といいますが、月釜は「茶事」です。
茶事は懐石を含むフルコース。濃茶やお酒まで振る舞われ、3〜4時間かけて行われます。

「お稽古をする上で、本来の茶事を経験しておいた方が良い」と先生はよく言います。
確かに、目指すものがないとお稽古にも力が入りません。

名残の茶事

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良い習慣

良い習慣

こんにちは、nagiです。

不定期にやっていたお点前の練習を
毎日やるようになって1週間。
ひと通りの流れは身に付いてきたようです。
改めて継続することの大切さを実感しています。

練習は寝る前のたった10〜15分ですが、
自分の心の状態に気付けたり
日本文化に想いを馳せることができます。

忙しい日常の中で
日本文化に想いを馳せる機会は
なかなかないと思います。

短い時間でも練習に取り組むこ

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葛焼かない

葛焼かない

こんばんは、nagiです。

私が通っている茶道教室で用意される和菓子の多くは
ある特定のお店のものです。

昨日のお菓子は毎月出される4つの新作のうちの1つで、
着物が風に揺られている様子をイメージして
作られたものでした。

先生が1番好きな和菓子は「葛焼き」だと言います。

新作のうちの1つに「葛焼かない」がありました。
焼いていない葛のお菓子です。
昨日は売り切れで買えなかったとのこと。

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決定的な違い

決定的な違い

こんにちは、nagiです。

ヨガと茶道は似ている。

茶道を始めたきっかけはそこだし、
半年経った今でもそう思います。
ヨガも茶道も歴史的なところはよく知らないので
何がどう似ているのか言語化するのは難しいですが。
(ChatGPTはパーフェクトな回答をくれました)

でも1つ決定的な違いがあります。
それは「1人か、そうじゃないか」です。

いや、そんなの誰でも分かるでしょ、
と思いますよね。

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