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人間関係でストレスを受けない7つの大事なこと




①他人への期待値を上げ過ぎない 



人と付き合っていると、大なり小なり自分のある言動に対する相手の返しに期待値を設けることが知らず知らずのうちにあったりします。

自分がこう反応したのだから普通は相手もこう反応するだろう、相手の為にやってあげたのにどうして感謝してくれないのだ等々

期待値を大きく下回る言動で返された場合

期待値と現実の落差に叩きつけられ、怒り悲しみ落胆などの負の感情が生じることでストレスに繋がります。

そして誰でもある程度、相手の言動を予測して行動すると思うのですが、その予測に自分の社会的交換理論と価値観に則した希望が含まれていると

相手の行動原理と自身の予測に乖離が起きやすくなります。

例えば、あいさつをしたのだから。けだるそうにあいさつを返して来ないで欲しい。

あいさつという、自分のかけたコストに見合うものを相手にも返して欲しい!という社会交換理論。

社会人としてお互いに相手の存在を認める意味でも、あいさつは大切だという価値観に則した希望

しかし、そのように期待値を設けても、人によっては自分の考えと行動原理が異なることがあり、利害のない相手にはとことん気を遣わないことで

ストレスを溜め過ぎないようにするタイプの人間など、様々な思考の人が存在するのを努々忘れず、期待を抱き過ぎないことが肝要です。




②みんなと仲良くしようとしない



みんなと仲良くしないと書くと、全員と仲良くしないと捉えられそうですが違います。

仲良く出来る人とは自然と仲良くすれば良いのです。

しかし相性が悪い相手、仲良くするのが困難な相手には無理に関わり仲良くしようとすると、衝突したり、ズレの繰り返しで互いに傷つく確率が上がるので

無理してまで仲良くなろうとしないで良いという意味です。

コミュニケーション能力向上として、様々な人と仲良く出来るのに越したことはないですが、皆さんも自分のいまやるべきことがあると思いますし

無理して仲良くなることにエネルギーを注ぐ必要があれば、無理のない程度に合わせる。

ないのであれば、一日の活動エネルギーは人によって違いますが、必ず有限ですので

自分のやるべきこと以外にあまりにもエネルギーを使い過ぎて他が疎かにならないよう、害が無い程度で仲良くしない選択肢をとることは何らおかしなことではありません。

だれでも対応できる幅からはみ出した人間が存在しており、どう頑張っても気に障る合わない相手がいても仕方がないことだからです。

むしろ合わないと感じたら、意識的、物理的に離れるか、職場などで離れることが出来ないのなら、同じ空間を共有する相手ぐらいに考え

お互いの課題の邪魔にならないよう、当たらず触らず最小限のコミュニケーションで対応するようにすれば、ストレスを感じる機会も極力減らすことが出来ます。



③人の心理効果を理解して置く



人間には情報選択、思考傾向というのがあります。

多くの被験者を対象とした実験でこの場合に人間はどのような情報を選び、考えることが多いか?などを調べ、論文を出し、心理効果として提唱する

心理学者たちの発見した心理効果が多々あります。

よくよく考えたら当たり前だろ!ということでも、改めて考えると意外な発見があったりします。

例えば気分一致効果たる、人間は感情に沿った情報を選択し、思考する傾向が強い特質に着目した心理効果があります。

ややこしく感じるかも知れませんが、ざっくり簡単に言うとその時の感情で見え方、感じ方、考え方が変わるとうことです。

至極当然のようですが、人の陥りやすい心理効果の最たるものだと想います。

いつも見ている場所の夕日も、悲しい出来事があった時に見ると悲し気に見えますよね。

恋して夢中な時は相手の良い所しか見えなく、年数が経ちある程度落ち着いてきた時に相手の短所が少しずつ見えるようになってきたり

逆に気に入らない相手は悪い所ばかり見えてしまったり

人間知らず知らずのうちに自分の感情に沿った情報を連続して選択してしまう傾向が強いのです。

もちろん、冷静に人を観察できる人間も居ますが、感情に情報選択と思考が左右される人の方が多く。自分もそのような傾向があった場合に

気分一致効果を知っていると自他の偏りを点検することが出来る。

あとは、確証バイアスたる思考癖もあります。

名の通り、自分の仮説や持論を支持する。確証出来る情報ばかりを集めてしまい反証情報を無視してしまう心理です。

