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#140字小説『(やきもちを)焼けばふわふわ』/お題:フランスパンの日/Xへポスト11/28

2023年11月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『(やきもちを)焼けばふわふわ』

高級食パンが流行っても、浮気せずにフランスパン派な彼女。
サバサバ系女子に似合ってる。

突然、彼女にバゲットで殴られた。
「杖を意味するが、食べ物だからやめなさい」
携帯を盗み見て、浮気と勘違いして泣いている。
意外と水分量が多いんだなと妙に感心する。
俺への愛もパサついていないようだ。

2023年11月28日作

◆11月28日は「フランスパンの日」なので
 自主お題として創作しました。

ベーカリー関係の会社などで構成されている「日本フランスパン友の会」が
制定したそうです。
日付は「いい(11)フランス(2)パン(8)」の語呂合わせから。
ボジョレーヌーボーの解禁日である11月の第3木曜日に近いことから、
フランスパンを楽しむのに最適な時期であることも理由の一つみたいです。
日本におけるフランスのパン食文化の浸透が目的のようです。
「日本フランスパン友の会」は、フランスパンの製造技術の向上と普及など
を行っており、ベーカリーワールドカップに日本代表選手を派遣している
らしいですよ。

【本文の補足】

サバサバ系女子と思われていた(そう見せかけていた?)彼女ですが、
彼氏の携帯を盗み見てしまうなど、実はサバサバ系とは言い難い性質の
ようですね。
浮気を勘違いして、やきもちを焼いたら、心や行動が落ち着かなくて
揺れる様子(=ふわふわ)が見受けられます。
一方、彼氏は落ち着いて彼女を観察する余裕まであって、どこか満更でも
ない様子がうかがえますよね。
でも、食べ物で人を殴るのは、やめましょう……。
バゲットは、「杖」や「棒」などの意味を持つ、フランスパンの一種。
 小麦粉、塩、水、イーストのみで作られる、フランスの伝統的なパン。
 基本サイズとして、重さは350グラム、長さは65センチメートルと
 フランスでは定義されているようです。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

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