「私の物語」という音楽/二胡弾き

私にとっての二胡は、もう体の一部になりつつあってなくてはならないもの。 大人になって始…

「私の物語」という音楽/二胡弾き

私にとっての二胡は、もう体の一部になりつつあってなくてはならないもの。 大人になって始めた楽器・二胡を通してもった私なりの”音楽論”を伝えてみたくなりました。 才能がないから無理、と楽器をあきらめた方 ぜひ始めて欲しい。 才能は創ればいいのですから。

記事一覧

Torontoに棲む 西の魔女 

昔から娘(順子)のかく文章や詩がとても好き。 小学校四年生の時の担任の先生に育てて頂いたおかげです。 毎日作文を書く宿題があったのです。毎日です! 朝提出した作文…

日和見たちのご機嫌伺い〜つぶやき〜

総裁選を見ながら、あるお医者様のお話を思い浮かべました。 腸内環境の菌の話。 善玉菌 悪玉菌っていますよね。善悪ってはっきり言うのが面白いなと思いますが。 菌の割…

つぶやき 「45度くらいのお湯が調度いいのでは」

入れそうだけど、熱いね!うん結構熱いね! でも入ってみようか! うぉ〜〜ぉおおおおお ってなる そんな温度が調度いいのではないかと思う。 ちょっとカッコ悪くて、で…

つぶやき 「匂いの記憶」

思い出を辿れば思い出す香りはたくさんあるけど すぐに匂いが蘇る記憶は、自分にとって鮮烈な思い出ということか。 匂いを感じることは止めることができない。入れたくな…

音と音の間にある「歌」が届く時

歌うように楽器を奏でる。 音と音の間にある音、弦楽器なら誰でも出せる。 けど、音と音の間にある「歌」は誰にでも出せるわけではなく、それが奏者の感性や思いになるのだ…

「上達へのセオリー 5.全ての練習にフィードバックがあること」♯13

「出来ない事」に気づくのはわりとできるけど 「出来ていない事」に気付くのは自分では結構難しいのだ 外からのフィードバックが必要になるのね。 My上達へのセオリー5 1…

もやもや病をカナダで治療した娘の話。これにて完結。

もやもや病をカナダで治療した娘の話。 私もコロナ禍ではあったけど、昨年10月カナダへと渡航してその過程をこのブログにも綴った。 2020/10/22に左脳の血管バイパス手術を…

「上達へのセオリー 4. 集中できる時間だけを使うこと」♯12

「集中できる時間」というのは、どういうことか? 具体的な「目的」に集中できる時間のことです。 目的というのは、「知識」の習得ではなく、「技能」の習得であるというこ…

誰かが、私を傷つけることができるのだろうか。

ちょっとした記事に出くわし、ふと考える。 「こんなことを言われて私は傷ついてきた」という思い。 振り返ってみる。 自分が、誰かの言葉や行動に傷つけられたとことはあ…

「上達へのセオリー 3. ほんの少しでいいから、負荷をかけた練習をすること」♯11

楽をしすぎない設定 ってどんなだろうか。 当たり前のことだけど、出来ないことは気持ち良いゾーンの外側にあるわけで。 人間の脳はすぐに怠けたがるものだから、みんなが…

「上達へのセオリー 2.ふたつの目標を設計する」♯10

大きな夢と 小さなステップを設計 大きな夢といっても、何か壮大なプランである必要はなく、心がちょっと踊るプランを考えてみる。そして、そこへ梯子をかけてあげるのが…

この道30年の現役ツアコンと、二胡奏者に転身した元ツアコンのおすすめ旅!ラヂオ

srand.fm でラヂオ始めました!私たちならではの語り口でおすすめ旅を紹介というか、おしゃべり!しています。 私のツアコン時代は遡ること・・2003年〜2014年。10年ほど…

「上達へのセオリー 1.そして徹底的に真似すべし〜後編〜」♯9

憧れの存在は、大きな前進力をくれている。中々届かないけど、光みたいな存在。そこを目指して飛んでいけば良い。 道を切り開いてきた先駆者達には感謝しかないですね。 M…

「上達へのセオリー 1. 憧れの存在を持つこと〜前編〜」♯8

楽器が弾けるようになりたい、絵がかけるようになりたい、スポーツが上手になりたい(強くなりたいは、また別のセオリーがあると思うのだけど)、何かを身につける時、共通…

「その人の物語に流れる音楽」♯7

福山雅治さんの「家族になろうよ」を二胡で弾きました。 インストですが、歌詞を譜面に書き込みます。歌詞を歌いながら、ジーンと来ることたびたび、涙が溢れることもたび…

「どうしたら上手になるか人に聞きまくる」♯6

二胡をスタートして最初の三年はただのお稽古事でした それでもかなり熱心な生徒ではあったと思う 師事していた村井先生は、とても明るくいつも素晴らしい!と褒めてくれる…