例えば、あの人は良い人に違いない!と自分の中で答えがあったとします。

そうなると、その人の良い人エピソードや他人と比べて良い所ばかりを見て自分の答えがあっていることを確証出来る情報ばかりを集めてしまう

気分一致効果と似ているようで、全く違う。自分の中の仮説、持論。答えに合わせて情報を集めてしまう心理です。

このような心理効果を知っていると、わりとふと自分がそれに現在当てはまっているな…と急に覚めて、考え方を改める分岐点になったりしますので

心理効果をちょっとだけ学ぶのをお勧めします。




④嫌われることを過度に気にしない



嫌われることに耐性の無いままで大人になった人は、今までの人生で人に恵まれて来たのかも知れません。

しかし、遅かれ早かれ誰かに嫌われてることを自覚する時期が、どんなに美男美女で頭も性格が良くても必ず一度は訪れます。

なので、ある程度嫌われることに対して準備する必要があります。

されど、人間、集団生活を現在進行形で長年して来た生き物なので、他者や集団からどう評価されているか?が気になるのは致し方無いことです。

とはいえ、必要以上に嫌われることを恐れることはありません。

確かに上司に嫌われまくって、上司に先ほど紹介した気分一致効果した場合は社内での評価が上がりづらいなどのデメリットも発生します。

しかし人はどう足掻いても誰かに嫌われます。

みんなに気を遣って八方美人で居ても、『みんなに良い顔しやがって』と妬まれることもありますし

上司から言われたことを真面目にしているだけでも、『どうしてこうしてくれないんだ!』と、違う考えの別上司から反感を持たれることだってある。

繰り返しますが、どうあがいても人間嫌われます。

問題は嫌われる数ではなく嫌われてはマズイ相手に嫌われること
そこに嫌われなければ後はどうにでもなる。

嫌われるとマズイ相手に嫌われないようにしている時点で、嫌われるのを恐れているじゃないか!と御思いの人もいるかと思いますが

自分の中の基準で、嫌われてマズイ相手には好かれなくとも、嫌われさえしなければ損失は防げるゲーム感覚で、自分がレベルアップして行く感覚を楽しんで行けばば良いと想います。

別に一人に嫌われても人生終わる訳ではないですし。

そう思えるようになり、嫌われても良い相手にはどう思われようが気にしないと切り捨てることが出来た時点で

その分の気力を嫌われてはマズイ相手に向けることが出来ます。

あの人にも、この人にも嫌われたらどうしょう…と意識が分散しながら、八方塞がりになると、逆に不注意で変な言動をしてしまったりします。

もう、どうせ嫌われる人には嫌われるし…嫌われる所をいくら隠しても、露呈した瞬間に嫌われる可能性がある上に

嫌われないようにし続ける労力を考えると、いっそ嫌われた方が楽だと開き直ってしまえば

あとは嫌われたら実害を被る人にだけ意識的に嫌われないようにしていけば良いだけです。

最初はなかなか難しいと思いますが、嫌われることへの対策と慣れは生きる上である程度必要です。




⑤相手の背景を見ようとする



またまた心理用語になりますが、対人関係に置いて目の前の問題に対し、行為者の性格や特質などの内的要因問題を見出す

内的帰属ないてききぞくに陥りやすく、それで相手へ負の感情を抱いてしまい、関係が険悪になるなんてことが往々にしてあると想います。

分かりやすくいうと、問題が起きた際に近くにいる人のせいにして、相手に怒りなどの不快感を露わにして相手に伝わって仲が悪くなるパターンです。

例えば、コンビニで買い物に行った際レジの人が商品を1つ多く打ってしまった際に、レジ打ちの人が弛んでいる、能力が低いからレジを間違えるんだ!と

つい感情的になってしまい、相手に負の感情を露わにしてしまうなど

しかし、実はそのレジ打ちの人の内的要因が問題の起因ではないかもしれません。

人手不足でシフトに多く入り、独りでレジを打ち続けているせいで疲労が溜まってミスをしてしまう。

そのアルバイトの人のコントロールすることが出来ない外的要因、つまり店の人員確保が出来ていないせいで起きた人的ミスかもしれませんし。

こちらが勘違いさせるようなことを無意識的に言ってしまった可能性もあります。

そうやって相手の背景を見て、外的要因に焦点を当てて見ると意外にそこに答えがあったりしますし

外的要因が全てではないにせよ、何割かは外的要因が原因で起きた問題だと気づくことで、人は自分のコントロール出来ない部分に振り回されるしまうこともあると、冷静になれたりします。




