鈴々堂/rinrin_dou@昭真

鈴々堂管理人のゆりぱせりです。作家になりたいという夫の夢をかなえるべく、嫁がnoteで…

鈴々堂/rinrin_dou@昭真

鈴々堂管理人のゆりぱせりです。作家になりたいという夫の夢をかなえるべく、嫁がnoteでサポートしていこうというプロジェクト。 2024年1月1日、天赦日、一粒万倍日の吉日にあやかってスタートしました。 心にしみるエッセイやロマンを感じる時代物など。コメントは作者の昭真より。

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「鈴々堂 rinrin_dou プロジェクト」を始めます。

こんにちは。鈴々堂/rinrin_dou管理人のゆりぱせりと申します。 これまで韓ドラ沼のnoterとしてただただ韓ドラが好きという記事を書いてきて2年ほどになります。 noteでは…

【ショートエッセイ】"ありがとう"は一種類だけ

「ありがとう」にも2種類あるような気がしていた。 とりあえず口先だけであいさつのように言う「ありがとう」と、心の底から感謝の気持ちを込めて言う「ありがとう」。 た…

【ショートエッセイ】信じてくれてありがとう

子供の頃から野菜が嫌いだった。 その代わりお肉ばかり食べていた。 だから少しぽっちゃり体型だった。 お袋は何も言わなかった。 "もっと野菜を食べなさい"と言われたこ…

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毎朝、ジョギングをしていた時があった。 今は全く走っていないが・・・。 朝4時45分起き。 夏は暑いけど外は明るくて走るには問題ない。 冬は心が折れそうになる。 走り…

【GW企画】短編小説「ペイヴメント」に込めた作者の想い(あとがき)

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【GW企画】短編ファンタジー小説を書いてみよう

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エッセイが書けない時の対処法

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毎朝同じ駅の同じホームの同じ乗車位置で電車を待つ。 電車がやって来る束の間に、線路際にある雑草を見る。 最初はよく見かける雑草かと思っていたが、日に日に成長して…

「鈴々堂 rinrin_dou プロジェクト」を始めます。

「鈴々堂 rinrin_dou プロジェクト」を始めます。

こんにちは。鈴々堂/rinrin_dou管理人のゆりぱせりと申します。
これまで韓ドラ沼のnoterとしてただただ韓ドラが好きという記事を書いてきて2年ほどになります。
noteではたくさんの韓ドラ好きさんと出会い、記事を読ませてもらってスキしたり、スキしてもらったり交流させていただいてきました。

そしてこのたび2024年1月1日、天赦日×一粒万倍日という縁起のよい日にあやかって、以前から考えて

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【ショートエッセイ】"ありがとう"は一種類だけ

【ショートエッセイ】"ありがとう"は一種類だけ

「ありがとう」にも2種類あるような気がしていた。
とりあえず口先だけであいさつのように言う「ありがとう」と、心の底から感謝の気持ちを込めて言う「ありがとう」。

たぶんぼくが普段使っていたのは、口先だけの「ありがとう」だったんだろうなぁ。
何だかやってもらって当然だけど、相手に悪い印象を与えないように・・・。

その裏には自分の思いが見え隠れしていた。
そんなことぼくならいつもやっている。
それが

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【ショートエッセイ】信じてくれてありがとう

【ショートエッセイ】信じてくれてありがとう

子供の頃から野菜が嫌いだった。
その代わりお肉ばかり食べていた。
だから少しぽっちゃり体型だった。

お袋は何も言わなかった。
"もっと野菜を食べなさい"と言われたことがなかった。
カレーライスを作ってもらっても、野菜が入らないようにすくっていたけど、何も怒られなかった。
ぼくはそれに甘えて、ほとんどの野菜を食べようとしなかった。

