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読書感想文

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「創るセンス 工作の思考」を読んで

「創るセンス 工作の思考」を読んで

森博嗣さんの「創るセンス 工作の思考」を読んだ。

これは、先日こちらにも感想を書いた「自由をつくる 自在に生きる」

と同時期に書かれた本だ。

あとがきに根底のコンセプトは同じだと書いてあったが、僕もそう感じた。

「自由をつくる 自在に生きる」を読むまで

森さんの著書は小説しか読んだことがなかったが、

「自由を〜」を読んでから小説以外の作品も読んでみたいと思い、

まずはこの作品を選んだ

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「躁鬱大学」を読んで ~自分なりのまとめ:自分らしく生きるとは~

「躁鬱大学」を読んで ~自分なりのまとめ:自分らしく生きるとは~

坂口恭平さんの「躁鬱大学」を読んだ。

感想は「気持ちがとても楽になった」だ。

坂口さん、本当にありがとう、と言いたい。

この「躁鬱大学」を読んで僕が感じたことなどを、記しておこうと思う。

ただはじめにお伝えしておきたいのは、

この記事は僕が読んだ「躁鬱大学」の感想なので、

あくまでも僕の「主観」だ。

なので、この記事を読んで何か感じるところがあれば、ぜひ実際の書籍や

後述の神田橋語

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「自分の中に毒を持て」を読んで

「自分の中に毒を持て」を読んで

岡本太郎の「自分の中に毒を持て」を読了。

昨日公開した森博嗣先生の「自由をつくる、自由に生きる」の前に読んだ。

岡本太郎は「芸術は爆発だ!」と大阪万博の太陽の塔の人、

くらいのことしか知らなかった。

あとは、天才芸術家(なんだろうな)ということ。

この本のレビューを見ると

「難しい」「やっぱり天才の本」

のようなコメントが散見されていた。

ただ僕はこの本を読んだあと、

岡本太郎が

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「自由をつくる 自在に生きる」を読んで

「自由をつくる 自在に生きる」を読んで

森博嗣先生の「自由をつくる 自在に生きる」を読了。

元々森博嗣先生の作品は好きで、

S&Mシリーズの「全てがFになる」からハマった口。

自分が理系ということもあり、

あの論理的なミステリー小説は本当に傑作だと思っている。

そんな森先生が”自由人”であることを、

以前こちらでも感想を書いた「「違うこと」をしないこと」で知った。

ミステリー小説以外にも作品があるんだ、と思い、

さらに今

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「自分の薬をつくる」を読んで

「自分の薬をつくる」を読んで

坂口恭平さんの、「自分の薬をつくる」を読んだ。

なんだか、目から鱗というか、なるほどなぁと思った。

僕も躁鬱病、とはいっても死にたいと思うことはあまりないが(消えたいと思うことはあっても)、日々の生活で大きく一喜一憂することは多々ある。

読んでいて特に心に残ったのは、「積極的な自閉」「嫌なことはしない、逃げる」「インプットが多すぎるからアウトプットする」ということ。

小学生のころにいじめら

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「自由であり続けるために」を読んで

「自由であり続けるために」を読んで

最近、立て続けに本を読んだので、まずはその1冊について感想を述べる。

1ヶ月前くらいに知った、四角大輔さん。

「NOISELESS WORLD」というポッドキャストを聞き始めて、興味を持ったので、早速著書を購入して読んでみた。

感想として「自分が20代の時に読みたかった」が一番。

とはいえ、40歳を超えた今読んでも、十分ためになると、僕自身は思った。

むしろ、体調も良くなってきた今だから

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「ゆるい生き方」を読んで

「ゆるい生き方」を読んで

久しぶりの投稿です。

ここ数ヶ月で、何冊か本を読んだので、それらのレビューを

簡単にしたいと思います。

まずは、本田直之さんの「ゆるい生き方」。

これも、四角大輔の本に続き、もう少し若いころに読んでいたかった、

と思える本でした。

といっても、今読んでも自分としては参考になる内容でした。

最近の自身のことに関係して、一番ためになったのは

「贅沢品のために働かない」ということです。

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働き方を考えさせる本を読んで

連投となってしまいすみません。

「働き方を考えさせらえる本」というタイトルを読んだのではありません…

読んだ本は以下の2冊です。

「50歳からの逆転キャリア戦略 「定年=リタイア」ではない時代の一番いい働き方、辞め方」前川 孝雄著

「働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える」村山昇著

まず前者から。

僕はまだ50歳ではありませんが、30代後半~40代の方が読んでも全然OK

だと思い

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「明日の子供たち」を読んで

「明日の子供たち」を読んで

久しぶりに小説を読みました。

しかも、推理小説以外で。

有川浩さんは、前から気になっていて、

この本もだいぶ前に買ったのだけど、読めていませんでした。

結論から言うと、とても良かった。感動しました。

これまで小説はミステリーしか読んでこなかったけど、

この本を読んでミステリー以外も読みたいと思えるようになりました。

小説を読んで泣けるというのは初めてでした。

この話は、虐待にあった

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『「違うこと」をしないこと』を読んで

『「違うこと」をしないこと』を読んで

今年に入り、自分の中の初期設定をリセットしようと思い、

あるきっかけで吉本ばななさんの

『「違うこと」をしないこと』

にたどり着いたので、読んでみました。

なぜ初期設定をリセットしようかと思ったかについては、

この文章の中にもきっかけが書かれていますが、

これまでにもnoteに書いている通り、今後の生き方を考えていく中で

自分の中の初期設定をリセットしてみよう、

と言う考えに至りま

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