記事一覧
副所長のフィンランド視察記(2024年度第1回産業OD勉強会)
2024年度の第1回産業オープンダイアローグ勉強会を4月25日にオンライン開催しました。年度初めでみなさんお忙しかったのか参加者は6名でした。
今回は副所長の春日が話題提供しました。我々が取り組んでいるオープンダイアローグは、フィンランドの西ラップランド地方にあるケロプダス病院で生まれましたが、昨年、ケロプダス病院は地域の医療センターに吸収され、その役目を終えたとのことでした。その辺の事情も含
学会参加報告:交流分析学会2024その2 講習会
交流分析学会2024の2日目は講習会でした。1日目はこちらをご覧ください。天気が良くてよかった!
【門本先生の「関係性交流分析」】▼寝坊!遅刻!!
2日目は完璧に寝坊して1時間遅刻!ワークショップだから途中からは入れてくれないんじゃないだろうか!?とドキドキしながら会場に向かったけれど、教室入り口の前を通ったら、わざわざ大会長が廊下に出て迎え入れてくださいました。感謝。
午前の講師は大正
【申込開始】公開型オンライン研修(管理職のためのメンタルヘルス・ラインケア研修、ハラスメント対策研修)
当社では「管理職に研修を受けさせたくても対象者が少なく、毎年の実施が難しい」「業務上、一度に人数を集めづらいが、複数回開催するとコストがかさむ」などのお困りの声にお応えして、公開型オンライン研修を毎年行っております。
昨年度好評だった管理者向けのメンタルヘルス・ラインケア研修とハラスメント対策研修の2種を今年度も実施いたします。
本研修の特徴は、事例を通じて理解を深め、具体的な対応方法を
首尾一貫感覚(SOC)と復職支援(JES通信【vol.178】2024.3.12.ドクター米沢のミニコラムより)
今回の記事はすでにnoteに掲載したもの(資料1)をJES通信コラムのために加筆したものです。内容は基本的に同じです。ご了承ください。
先月のJES通信vol.177で、当社のリワークプログラムに関する産業ストレス学会での発表を紹介しました。この内容を少し詳しく解説した記事を、産業ダイアローグ研究所noteに掲載したところ(資料1)、短期間のうちに多くの方が見てくださり、関心の高さがうかがえ
産業ストレス学会発表:外部EAPの内面化が企業の問題対応能力向上に寄与
当社中部支社のカウンセラー、夏目こころが、2023年12月の第31回日本産業ストレス学会(資料1)にて「企業における外部EAPの内面化のプロセス検討」と題して一般演題発表を行いました。
▼研究の目的、方法
ある企業において、通常のEAPサービス(電話・メール・面接相談)とカウンセラーによる企業訪問(派遣相談)を組み合わせた形式での休職復職支援を約7年間にわたり実施し、従業員だけでなく、上司
産業オープンダイアローグ研究会2023報告
産業オープンダイアローグ研究会(勉強会)の報告をまたまたさぼっておりました。2023年5月に第1回勉強会の報告をして以来になります。2023年度は以下のような内容で6回実施しました(zoomによるオンラインのみ)。
いずれもエキサイティングで面白かったのですが、内容が多岐に渡り過ぎて、米沢が文章にまとめきれなかったというのが正直なところです。講義や会議と違ってそれぞれが感じたことを言葉にして
人は、目に見えないものは信じにくいのか
1.感染の二極化 この冬の流行(いわゆる第10波)は2月初旬にピークアウトしたようですが(資料1)、みなさんの周囲では「体調不良」でお休みされる方、あるいは無理に出勤される方も少なくないのではないでしょうか。一部ではコロナの抗原検査で感染を確認し、療養される方もいますが、「風邪くらいでは休まない」という考えが復活したのかもしれません。
コロナ病棟のドクターの話を聞くと、この冬はコロナの肺炎が増え
フジEAP健康経営実践研究会で講演
2月に行われた株式会社フジEAPセンターの健康経営実践研究会で、オープンダイアローグの紹介をしてきました。
---------------------------------------------------------
講演名:フジEAP 2023年度 健康経営実践研究会
繋がること。話すこと。
~ 2 on 1 ミーティングでメンタルヘルス対策を見直す ~
日 時:20
産業ストレス学会発表:首尾一貫感覚が復職継続の指標になる可能性
2023年12月に行われた日本産業ストレス学会では、当社から米沢を含め3人が登壇しましたが(資料1)、今回は組織コンサルテーションチーム槇本英典による一般演題発表の内容をご紹介します。
演題名:メンタルヘルス不調により休職した労働者を対象とした1か月間のEAPリワークプログラムの復職準備性および復職継続への効果
発表者・共同演者:槇本英典1)、榎本正己1)、清野俊充1)、吉田耕平1)、安原京
震災とコロナ5度目の冬(JES通信【vol.177】2024.2.13.ドクター米沢のミニコラムより)
1.震災後のメンタルヘルス 能登の震災から1ヶ月が過ぎました。当初は被害の全貌がなかなか明らかになりませんでしたが、日を追って入ってくる映像や情報に愕然とした方も少なくないのではないでしょうか。地盤が4m(二階建て住宅の高さ)隆起したとか、海岸線が数百m沖に動いたなど、想像を絶する事態に言葉を失いました。
▼被災者の回復の二極分化
大災害が起きた時、まず自分の命を守り、可能な範囲で救助に動
埼玉いのちの電話研修講師:自死問題への取り組み
▼埼玉いのちの電話に関わるようになった経緯
2023年11月、今年度も電話相談員の研修で、自死(自殺)の講義を行ってきました。
社会福祉法人埼玉いのちの電話のお手伝いを始めたのが1991年ですから、もう30年以上のお付き合いになります。電話相談員の研修で自死について講義をしてもらえないか、と声をかけられたのがきっかけでした。私は筑波大学の大学院で稲村博先生に指導を受けました。稲村先生は日本の
2024年冬における抗原検査キットの活用
▼コロナの動向と抗原検査の意義○コロナの動向
研究所noteでは新型コロナウイルスに関する情報も定期的に取り上げてきました。この冬もこの冬も12月から増え始め、年明けから急拡大しています(資料1)。オミクロン系になって感染力はインフルエンザの3倍などとも言われており、この冬も多くの方が感染する可能性があります。何とか賢く乗り切りたいものです。
○抗原検査は自分の感染を確認し、他人にうつさな