小学生の高学年になって、こんな食生活をしていてはダメだと自ら悟っ

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【ショートエッセイ】騙されて悪いことなんかない

【ショートエッセイ】騙されて悪いことなんかない

例えばすごい高金利が得られると話を持ちかけて、大金を騙し取るような詐欺まがいな犯罪が後を経たない。

当然のことだが、人を騙してお金を騙し取るなど、許されない犯罪行為だ。

なぜか騙された方も、後ろ指を指されるような扱いを受けることがある。
騙されただけなのに、なぜそんなことになるのだろうか。

騙された人を責める人は、きっと欲ボケて一獲千金なんか狙おうとするからダメなんだって言うのだろう。

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【ショートエッセイ】キックボクシングを始めてみました

【ショートエッセイ】キックボクシングを始めてみました

50歳を過ぎてキックボクシングのジムに入会した。
妻に嘆願して、1年間という期限付きで許してもらった。

通い出した頃はただサンドバッグと戯れているようだった。
周りの強者たちの練習の様子を見ながら、見様見真似で練習を繰り返していたら、それなりの格好になってきた。

サンドバッグは思っていたより硬い。
それを素足で、渾身の力で蹴るから、両足は青く腫れ上がった。
妻は心配して退会を促した。
妻の立場

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【ショートエッセイ】あの5月の空を忘れない

【ショートエッセイ】あの5月の空を忘れない

今日も5月晴れの快晴だ。
空に雲ひとつない。
青一色だ。

暑過ぎないけど、適度に暑い。
Tシャツ一枚で過ごせる。
真夏と違ってジメジメしていないから、汗ばむこともない。
ずっと5月だったらいいのになぁ、と思う。

庭の草が一斉に生え出し、窓から見える木々が緑色に変わる。
人にも生きる活力を分け与えてくれているようだ。

家の窓から見える空の青と山を覆う木々の緑。
贅沢なコントラストだ。

高校を

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【ショートエッセイ】孤独とは・・・経験した人にしかわからない

【ショートエッセイ】孤独とは・・・経験した人にしかわからない

ぼくは孤独という感覚がよくわかっていない。
ずっと家族と暮らして来たからだろうか。

ぼくは単身赴任をしたことはあるが、会社に行けば同僚がいたし、たまにはお酒も飲んだ。
マンションにいるときは一人だったが、パソコンをいらったり、一人でふらっと出かけたりして、お気楽にやっていた。
それに2週間に1回は帰省していたし、一人が寂しいと思わなかった。

現代の世の中であれば、人と接触することは簡単だ。

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【ショートエッセイ】人が何かに夢中になると・・・

【ショートエッセイ】人が何かに夢中になると・・・

毎朝、ジョギングをしていた時があった。
今は全く走っていないが・・・。

朝4時45分起き。
夏は暑いけど外は明るくて走るには問題ない。

冬は心が折れそうになる。
走り出して身体が温まるまでは極寒だ。
走り出したら汗ばんできて、服を脱がなければならない。
汗だくだから、信号で止まった時に寒さをまた感じる。
何より真っ暗な中で走ること自体が気が重い。

5年近く走り続けただろうか。
今のぼくがあの

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【GW企画】短編小説「ペイヴメント」に込めた作者の想い(あとがき)

【GW企画】短編小説「ペイヴメント」に込めた作者の想い(あとがき)

ゴールデンウイーク企画として3日間にわたり掲載しました短編小説「ペイヴメント」はいかがでしたでしょうか。

皆様にはファンタジーと言ってしまいましたが、ミステリー色が強かったような気がします。
ミステリーファンタジーとでも言っておいた方がよろしいでしょうか。

ファンタジー小説を書いてみたいと思ったことは、以前にお伝えいたしました。
ぼくは建設業の仕事をしていて、その知識を活用できないかな、とも思

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【GW企画】短編小説「ペイヴメント」最終話

【GW企画】短編小説「ペイヴメント」最終話

 私は動かない口でうめき声をあげ続けた。その声が作業員たちに届く可能性は万に一つもないが、だれかに助けてもらうにはそれ以外に手立てがない。しかしその声も枯れ始めてきた。

