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藻類で革命を起こす環境活動家CEO[フィンランド]
「一水四見」とは、同じものを見ても、見る人の立場や価値観が異なれば見方も異なるということです。例えば、複数の人が同じ場所から同じ海岸を眺めたとします。一人は波の雄大な風景に魅せられるかもしれませんし、一人は海中に浮かぶプラスチックなどの海洋ごみの多さを見て落胆するかもしれません。化学者兼起業家のMari Granström氏は、眼の前に映る、主に富栄養化*により水質と生態系が深刻な影響を受けてしま
もっとみる北欧発、食品ロスから「うま味」を生み出すスタートアップ
※Nordic Umami社は、2023年12月より「Biomush」社に社名を変更。
植物性食品に足りていないもの。
それは何か。
同分野で深い知見を持つフィンランド人のReetta Kivelä氏とOuti Mäkinen氏の二人が辿り着いた結論は、「うま味」でした。
どんな植物性食品も、うま味成分・うま味調味料が合わされば、
誰もが美味しく、進んで食べられるようになる。
食品科学技術
お肉のアンバサダーが一転、代替肉のエバンジェリストに [フィンランド]
「脱ミート革命」や「フードテック革命」など、よりサステナブルな食べ物として代替タンパク質や代替肉の台頭が一段と加速しています。
その第一線を行くのは米国やイスラエルですが、ここフィンランドも多分に漏れず、市場は急成長中です:
・"Plant-based market grows in Finland"
・"The market for plant-based products is growin
趣味の健康食品がフィンランドを代表するブランドにまで成長。Foodin創業者の歩み
フィンランドのスーパーにオーガニック食品・健康食品カテゴリで一際存在感を放つブランドがあります。
その名は、Foodin。
フィンランドで健康意識が高い方はもちろん、特にそうで無い方でもスーパー等で幾度と目にしたことはあるのではないでしょうか。
ココナッツオイル、ローチョコレート、ナッツ、コーヒー、ドライフルーツ、スーパーフード、プロテインパウダー、各種調味料など、計250種類以上(!)の商
心不全と闘う。フィンランドの医療機器ビジネス専門家
40%。
心不全を患った方で亡くなる、または一年以内に再入院する人の割合です。ヨーロッパだけで年間約20万回の冠動脈バイパス手術(CABG)が行われていますが、手術時の動脈遮断を原因に虚血再灌流障害という重篤な合併症を引き起こすことがあります。
これにより心室壁の筋層が薄くなり心臓の収縮性が弱まる(心臓を収縮させる心筋の動きが悪化する)ことで、心不全のリスクが上がってしまいますが、現状この傷害に
チョコレートでより良い世界を。2人のフィンランド人の挑戦
ヘルシンキ・ヴァンター空港内のショップ、または米国Whole Foodsでその美麗なデザインに目が留まり、お土産や自分へのご褒美として購入したことがある方は少なくないかもしれません。それはGoodioのチョコレート。2012年に生まれたフィンランド・ブランドは、ついつい周りや自分自身にプレゼントをしたくなるクラフトチョコレートです。
デザインへの拘りはパッケージの表面にとどまりません。中を開ける
代替肉先進国?フィンランド:サステナブルな食に強み
'Plant-based food / meat'
日本では「代替肉」や「プラントベースドミート」、「フェイクミート」、「植物性食品」、「代替プロテイン」など様々な訳され方があり、まだ呼ばれ方は統一されていないようです。
世界における市場規模は2022年にUS$10.9 billion(約1.5兆円)で、今後毎年平均12.2%での成長が見込まれています。
高い成長率の背景はシンプルで、国連による
SDGsは当たり前。北欧企業の魅力とは
初めまして。
外資系戦略コンサルティングファームのフィンランド事務所にて、GTM戦略や海外進出、M&Aやファイナンスを専門に日々お客様にサービスを提供させていただいております、藤井俊亮と申します。
早速ですが皆さまは「北欧」と聞いて、まず何を思い浮かべますでしょうか。
「ライフスタイル」、「福祉」、「教育」、「雑貨」、「オーロラ」、「デザイン」、最近では「サウナ」・・・といったところでしょうか