⑥自分を客観的に見る


人は他人のことの方が客観的に見える。 意識が芽生えた瞬間からずっと近くで見ている自分を他人同様に客観的に見ることは一番難しいことです。

なんなら書いてる私も自分のことを棚に上げ、人の事を言ってしまう節があります。

例えると、ゲームやらない方は分かりづらいかも知れませんが、、、プレイヤー視点が上から見る二人称と、主観で恐怖や難易度が変わるように

常に主観に囚われると、見える部分が自分側(自己主張等)ばかりになり、怒り悲しみをストレートに受けやすくなり

他人に厳しく、自分を贔屓してしまい公平性に欠けるなど、自分と他人との扱いに偏り生じることが増える。

では具体的にどうすれば良いのか?

自分を客観的に見るコツは実験観察的に自分を見て、自分の傾向を知ることです。

連勤、やるべき課題に追われ、精神的な疲労が蓄積した際に細かいことが異常に気になり、ちょっとした他人の言動が癇に障る

自分のやっていることにアドバイスされると、今のやり方を否定されたと認識してしまいがちになる等

思考傾向からどの場面でどの感情が湧き出やすいか?あらかじめ知って置くと、前もって対策して置くことが出来ます。

まず、自分のキャパを超えた仕事は問答無用で断るか、誰かに手伝ってもらう、期限に余裕があるのであれば毎日100%やろうとせず

70%ぐらいで抑える等で疲労からの神経過敏を回避する。

アドバイスは自分のやり方の強化素材を相手が無料で提供してくれていて、しかも合わなければ使わなくたって聞き流したって良い。

むしろ否定と拡大解釈し、怒って相手と険悪になる方が無駄なエネルギーを使うし、後々めんどくさい。と客観的に見ることで

未来を予測してどちらが損か?天秤にかけることが出来ます。

とはいえ書くのは簡単ですが、実践経験を積まないと難しいかも知れません。




⑦他人と自分の線引きをする



心療内科のYouTubeで他人と自分の境界線がない人ほどストレスを溜めやすくうつ病になりやすいと見た気がします (色々見過ぎて名前は忘れてしまいましたが…)

実際に何でも自分に繋げて考えてしまう人ほど情緒不安定な人が多いのも事実です。

SNSで自分に関係ない人間の投稿に憤慨したり、他人の生活を見て自分はなんて恵まれていないのだ!と嘆いたり

自分は頑張っても報われないのに、あの人はどうしてあんなに楽をしているのだとズルく感じたり

逆に自分よりも相手は下だと断定して優越感に浸るのもそうですが

何でもかんでも他人と自分の問題と繋げて考えてしまう人は、それだけ余計な思考を繰り返し、喜怒哀楽に揺れ動き、脳も疲労しやすいので

精神衛生上あまり宜しくありません。

この人は自分には直接的に関係がなく、状況も能力も違い、見えている部分もその人の全てじゃないからと

意識的に相手と自分に線引きをすることで、いちいち繋げて考え、感情的になることが減ります。

要は他人は他人。自分は自分思考です。

人によってやってきた事、やって来なかった事。持っている手札が違います。

追い求めるモノの違いで住むところや職業、友人、恋人などの選択が変わり、仕事に費やす、趣味に生きる

同じ人生という名のゲームをしているようでいて、生き方のジャンルすら違ったりもします。

SNSは特にバズる為にわざと不満や不安や正義感を煽る投稿、キラキラした部分を見せる投稿が幾万とあり

いちいち自分に繋げて感情に作用させていたらキリがありません。

自分のコントロール出来ること、出来ないこと、関係ある、無しで大雑把でも線引きする基準を設ける。

無関心過ぎるのも良くないですが、自分事になり過ぎも良くない。参
考になる部分だけ見て、あとは不必要な所は遮断する

人によっては訓練が必要なことだと想いますが、心穏やかに生きる為にある程度の線引きは大切なことです。





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