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「根っからのポジティブじゃないけどメンタルは強くなりたい」問題を解決する方法

僕は昔から生きるとか死ぬとか、幸せとかについて思いを巡らせてきた。同年代の人たちと比較すると、かなり長い時間をそういったことに費やしてきたほうだと思う。その良し悪しは置いておいて今回は、その過程で自分の中で確立した「ドM思考法」について紹介してみる(名前が下品で申し訳ありません。インパクトがありかつ簡潔に表現できるので、ご容赦いただきたい)。

この思考法、ひとことで言ってしまえば「全てを楽しむ感覚を磨く」ということである。一般にドMというと性的なニュアンスが強いが、本記事における意味合いは「人から攻撃されたり苦痛な状況に陥ったりすることを楽しむ傾向が甚だしい人」と思っていただきたい。

転んで怪我をしてしまっても、人から冷たい態度をとられても、お金がなくて欲しいものを買えなくても、とにかく何か大変なことや辛いと感じることがあっても、それを「楽しいこと」「喜ばしいこと」として受け入れる。そのような強烈な変態性(ドM力)を自己の中に持ち、育むのである。

あなたにもきっと経験があるだろう。辛くて涙を流した日、どうしようもなく悲しいとき、己の無力さに絶望したとき、もう自ら命を絶ってしまおうかと考えたとき。コップから水が溢れ、キャパオーバーの状態になったこと。

「ドM思考法」は、コップそのものをなくしてしまえ、という考え方である。キャパシティーなんて存在しない。あるのは水のみ。コップが存在しないので、水がこぼれる心配をする必要もない。必然的に、キャパオーバーという状態も生まれない。

これを自分の中で実践するのがドM思考法であり、変態的で強靭なメンタルを理論的に生み出すことができる。

この思考法を身に着け上手に使いこなすことができれば、怪我をしたって、人から冷たくされたって、斜め上の精神力で困難を切り抜けることができる。事実、僕はこの思考法を実践し始めて約10年経つ。

もともとは、どうすれば落ち込まずに済むか、あるいは、落ち込む時間を最小限に抑えられるかを考えていた(落ち込むことが良くないと言いたいのではなく、メンタルのブレが日常生活に支障を来さないようにしたかった)。また、もしそれが実現可能で、横展開できるのであれば、自殺する人を減らすことにもつながると思った(それっぽいことがそれっぽく書かれている公的機関のレポートよりも実用的なはずだ)。

そうこう考えているうちに、さっきのキャパシティーという問題意識が生まれ、解決策としてのドM思考法を編み出した(本当はもっと論文とか学術書とか読んで情報収集したり、問題の解決方法について学んだりしたけど、そこまで書くと長くなりすぎるし、小難しくなるので今ここでは深堀りしない)。

なので要はこの「ドM思考法」、ふざけた名前のわりに芯はある。

「根っからのポジティブじゃないけどメンタルは強くなりたい」というタイトルにつられ記事を読んでくれた方にとっては、試してみる価値はあるものだと信じている。

最後に、この思考法を誤用すると、命は残っても社会的な立場を失いかねないということを付け加えておきたい。「何でもかんでも楽しい!」と奔放にしていると、気づかぬうちに何かを失っている可能性がある。

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