Torontoに棲む 西の魔女 

Torontoに棲む 西の魔女 

昔から娘(順子)のかく文章や詩がとても好き。
小学校四年生の時の担任の先生に育てて頂いたおかげです。
毎日作文を書く宿題があったのです。毎日です!
朝提出した作文は、そ日のうちに先生が読み、下校するまでに返してくれる。
しかも沢山のコメントをつけて!
それが嬉しくて、毎日作文していましたね。
その先生は、怒る時はものすごく怖かったけど、怒る時も褒めるときも、愛を注ぎまくってくれていました。愛の深い

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日和見たちのご機嫌伺い〜つぶやき〜

日和見たちのご機嫌伺い〜つぶやき〜

総裁選を見ながら、あるお医者様のお話を思い浮かべました。
腸内環境の菌の話。
善玉菌 悪玉菌っていますよね。善悪ってはっきり言うのが面白いなと思いますが。

菌の割合は、善玉菌2割  悪玉菌1割  残りの7割は「日和見菌」と言うのだそうです。日和見菌たちは善玉が強ければ善玉寄りになり、悪玉菌が強ければ悪玉寄りになるそうで・・
じゃあ、悪玉を取り除けば良いじゃないか!という単純なことではなく、悪玉を

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つぶやき 「45度くらいのお湯が調度いいのでは」

つぶやき 「45度くらいのお湯が調度いいのでは」

入れそうだけど、熱いね!うん結構熱いね! でも入ってみようか!
うぉ〜〜ぉおおおおお ってなる そんな温度が調度いいのではないかと思う。
ちょっとカッコ悪くて、でもなんだか人間らしくて

冷たい水には入りたくない
熱すぎるお湯には入れない
ぬるま湯は出れなくなる
適温は気持ちはいいのだが・・
完全にお風呂のお話をしているように聞こえるけども・・

これは、人の熱量についての話です!(笑
思いの熱さ

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つぶやき 「匂いの記憶」

つぶやき 「匂いの記憶」

思い出を辿れば思い出す香りはたくさんあるけど
すぐに匂いが蘇る記憶は、自分にとって鮮烈な思い出ということか。

匂いを感じることは止めることができない。入れたくない情報って、目や耳からなら自分で制御できるけど、嗅覚は制御できずまず自分の中に入ってくる。それから鼻をつまむくらいはできるが・・

電車で、隣に座った男の人から香って来た自分と同じ香水の匂い
中央線で会社へ向かう途中、スーツ姿の男の人が隣

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音と音の間にある「歌」が届く時

音と音の間にある「歌」が届く時

歌うように楽器を奏でる。
音と音の間にある音、弦楽器なら誰でも出せる。
けど、音と音の間にある「歌」は誰にでも出せるわけではなく、それが奏者の感性や思いになるのだろう。
それがリスナーに届いた時が「歌」になった瞬間なのではないかと思う。
二胡は女性の声に似ていると言われているのだけど、弦が2本しかないため音が弦の上で縦に展開する。弦の上を滑るように上に下に移動する。
音と音の間にある「歌」。
声や

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「上達へのセオリー 5.全ての練習にフィードバックがあること」♯13

「上達へのセオリー 5.全ての練習にフィードバックがあること」♯13

「出来ない事」に気づくのはわりとできるけど
「出来ていない事」に気付くのは自分では結構難しいのだ
外からのフィードバックが必要になるのね。

My上達へのセオリー5
1. 憧れの存在を持つこと そして徹底的に真似すべし
2. 二つの目標 大きな夢と小さなステップ を設計すること
3. ほんの少しでいいから、負荷をかけた練習をすること
4. 集中できる時間だけを使うこと
5. 全ての練習にフィードバ

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もやもや病をカナダで治療した娘の話。これにて完結。

もやもや病をカナダで治療した娘の話。これにて完結。

もやもや病をカナダで治療した娘の話。
私もコロナ禍ではあったけど、昨年10月カナダへと渡航してその過程をこのブログにも綴った。
2020/10/22に左脳の血管バイパス手術を行い、その時脳出血を伴い50日に渡り入院、リハビリを余儀なくされ、10%ほどの確率で起こる合併症だった。
右半身麻痺と言葉を失い、10%へ入ってしまったあの時。
良い事ならラッキーと大喜びする10%。悪いことの方に入れば、何故

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「上達へのセオリー 4. 集中できる時間だけを使うこと」♯12

「上達へのセオリー 4. 集中できる時間だけを使うこと」♯12

「集中できる時間」というのは、どういうことか?
具体的な「目的」に集中できる時間のことです。
目的というのは、「知識」の習得ではなく、「技能」の習得であるということ。
最近の私の集中できる時間は、もうお年頃のせいか・・午前中でかつ環境が整えば、40分が限界。それ以降は休憩を挟みながら15分。午後はもう集中できなくなる。

My上達へのセオリー5
1. 憧れの存在を持つこと そして徹底的に真似すべし

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誰かが、私を傷つけることができるのだろうか。

誰かが、私を傷つけることができるのだろうか。

ちょっとした記事に出くわし、ふと考える。
「こんなことを言われて私は傷ついてきた」という思い。

振り返ってみる。
自分が、誰かの言葉や行動に傷つけられたとことはあっただろうか?

