- 運営しているクリエイター
記事一覧
【#創作大賞感想】「ナースの卯月に視えるもの」で蘇る感情の波が前向きな私を作る
長くなりますが「ナースの卯月に視えるもの」の感想に入る前に私の母についてお話をさせてください。
私の母は呑気で怖がりで自分ひとりではどこにも行けないほど方向音痴でした。家の近所でさえ道に迷うので妹と大笑いしてからかいました。母は「馬鹿にして!」と怒るのですが仕方ありません。だって、信じられない迷い方をするのですから。
激しい方向音痴のせいでしょうか、姉妹でからかいすぎたせいでしょうか。いくつも
生きているナースの日常と源 /『ナースの卯月に視えるもの』読書感想文
小さい頃に入院をしたことがある。
おたふくかぜをこじらせて、無菌性の髄膜炎にかかった。
窓際のベッドで背中を出して丸まって、打たれる注射はとにかく痛かったことを、もう何十年も前のことなのにいまだに覚えている。
けれど、
入院生活そのものはなんだか特別で楽しかった。
父と母は共働きでずっとそばにいてくれたわけじゃないので、たぶんそれは、ナースの方達のおかげだったんじゃないかと思い返す。
あの頃
あのとき卯月がいたならば
この物語が、あのとき私のそばにあったら、どれほど救われただろう。
ため息とともに吐き出された思いを胸に、私は先ほどまで読んでいた本の表紙を、じっと見つめた。
穏やかな水面のような瞳でこちらを見るナース。
物語を読み終えた今、この表紙のやさしい色合いが、なおさら心に沁みてくる。
長期療養型病棟で看護師として働く、卯月咲笑には、患者の思い残したものが、《視えて》しまうという不思議な力があ
【読書感想文】ナースの卯月に視えるもの
Amazonへ投稿したレビューをまず転載します。
【これは慈愛の物語】
タイトルだけを読むと「ちょっとホラーかしら」と警戒してしまいました。良い意味で騙された気分です。だって卯月に視えるのは「優しい心が生み出す優しい世界」なのですから。その優しさを受信して卯月が動き出し物語が展開していきます。
看護の現場を緻密に心情豊かに描く「お仕事の場面」と日常的な「お食事の場面」を切り替えながら、主人
【読書日記】『ナースの卯月に視えるもの』
創作大賞2023別冊文藝春秋賞受賞作、秋谷りんこさんの
『ナースの卯月に視えるもの』が5月8日(水)に発売されました。
noteに掲載されている作品はもちろん受賞発表時に読んでいるのですが、改稿された書籍版を早速読了したので感想を。
舞台は長期療養型病棟。主人公である看護師の卯月咲笑の職場です。noteの原作の第一話を読んだ瞬間に、ああこの著者の方は医療従事者か、もしくはそのご経験がある方なの
「ナースの卯月に視えるもの」発売記念!5月6日新川帆立先生と秋谷りんこ先生トークショーリポート🙌
秋谷りんこさん、この記事だけは先生をつけて呼ばせてくださいね。
ではリポート始めます!
色々と楽しかったオフライン創作会が終わり、トークイベントが始まりました。
トークイベントについての詳細はこちら👇
オフライン創作会中、隣の部屋でりんこ先生が打ち合わせをしている姿をチラっと見ることができて感激しました。オフライン創作会で先乗りすると、こういうラッキーなこともあるんですね。でも、邪魔をし
創作大賞2024の新川帆立さん×秋谷りんこさんのトークイベントに参加した
2024年のゴールデン・ウィークの最終日に、note主催の創作大賞2024に関連した、小説家の新川帆立さんと秋谷りんこさんのトークイベントに参加した。
イベントは、11時からオフラインの創作作業をする時間と、16時からのトークイベントの二部構成となっていた。私は、11時から会場入りして、同じ創作を志す方との交流を期待していた。しかし、私が人見知りであることと、会場の雰囲気から、交流するところまで
ダフやんのオフライン創作会体験記♪
5月6日、notePlACEで新川帆立さんと秋谷りんこさんのトークイベントがありました。トークイベントで緊張しているとりんこさんが言っていたので
「ダフやんと応援に行きます!」
と申し込んだところ、豆島 圭さんが「オフライン創作会から参加しませんか?」と誘ってくれました。豆島さんの声掛けがきっかけでnotePLACE前での待ち合わせは、花丸恵さんと福島太郎さんにも広がり鬼に金棒状態です!
豆
創作大賞2024イベントのまとめ 新川帆立×秋谷りんこトークイベント
5月6日noteさん主催のトークイベント
創作大賞2023の大賞受賞者の秋谷りんこさんと、
小説家新川帆立さんのトークイベントが行われ
YouTubeでも公開されています。
でも、すぐ忘れてしまう自分のために
文字で書いて復習できるようにします。
めっちゃすごいお話だったから。
①デビューまでの軌跡新川さん
大賞をとっても、本が出るのは当たり前かと思いきやそうでもない現実があるのに、刊行予定通
創作大賞2024に向けて、noteイベントに行ってきました🌟
5月6日(月・祝)、ゴールデンウィークの最終日。
東京・四ツ谷にあるnoteplaceにて開催された、こちらのイベントに参加してきました!
なんと、昨年の創作大賞2023で別冊文藝春秋賞を受賞し、
5月8日(水)には文春文庫「ナースの卯月に視えるもの」を刊行される
秋谷りんこさんが
創作大賞2023にて審査員をされていた、あの新川帆立先生と対談されるということで、
イベントの発表があってすぐ
新川帆立さん×秋谷りんこさんのYoutube対談が、熱くて創作者に有意義だった
創作大賞2024のイベントで、新川帆立さん×秋谷りんこさんの対談を視聴した。
秋谷りんこさんは、まさに今日『ナースの卯月に視えるもの』を発売され作家デビューなさる。
お二方による対談は、そんなことまで話してくれるのか!と驚くくらいに、創作への取り組み方や熱量までびしびし伝わってくる。もっと聴いていたかった。
この日を待ってましたぁ!
noteで仲良くしていただいてる秋谷りんこさんのデビュー作、「ナースの卯月に視えるもの」がついに5/8発売ですってよ!( ̄∇ ̄)♡
私はさっそくAmazonで予約注文しました。届くのが楽しみです!
https://www.amazon.co.jp/dp/4167922193?psc=1&smid=AN1VRQENFRJN5&ref_=chk_typ_quicklook_imgToDp
【告知】5月8日発売!【宣伝】
創作大賞2023(note主催)「別冊文藝春秋賞」受賞作『ナースの卯月に視えるもの』
文春文庫 847円 (税込)
完治の望めない人々が集う長期療養型病棟に務める看護師・卯月咲笑。ある日、意識不明の男性のベッド脇に見知らぬ女の子の姿が。それは卯月だけに視える患者の「思い残し」だった——。彼らの心残りを解きほぐし、より良い看護を目指したいと奔走する日々が始まった。ナースが起こす小さな奇跡に心温ま