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オドントグロッサムの種を植える 【短編小説】
イマナニガオコッテイルノカワカラナカッタガアタマガイタクテナキダシタクナッテルノガワカッタ
時は少し遡る。
少年は花屋で働いていた。叔母の知り合いが営む花屋で簡単なお手伝いをしていた。
少年は素直な子だった。というよりも感情を隠しなんてことが出来ない子だったのだ、でも取り立てて大きな問題はなかった花屋で働いる仲間たちが優しく自分のことを助けてくれるからと少年は思っていた。
少年は28年生
友達は"世界"みたいな考え 【エッセイ】
僕がよくお話しをする子に"世界"という子がいます。
その子にはなんだっていえるという信頼している子なんです。
けれど時たまイタズラをされたりもするので困ってたりもします。
でも言い訳をして構えず申し訳ないことをしたかなとも思ったりもします。
一生付き合っていくので大切にしなきゃなと思います。
みたいなことはなくて、そんな子は現実にはいないのですが、
僕は頭の中で最強で最凶な友達"世界"がいるので
ワルツの口 【短編小説】
「面白い話してよ。」
明るい茶色の長髪の酔っ払いはじめた女がそういった。
経験値が足りないながらも頑張ってみたものの結果は惨敗、話の振り方が悪いとか、話を聞く態度があれじゃどんな話を知ったて無駄だみたいなことを心の中で悪態をつきながら帰路を急ぐ。
終電近い駅の改札でこれまた酔っ払った団体さん達が別れの挨拶をしている。
うるせぇ、声のボリューム狂ってるんだよこの酔っ払いどもとこれまた心の中で悪態を