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ベトナム人の小津安二郎映画に対する感想
冬休み、帰国しないで暇そうにしているベトナム人を誘って、大学の図書館で一緒に小津安二郎監督の「秋日和」を見た。
きっかけは、彼が日本の文化に興味があるということで、私が好きな監督の映画を一緒に見ることになったのだ。
jullias suzzyさんのこの記事を読んでから、ずっと小津安二郎映画が見たかった。
図書館の閉館時間が途中できてしまったので、最後までみることはできなかったが、彼の評価は低かっ
マックで愛について語る
最近恋人ができた男友達から、「遊びにいかないか」と誘われ、彼女と遊べばいいのにと思っていると、どうやら彼女はいま台北にいなくて彼は暇らしい。
夕食後、マックに入って、ポテトにアイスクリームをつけながら恋愛関係の話になった。
I love youと彼女にいったのかと友達に聞けば、まだだという。彼女の方からは、言ってくれたが、「僕からはまだ愛の言葉の重みをお互いに理解するまで言えない」らしい。さらに
休暇には、旅行に行け
いま大学は冬休みである。閑散としたキャンパスを歩いて、図書館に行き、フロアーにひとりかふたりしかいない閲覧室で論文をかいたりしている。
冬休みになる直前の一週間、5人ぐらいのひとに「日本に帰るのか?」と聞かれた。帰る予定はないといえば、決まって「なぜか」と聞かれる。なんとなく帰らないだけで、明確な理由はない。なぜかときかれるたびに、適当な理由をでっちあげて納得してもらっている。
冬休みに入って
That's why you should learn Chinese
授業にゲストスピーカーが来た。ゲストスピーカーは英語がそこまで堪能ではないので、受け持ちの先生が中国語から英語に随時通訳してくれる。
ふと、後ろの席に座っていた台湾人が話しかけてきた。「もし先生の通訳がなかったら、何言っているかわからない?」と。「うん、ぜんぜん」というと、「だから、中国語を学ばなきゃだめなんだよ」と言われた。そして、彼女はそのあとを続けることなく、会話はそこで終了した。
私はその
ヘッドフォンをしているひとに話しかけて良いのか
キャンパスで知り合いとすれちがって、こちらは気づいているがあちらが気づいていないとき、しかもヘッドフォンをしているとき挨拶をしていいのか迷ってしまう。
ヘッドフォン装着は、話しかけるなという世界共通のルールだとだれかが言っていた。例えばカフェで集中して勉強しているときとか。
そして前述の場合だと、おはよう、と声をかけて相手にまったく届かなかったとき、私のおはようが空をただよって死んでしまうのが
英検もっていない私が海外の大学院で生き残る秘策
先日、大学のときの友人と電話したときに「そういえば、授業は全部英語なの?」と聞かれた。「そうだよ」といえば、「無理でしょ?」と笑われた。
たしかに、無理なはずなのに、どうして一学期は生き残れたのかとふりかえってみる。
1.分からない授業は無視する
基本的に、授業は半分しか聞き取れない。先生がジョークを言って、みんなが笑っても、私はひとりきょとんとしていることがある。
分からない部分は、どうしよ
Uninvited Guest
深夜終電を逃したので、友達の家に泊っていいかと聞くと、しばらくして「おいで~」との返事が。
私はコンビニでおやつを買って、真夜中の台北の街をシェア自転車で走る。友達の家に着いて、LINEをすると「いま階下に降りるね」と。
久しぶりに友達とまったり話せると思うとうきうきした。
家に入ると、友達が最近仲良くしている男性がソファに座っている。「やあ、透子」。私はびっくりしてしまった。まさか彼がここにいる
数人のクラスメートから、日本と家族は大丈夫ですかと心配してもらって初めて、地震と災害のことを知った。検索してようやくニュース記事をみてびっくりした。新聞やテレビを見ていないと、こんなふうに情報から取り残されるのかと気が引き締まった。3.11を経験しているので、心が苦しい。
シナモンロールの匂い
まったく関係のない場所で、ある特定の匂いがするときがたまにある。ふと部屋に入ってシナモンの匂いがしたような気がした。もちろん、部屋にシナモンはない。
先日、婚約者が台湾に遊びにきたときに、一緒にシナモンロールを食べたのを思い出す。自分の部屋の景色が一瞬消えて、わたしは記憶のなかにひきずりこまれる。
わたしは再びカフェで婚約者と一緒にいる。シナモンロールの上にのったアイスクリームが溶けかけている。右
2023年の願望とその達成率
引き寄せの法則というのがあるそうで、2022年の終わりに、Pinterestでみつけた2023年にしたいことを切り貼りして、パソコンのロック画面に設定し、パソコンを開くたびに目に入るようにしていた。
当初の願望は、台湾に留学する、メキシコに行く、色々な国からの友達をつくる、素敵なレストランで食事する…などなど。
実際にできたのは、台湾での語学学校と大学院進学、ヨーロッパからの友達と台南に行くこ