子供の頃、親に叩かれたことがあったけど、その傷は心にも体にも残っていない。
ごめんなさい、なんて一言も口から出さなかったっけ。生意気な子供だっただけか・・。
幸い、他人に暴力をふるわれた事はない。
誰かの言葉に、腹の立

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「上達へのセオリー 3. ほんの少しでいいから、負荷をかけた練習をすること」♯11

「上達へのセオリー 3. ほんの少しでいいから、負荷をかけた練習をすること」♯11

楽をしすぎない設定 ってどんなだろうか。
当たり前のことだけど、出来ないことは気持ち良いゾーンの外側にあるわけで。
人間の脳はすぐに怠けたがるものだから、みんなが皆何でも手にできるわけではないのだよね。
脳が怠ける癖を分かった上で、あえて負荷をかけられる人は本当えらい!

ただ譜面を弾くだけではなく、ほんのちょっとだけ、練習に負荷をかける。
そんなことはわかっちゃいるんだけど、いつしか慣れてくると

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「上達へのセオリー 2.ふたつの目標を設計する」♯10

「上達へのセオリー 2.ふたつの目標を設計する」♯10

大きな夢と 小さなステップを設計
大きな夢といっても、何か壮大なプランである必要はなく、心がちょっと踊るプランを考えてみる。そして、そこへ梯子をかけてあげるのが小さなステップ。

My上達へのセオリー5

1. 憧れの存在を持つこと そして徹底的に真似すべし
2. 二つの目標 大きな夢と小さなステップ を設計すること
3. ほんの少しでいいから、負荷をかけた練習をすること
4. 集中できる時間だけ

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この道30年の現役ツアコンと、二胡奏者に転身した元ツアコンのおすすめ旅!ラヂオ

この道30年の現役ツアコンと、二胡奏者に転身した元ツアコンのおすすめ旅!ラヂオ

srand.fm でラヂオ始めました!私たちならではの語り口でおすすめ旅を紹介というか、おしゃべり!しています。

私のツアコン時代は遡ること・・2003年〜2014年。10年ほど勤めました。
大好きな仕事で天職だとも思ったけど、その先の10年この仕事をするだろうかと考えた時、自分のミッションとして違う気がしたのだよね。
そして今二胡の道へと進んでいるのだけど、私の人生は二胡奏者として終えたいと思

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「上達へのセオリー 1.そして徹底的に真似すべし〜後編〜」♯9

「上達へのセオリー 1.そして徹底的に真似すべし〜後編〜」♯9

憧れの存在は、大きな前進力をくれている。中々届かないけど、光みたいな存在。そこを目指して飛んでいけば良い。
道を切り開いてきた先駆者達には感謝しかないですね。

My上達へのセオリー5

1. 憧れの存在を持つこと そして徹底的に真似すべし
2. 二つの目標 大きな夢と小さなステップ を設計すること
3. ほんの少しでいいから、負荷をかけた練習をすること
4. 集中できる時間だけを使うこと
5.

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「上達へのセオリー 1. 憧れの存在を持つこと〜前編〜」♯8

「上達へのセオリー 1. 憧れの存在を持つこと〜前編〜」♯8

楽器が弾けるようになりたい、絵がかけるようになりたい、スポーツが上手になりたい(強くなりたいは、また別のセオリーがあると思うのだけど)、何かを身につける時、共通のセオリーがあると思う。

色々なジャンルの上達本があって、そういうのが好きなこともあって、今までいくつか読んできた。物事の上達への「考え方」の構造をみると共通点は沢山。
要は「人間」の仕組みを利用するということになる
体は、目的によって使

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「その人の物語に流れる音楽」♯7

「その人の物語に流れる音楽」♯7

福山雅治さんの「家族になろうよ」を二胡で弾きました。
インストですが、歌詞を譜面に書き込みます。歌詞を歌いながら、ジーンと来ることたびたび、涙が溢れることもたびたび。歌詞も曲も素晴らしいですね。

歌詞をイメージして弾くのって、結構むずかしい。言葉は「愛してる」と言えばその意味を持つ。音で「愛している」という意味を持たすのは今の私にはまだどうすればいいのかわからないけど、その思いをどれだけ深く持つ

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「どうしたら上手になるか人に聞きまくる」♯6

「どうしたら上手になるか人に聞きまくる」♯6

二胡をスタートして最初の三年はただのお稽古事でした
それでもかなり熱心な生徒ではあったと思う
師事していた村井先生は、とても明るくいつも素晴らしい!と褒めてくれる先生だったので、私も弾いていてとても楽しかった
当時はツアコンをしていたので、二胡を担いで添乗先でお客様に二胡を弾く!なんて思っていました
ツアコン引退した今もその思いは残っているんだけどね。。

お稽古事
これはこれで良かったのだけど、

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