 —もうここから出れないのか。

 そう思うと家族のことが頭をよぎった。私がいなくなれば妻と子はこれからどうやって生きていくのか。部下たちのことが頭をよぎった。私がいなくなれば悲しんでくれるのだろうか。

 この街に暮らす

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【GW企画】短編小説「ペイヴメント」第2話

【GW企画】短編小説「ペイヴメント」第2話

 —これはアスファルト特有の現象なのか。

 アスファルト合材の温度が高くなり過ぎると、敷き均した後に膨らんでしまうような現象でも起きているのか、私は安直にそう思った。

 それは次第に膨張を増し、掌くらいの大きさで2~3㎝くらいの高さにまで大きくなってきた。このまま大きくなってしまえば、車を走らせることができなくなる。

 今のうちに転圧し直しておかなければ、後から補修すればまた時間と金が

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【GW企画】短編小説「ペイヴメント」第1話

【GW企画】短編小説「ペイヴメント」第1話

プロローグ

『pavement』とは『舗装』を意味する。自動車がその上を走るアスファルト舗装の厚さはたった数cm。その中に次元の異なる空間が存在するとしたら・・・。

 夏の日差しがギラギラと照り付ける。太陽光線が肌に突き刺さるようだ。
 —なんでこんな真夏の炎天下に、屋外でバーベキューなんだ。
 額の汗を拭いながら部下たちに愛想笑いを浮かべてはいたが、私は心の中でそう思っていた。

 この街

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【GW企画】短編ファンタジー小説を書いてみよう

【GW企画】短編ファンタジー小説を書いてみよう

歴史小説が好きなので、ぼくが執筆する小説はどうしても歴史物に偏ってしまう。
小説の執筆に取り組もうと思ったら、どうしても歴史のことが真っ先に頭に浮かんでしまう。
"好きこそものの上手なれ"なんて言葉があるが、こんな偏った思考では、理想の小説家になんかなれやしない。

思い切ってファンタジー小説を書いてみよう。
新しい自分に出会えるかもしれない。
ただし不思議の国の妖精が出てきたり、宇宙の彼方の星で

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エッセイが書けない時の対処法

エッセイが書けない時の対処法

どうしても筆が進まない時がある。
表現が古くて恐縮だ。

毎日エッセイを書いているが、いつもはインスピレーションがあるとそのテーマに沿ってストーリーを考えてから書き出す。
これを一次インスピと勝手に呼ぶ。

この一次インスピがないと全く前に進めない。
何をどう考えても頭に何も浮かんでこない。
10分も15分も頭の中に一次インスピが降臨するのを待ってみる。

それで降臨して来る時もあれば、ダメな時も

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【ショートエッセイ】ヒーローショーの虚像とぼくの罪

【ショートエッセイ】ヒーローショーの虚像とぼくの罪

息子がまだ幼稚園に行く前の小さかった時のこと。
ぼくらはウルトラマンと怪獣の着ぐるみショーに出かけた。
当然ながら息子の喜ぶ顔が見たかったからだ。

息子と他のちびっ子たちは、着ぐるみショーに大興奮。
ウルトラマンがピンチになると大声で声援を送っていた。
最後はウルトラマンが◯◯◯◯光線を腕から発射して、怪獣をやっつけて、お決まりのハッピーエンド。

ショーが終わって息子がポツリと言った。
「何で

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【ショートエッセイ】似つかわしくない場所で咲く花

【ショートエッセイ】似つかわしくない場所で咲く花

毎朝同じ駅の同じホームの同じ乗車位置で電車を待つ。
電車がやって来る束の間に、線路際にある雑草を見る。

最初はよく見かける雑草かと思っていたが、日に日に成長していく。
いつの間にか黄色の大きな花を咲かせていた。
殺風景な線路に似つかわしくない綺麗な花だ。

なぜそんな場所で咲くのだろうか。
植物で溢れる草原や花壇が整備された公園や、似つかわしい場所はいくらでもあったはずだろうに。
そんなところに

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